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新聞記事

2024年5月の記事一覧

掲載日:2024.05.27

前浜産「仕立て」注力


 積丹町の鮮魚卸・有限会社丸み三上商店(三上一孝社長、電話0135・45・6102)は3年ほど前から「仕立て」技術を追求した前浜産魚介の高付加価値化に取り組んでいる。漁業者と連携し、活ソイをはじめアンコウやサクラマスなどで手掛け、札幌市中央卸売市場などに出荷している。


掲載日:2024.05.27

タコ加工品通年出荷で需要伸長、他魚種に波及効果


 ひやま漁協乙部支所ナマコ協議会の加工部門(日沼賢澄部門長)は4年ほど前から前浜産タコの加工品を製造し、町民向けの販売やふるさと納税返礼品のほか、レストランなど飲食店を中心に需要が伸長。コロナ収束後は通年出荷に取り組んでいる。


掲載日:2024.05.27

増毛漁協コンブ漁場再生成果-育てる漁業特集-


 前浜資源の維持・増大に欠かせない海藻藻場。増毛漁協(石田和夫組合長)は2004年から海中に鉄分を供給する日本製鉄株式会社の鉄鋼スラグ製品「ビバリーユニット」の設置に取り組んで、磯焼けで減少したコンブ漁場の再生・回復の効果を実感している。22年にも設置地区を拡大した結果、藻場造成を確認。22年度に引き続き、今年3月19日にJブルークレジットとして認証された。


掲載日:2024.05.27

期待高まるサーモン養殖、新たな漁獲資源の創出目指す


 海洋環境の変化を受けたサケの来遊不振、スルメイカやサンマなど回遊性魚類の水揚げ低迷など天然資源をめぐる漁業環境が不安定化する中、道内でも回転ずしなど生食需要で人気の高いトラウトサーモン(ニジマス)を主体にサケマス類の試験養殖が拡大。新たな漁獲資源の創出を目指している。


掲載日:2024.05.27

ICTで次世代型生産

「海氷」を使ったサーモンの冷やし込み


 NESIC陸上養殖株式会社(佐藤将司社長)が運営する山梨県のトラウトサーモン陸上養殖施設「富士・桂川ファクトリー」は、ICT(情報通信技術)を駆使し、養殖工程の省力化・自動化に注力している。鮮度保持設備には株式会社ニッコーの「連続式シルクアイスシステム海氷」を導入。富士山の伏流水に塩を混ぜた塩水で「シルクアイス」を生成し、血抜き後の冷やし込みなどに活用している。


掲載日:2024.05.27

オ海北部本操業海区でスタート

本操業海区で始まった枝幸漁協のホタテ荷揚げ作業(5月20日、枝幸港)


 オホーツク海沿岸のけた引は、北部4単協(宗谷・猿払村・頓別・枝幸漁協)が5月20日までに本操業海区での水揚げを開始した。宗谷の日産は340トン、猿払村は300トンのスタート。漁場造成、稚貝放流と並行して始めた漁協もあり、6月から全船そろっての本格操業に入る。


掲載日:2024.05.27

貝殻さお前来月15日解禁


 歯舞漁協は23日に理事会を開き、貝殻さお前の解禁日を6月15日に決定した。5月16日に実施した前浜(太平洋側)の資源調査で、浅場中心に流氷接岸の影響が残り着生・生育状況が芳しくなかったことを考慮し、例年に比べて解禁日を半月遅らせた。同漁協は毎年、前浜調査の結果などを踏まえて貝殻さお前の解禁日を決めている。近年はロシアによる軍事侵攻の影響で操業条件を決める日ロ交渉の妥結が遅れた2022年を除き6月1日に解禁していた。資源状況を考慮して解禁日を遅らせたのは17年以来となる。


掲載日:2024.05.27

枝幸漁協ミズダコ出足好調

順調な水揚げのミズダコ荷揚げ作業(5月20日、オホーツク枝幸漁港・乙忠部地区)


 枝幸漁協のミズダコ漁が出足好調だ。5月開始のいさり樽流し漁を中心に1隻で日量平均300~400キロ、多い船は500キロ以上の水揚げ。阿部克彦タコ部会長は「昨年より多くサイズも大きい」と話し、継続することを期待する。一方、浜値も堅調だ。不漁かつ引き合いの強かった昨年より3割ほど下回るもののキロ900円台の好値を付けている。


掲載日:2024.05.27

安定供給実現に努力


 道漁連(阿部国雄会長)は23日、札幌市の札幌パークホテルで「道ぎょれん会 お取引先懇談会」を開いた。昨年を上回る171社、246人が参加。道産水産物を取り扱う消費地の得意先企業、道内漁協工場・産地加工、購買関連資材業者など提携先を招き、広く親睦を図る機会を創出。生産力の安定・維持、道産水産物の消費拡大に向けた取り組みを進めることを示した。


掲載日:2024.05.27

いぶり中央漁協サクラマス増産

増産傾向のサケマス(5月16日、登別漁港)


 いぶり中央漁協の春定置は登別地区と虎杖浜地区の2軒が操業し、4月1日以降の漁獲尾数は15日現在で両地区合わせてトキサケ938尾(2.2トン)、本マス5万519尾(56トン)と昨年を上回る数量で推移している。サケマス類全体では7万7956尾(85.4トン)、3679万7364円(税込み)。


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