道東のさお前コンブ漁は2日、釧路市東部漁協を皮切りに始まった。4日も操業し、6日現在2回出漁。同漁協によると、例年に比べ成長は遅めで、数量的に若干少ないという。
歯舞漁協昆布漁業部会はこのほど、有限会社サンユーエンジニアリング(厚岸町)の廣瀬徳市社長を招き、講演会を開いた。部会員や職員ら約150人は、同社特許技術を駆使した雑藻駆除と鉄粉散布などによる漁場造成の説明に耳を傾け、漁場・資源管理の重要性を再認識した。講演会はコンブ生産向上を目指し、平成19年から毎年開催している。
羅臼漁協の養殖コンブが今季も流氷被害に見舞われた。被害規模に個人差はあるが、全滅に近い着業者もいるという。
着業者は毎年行う施設浮上作業時に被害状況を確認。上側(半島元側)、下側(同先端側)両方とも被害が見られ、施設のロープが切断したり、コンブが擦り切れたりしていたという。
戸井漁協汐首地区など道南の天然コンブ漁では、「カギ引き」という漁法でマコンブやガゴメを水揚げしている。ロープにつないだカギを海中に投入。船を走らせて引き、カギにコンブを絡ませる漁法だ。マッカ(さお)によるねじり採りに比べ「労力面での負担が小さい」(着業者)のが利点で、マッカが届かない深みに適している。
南かやべ漁協のコンブは、天然が昨年以上の生産が見込まれている。主力の促成も順調に推移。2年養殖は大減産だった昨年実績を上回る計画数量だが、同漁協は「生産回復とはいえない」と指摘する。
戸井漁協釜谷地区で、促成の間引きコンブの製品化が終盤を迎えている。 その日の天候状況によって乾燥時間は異なるが、晴天で程良い風が吹く日は、午前6時~6時半ごろに干し始め、午後2~3時には乾くという。
コンブ主産地の一つ、根室市歯舞の沿岸にことしも流氷が接岸した。「異例」という4月に入ってからの接岸では、大型の氷が浜に寄り上がった。歯舞漁協のコンブ着業者は「流氷でちぎれたコンブが浜に寄っている」と話し、漁場の状況を心配している。
礼文島の天然コンブは今季、繁茂上々と指摘する声が多く、着業者は「順調に成長すれば好漁が期待できる」と夏場の操業を待ち望んでいる。
天然コンブ着業者は各自、養殖の手入れや浅海漁業などの際に天然漁場の状況を把握。「昨年の倍はある」と指摘する漁業者もいる。
北海道水産物検査協会がまとめた平成25年度道産コンブ格付けは、前年度比20%減の1万4931トンと過去最低の実績となった。主産地では釧路が微減にとどまったものの、宗谷は半減。渡島や日高、根室も前年度実績を20~30%下回った。