野付漁協でホタテ漁と秋サケ定置網漁に着業する藤村亮太さん(41)の地域活性化を目指す活動が浸透してきた。運営母体となる「RINC」(リンク)の代表として、復活した打ち上げ花火大会を継続させるため飲食イベントなど精力的に展開している。このほど別海町で開催された「別海アイスマラソン」ではRINCが主体となってアワードパーティーを実施。地元のホタテやホッキ料理を振る舞い、尾岱沼で水揚げされる水産物のPRにも一役買った。
海上保安庁は、2025年の海洋汚染の現状をまとめた。日本周辺海域で海保が確認した海洋汚染の件数は前年から39件増の455件で、2年連続の増加。直近10年の平均件数(433件)を上回っており、引き続き油と廃棄物による海洋汚染が高い割合で推移している。
全国スーパーマーケット協会主催の商談展示会「第60回スーパーマーケット・トレードショー2026」が18~20日、千葉市の幕張メッセ全館で開催された。主催者企画では、小売における冷凍関連売り場の拡大と売上増、時短簡便ニーズの高まりを受け「冷凍ゾーン」規模を拡大。各ブースでも冷凍をテーマに出展する企業が目立っていた。来場者は新たな商品の発掘や売り場作りを考える情報交換の場として活用していた。
株式会社SAKAMA(東京都、柴田壮潤社長)は水産流通のデジタル化を推進するプラットフォーム「サカマオーダー」を展開している。仲卸業者と飲食店間のLINEでの注文を人工知能が自動で認識・整理する仕組みで、2月から本格的な導入支援を開始した。初期費用は無料で、まず2週間の無料体験から利用できる。
岩手県の三陸沿岸、大槌町にこのほど、ウニの陸上蓄養に取り組む試験研究施設が完成し、18日に開所を祝うセレモニーが行われた。町と自動車部品メーカーのトヨタ紡織株式会社(愛知県刈谷市)、トヨタ紡織東北株式会社(岩手県北上市)、岩手大学が連携協定を結ぶプロジェクトで、磯焼け対策として間引いたウニの蓄養技術を確立し藻場の再生・保全を目指す。将来的には蓄養ウニを観光資源に活用するなど地域活性化も視野に入れる。
岩手県の宮古市魚市場で、今月から毛ガニの出荷量がまとまっている。昨年12月の解禁から1月末までの水揚量は1トンに満たなかったが、2月は18日現在で8トンを超え、昨年同月並みの数量となっている。キロ平均単価は前年同期比19%安の約3400円(県水産技術センター水産情報配信システム調べ)。12日からの1週間で1トンを超えた日は4日あり、漁業者らは活気づいてきた漁模様に期待を寄せている。
函館市、北海道大学地域水産業共創センターは16日に南茅部総合センター、17日に戸井西部総合センターで「令和7年度函館市水産産学連携交流会」を開いた。漁業者や漁業振興に携わる関係者の連携を深めるとともに、研究成果や地域漁業のニーズなど各情報を共有することなどを目的に2007年度から実施。今回は研究者らがコンブ(3月2日付掲載)やキングサーモン完全養殖、ブルーカーボン、魚の鮮度保持などについて講演した。
留萌管内の2025年度三陸向け半成貝出荷量は、前年度より約2割多い1100トン余り。新星マリン漁協が1月以降、臼谷・鬼鹿地区合わせ160トン、北るもい漁協苫前地区が残り30トンの出荷を見込み、3月上旬までに終える予定。昨年末時点で小ぶりだったが、年明けから成長が進み例年並みとみられる。
財務省の通関統計によると、2025年の食用干し昆布の輸出数量は前年比3%減の326トンと過去10年間で最も少なかった。一方、キロ平均単価は上昇傾向が続いており、25年は3千円を超えた。全体の輸出数量は09、10年が600トン、11年以降は400~500トン台で推移していたが、24年は道産コンブの大減産で主力の台湾向けが落ち込んだことが影響し338トンに減少。25年はそれを若干下回った。キロ平均単価は9年連続で前年価格を上回り、25年は前年比16%高の3348円に。10年前の15年と比べると2.1倍。利尻や真昆布など各銘柄を輸出するコンブ業者は「昨年は価格が上昇した中で動きとしてはそれほど悪くなかった印象だが、今年はどうなるか」と懸念する。
小樽市漁協のニシン刺網漁は1月21日に解禁。ニシンの水揚げは漁開始から14日現在の累計で前年同期比7.6%減の165トン。一方、金額は30%増の7227万円(税込み)、キロ平均単価41%高の438円の高値基調となっている。月別では1月が前年同期比28%増の97トン。一昨年に比べ20トン少ない。2月は14日現在で68トン程度。2日が22トン、3日が7トン、4日が10トン、9日が4トン、12日が24トンを水揚げしている。