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新聞記事

秋サケ一覧

掲載日:2025.11.03

道増協、増殖体制の協議会発足


 公益社団法人北海道さけ・ます増殖事業協会(新谷哲也会長)は10月24日、北海道の民間さけ・ます増殖事業の維持・安定に向け、第6期(2027~31の5カ年)の増殖体制の在り方を協議する諮問機関「増殖体制検討協議会」を立ち上げた。委員長には一般社団法人宗谷管内さけ・ます増殖事業協会副会長の大谷由博・頓別漁協組合長が就任。実務者レベルの作業部会も設置し、取り組むべき課題とその方策を検討。27年2月上旬をめどに報告書を取りまとめ、同3月に理事会に答申を予定している。


掲載日:2025.10.27

北海道秋サケ、ヤマ場なく終盤へ

低水準のまま終盤を迎える秋サケの荷揚げ(10月22日、雄武漁港)


 北海道の秋サケ定置網漁は10月下旬に入ってさらに日量が落ちて2万トン割れの様相を深めている。道漁連の集計によると、23日現在で前年同期比67%減の1万2144トン。昨年急落の最低水準だったオホーツク・西部の枝幸、猿払村、中部の雄武、沙留なども休漁を挟んだ操業で盛り上がりがなく推移し、加えて追い込み時期にクラゲが多くなり、サケの寄りに影響や大量入網で網起こし、選別に労力を要する事態も発生。3年連続の減産模様で終盤に向かっている。


掲載日:2025.10.20

秋サケ「全然いない」2万トン割れ視野に

シケ後も伸びが見られない秋サケの荷揚げ(10月14日、ウトロ漁港)


 北海道の秋サケ定置網漁が急落に見舞われている。日量が極度に低水準のまま盛漁時期を経過し、2万トン割れも視野に入る凶漁の様相。いくらやフィレー・ドレスの製品価格が空前の高値形成となり、秋サケの需要減退が想定される一方、大半の浜が価格高騰にも補い切れない落ち込み。加えて河川そ上も全般的に不調。増殖団体・生産者・加工流通業者の秋サケ業界各方面に影響が懸念される。 


掲載日:2025.10.20

留萌管内秋サケ定置序盤から苦戦2割減

低調に推移する秋サケの荷揚げ(10月15日、天塩港)


 留萌管内の秋サケ定置は、序盤から低調なまま終盤を迎えている。絶不調だった昨年を上回る地区もあるが、本来の水揚げ水準にはほど遠く、15日現在で前年同期比21%減の474トンと苦戦。本来の水揚げに近い一昨年比では6割も減少した。全道的な薄漁も影響し浜値は高騰、メスはキロ3千円台中盤を付けている。


掲載日:2025.10.20

いくら価格異次元-東京都・豊洲市場-


 東京都・豊洲市場の北海道産新物いくら消流は、異次元の値上がりで仲卸業者や来場者が混乱している。10月中旬の卸値は北海道標津の上級品でしょうゆがキロ1万9千円、塩が3万円。しょうゆは今後の集荷で2万円に達する見通し。記録的大不漁は予測されていたものの、想像以上の高騰に新物を扱う仲卸は困惑。年末商戦の販売計画の見直しを進めている。標津の商材を扱う仲卸はしょうゆの1パック500グラムを9500円で仕入れ。「次回の入荷はキロ2万円になる。今期の新物は超高級すし店でしか扱えない。最近増えているカジュアルな高級店では赤字になる」と指摘する。


掲載日:2025.10.13

ニチモウ、射水市らとサクラマス養殖連携を協定

いみずサクラマス


 ニチモウ株式会社(本社・東京)は3日、富山県射水市、堀岡養殖漁協(同市海竜町)と「いみずサクラマス」の海上養殖事業の推進や地域活性化などに関する連携協定を締結した。これまで培ってきた海上養殖のノウハウを生かし、稚魚・餌料の供給や技術指導、商品開発などを進める。いみずサクラマスをブランド化することで、地場産業の活性化にも貢献していく。


掲載日:2025.10.13

北海道秋サケ空前の不漁ペース

盛漁期もペースが上がらない秋サケの荷揚げ(10月8日、石狩湾新港東ふ頭)


 北海道の秋サケ定置網漁は極度に低水準の水揚げで推移している。善戦地区もなく、全道的に不振の展開。前年比35%減の漁期前予測を下回る記録的凶漁の様相を呈し、浜値は高騰。卵需要のBメスが空前のキロ3千円台、オスの銀が千円台半ばを形成する浜も出てきている。昨年は全道の盛漁水準を支えたオホーツクの斜網地区や根室海峡の羅臼などが振るわず、日本海や大平洋も盛り上がりに欠け、10月に入って9日まで全道の日量千トン以上が皆無。道漁連の集計(速報値)によると、9日現在で前年同期比61%減の9673トンと10月上旬で1万トン割れの近年にない不振に見舞われている。


掲載日:2025.10.06

福生市でヤマメ生産


 東京都とNTT東日本株式会社は9月26日、「漁協運営型陸上養殖プロジェクト」に関する協定を締結し、事業の詳細を明らかにした。閉鎖循環式の施設を福生市内に建設し、ヤマメ(サクラマス)を生産する。陸上養殖を活用した教育(食育)や地域づくり(地域交流・観光)、雇用創出を目指し、多摩地域を起点とした新たな地域振興の実現を図る。


掲載日:2025.10.06

北海道秋サケ9月、1万トン割れ


 北海道の秋サケ定置網は9月が7800トンと前代未聞の1万トン割れとなった。昨年は善戦した中期に期待がかかるが、10月も勢いがない滑り出し。浜値はメスが昨年より3~5割高、根室やオホーツクでは異例のキロ2100円以上に高騰している。道漁連の集計(速報値)によると、昨年は全道で2千トン台となった日曜休漁明けの9月29日が815トンと千トンにも届かず、9月は日量千トン超が23日(1280トン)の1回にとどまり、漁期前予測も下回っている。


掲載日:2025.10.06

線状降水帯災害 各地に爪痕、定置網損壊 打撃甚大


 北海道で初めて線状降水帯が発生した9月20日から21日にかけての豪雨・突風・高潮が漁業にも深刻な被害をもたらしている。道水産林務部が現在、各振興局を通じて被害状況を調査・集計中だが、盛漁期を迎えた定置網では使用不能となった漁場や操業継続が困難となった漁場も出ている。


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