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新聞記事

全国一覧

掲載日:2025.09.08

水産物に新価値創出

ミシュラン一つ星・天婦羅みやしろ監修で、鮨おにかいの看板メニュー「海老天海苔巻き」


 首都圏の高級すし店で天ぷらなど揚げ物をメニューに本格導入する動きが広がっている。東京都と横浜市で多店舗展開する「鮨おにかい」は「海老天海苔巻き」を看板メニューに据え、「くずし鮨」の新業態を展開。従来の生食中心から調理法の幅を広げることで水産物の新たな価値創出を図っている。同業店で類似の取り組みも散見され、差別化戦略として関心が高まっている。


掲載日:2025.09.08

サケCPUEは平年並み-水研機構 昨夏のベーリング海資源調査-


 水産研究・教育機構水産資源研究所が昨夏にベーリング海で実施した資源生態調査でサケのCPUE(1時間引網当たりの漁獲尾数)の平均は2007年の調査開始以降で平年並みだった。ただ、年齢組成は22年級の2年魚の割合が平年比8割と少なかった一方、昨年に日本への回帰数が平成以降最低だった21年級の3年魚は平年比1.6倍だった。


掲載日:2025.09.08

海藻バンク本格化


 磯焼け対策として注目される「海藻バンク」事業が本格化している。利用が低迷する漁港の施設を有効活用して海藻を大量生産、衰退した藻場を再生する取り組み。三省水工株式会社など4社のコンソーシアム(共同事業体)が国の支援を受けて全国5地区で実証中。2030年までに70ヘクタールの藻場を造成、二酸化炭素吸収量年間399トン以上のブルーカーボン生態系拡大を目指している。


掲載日:2025.09.08

概算要求2495億円-水産庁-


 水産庁が8月29日発表した2026年度水産関係予算概算要求では、25年度予算額(1859億円)対比34%増となる2495億円を計上した。「海洋環境の激変に負けない強い漁業と豊かで魅力ある浜づくりの実現に向けて」を目的に、環境激変への適応や人材確保、魅力ある浜づくり、成長産業化への実現などの柱で構成する。


掲載日:2025.09.01

輸入鮭鱒の消流動向、チリギン高値続く-サケ特集-


 商社筋によると、チリ産ギンザケの直近価格は4月の帰路1250円をピークに、この2~3カ月で若干下がり1100円前後で推移。ただ、高値傾向は依然続いており、日本側は慎重な買い付けに徹している。


掲載日:2025.09.01

ロシア産マスの新物冷凍卵、提示キロ9500円-サケ特集-


 いくらの原卵で主力のロシア産カラフトマスの冷凍卵は今期も新物搬入が厳しい情勢になっている。水揚げ不振でロシア側の提示価格は45ドルで、日本国内の卸売価格に換算するとキロ9500円に達する状況。流通業者は年内の新物展開が困難と想定し、繰越在庫での対応を見据えている。


掲載日:2025.09.01

BKTCの小瀧由貴社長、白老町観光大使に就任


 サーモン業界初の機能性表示食品「薬膳サーモン」の開発・販売を手掛ける株式会社BKTC(東京都)の小瀧由貴社長が白老町観光大使に就任した。白老町の養殖場で生産された「白老産薬膳サーモン」を全国に発信し、白老町の新たな特産品の創出、食と観光振興などに寄与していることから、町が7月3日付で任命。8月22日に町役場で委嘱式が行われた。小瀧社長は薬膳を取り入れた養殖用飼料「約全健美」を開発・販売。それを給餌して育成した「薬膳サーモン」の含有成分・アンセリンが尿酸値の上昇を抑制する研究レビューが認められ、消費者庁に機能性表示食品の届け出が受理されている。また、「臭みが全くない」などの特徴が水産業者、調理者などから評価を得ている。


掲載日:2025.09.01

サンマ 入荷潤沢-東京都・豊洲市場-

久々の大型集荷が目立つ道東産サンマ


 東京都・豊洲市場のサンマ消流は、順調な入荷で商戦のスタートを切った。8月下旬としては数年ぶりの大型組成で脂乗りも良く、仲卸各社が販売に注力。ただ、漁が途切れる心配が拭えず、漁模様の変化に細心の注意を払っている。相場動向は盆休み明けに2キロ箱12尾の競り値が2500~2400円程度だったが、8月25日には3千円前後まで上昇。仲卸業者は「組成が落ちてきて値段が上がってきた感じ」と話す。


掲載日:2025.09.01

「魚を食おう!」テーマに極洋が展示商談会


 株式会社極洋の東京支社と極洋商事株式会社は8月22日、東京永田町のザ・キャピトルホテル東急で合同の展示商談会を開催した。「魚を食おう!」をテーマに、秋の新商品、秋冬・年末向けのお薦め商材を中心に業態別に展示した。来場した得意先・取引先約250社約千人に、魚食普及へともに取り組んでいけるよう働き掛けた。


掲載日:2025.08.25

漁業ウエア軽量化、膝部分強化も実現


 アウトドア用品の総合メーカー・株式会社モンベルは漁業用レインウエア「フィッシャーマンジャケット」「フィッシャーマンビブ」をモデルチェンジし、10月下旬から11月中旬頃に販売を開始する。素材と構造の変更で軽量化を実現。ビブは要望の多かった膝部分を二重の生地にして強化した。有機フッ素化合物PFAS(ピーファス)を使用しない環境配慮型素材を採用しながら機能性を向上させた。


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