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新聞記事

コンブ一覧

掲載日:2024.12.02

乾燥・保管施設新築

扇風機などを配置した乾燥室。コンブを並べた台車が最大で8台入る広さとした


 稚内漁協の工藤飛鷹さんは今年6月、コンブの乾燥・保管施設を新築した。義弟の池野壮一郎さんと共用。天候に左右されず水揚げできるほか、人手対策や作業負担の軽減にもつながっている。株式会社寺島商会(函館市)の小型乾燥機(マリンドライTSR-600K)を2台完備するほか、扇風機も配置、風を循環させてコンブを乾かす。


掲載日:2024.11.25

出荷量9割減2.9トン-岩手・天然干しコンブ入札-


 岩手県産天然干しコンブの入札会が19日、宮古市の県漁連北部支所で開かれた。県内6漁協が出荷した総量は、昨年(33トン)の10分の1にも満たない2.9トン。高水温の影響など海況に恵まれず大幅減産となった。品薄は価格に反映され、10キロ当たりの平均単価は前年比53%高の2万1422円。買受人からは「こんなに出荷量が少ないのは記憶にない」と困惑の声も上がった。地区別の出荷量は下閉伊が前年比92%減1トン、九戸91%減1.9トン。高水温など海況の変化が影響しているとみられ、県漁連によると「今年は夏場から数の少なさが見込まれていた」という。


掲載日:2024.11.25

南かやべで成熟誘導技術本格導入


 南かやべ漁協は今年から促成マコンブの採苗で成熟誘導技術を本格導入した。コンブの胞子体を水温や光環境などを制御した水槽内で培養し人工的に子のう斑を形成(成熟)させる技術で、これにより順調に種苗生産。種付け作業もほぼ終了した。沖出し後もホッケによる種苗被害はみられず、着業者は今後の生育促進に期待を寄せる。


掲載日:2024.11.18

触れて学び楽しむ1日-北海道こんぶDay開催-


 コンブ研究者らでつくるNPO法人北海道こんぶ研究会は10日、北海道大学総合博物館で「北海道こんぶDay~こんぶを楽しむ1日~」を開催した。四ツ倉典滋同会理事長(北大教授)がコンブ生産の現状や課題について講話。子どもが楽しめるアート体験やゲーム、試食には昆布を使った焼き菓子を用意したほか、「利き出汁コンテスト」も実施、来場者の昆布に対する関心を引き出した。


掲載日:2024.11.11

輸入 中国1200トン見込み


 日本昆布協会(吹田勝良会長)は6日、新横浜プリンスホテルで秋の例会を開き、本年度上半期事業の実施内容を報告した。輸入昆布は主力の中国産が1200トンの見込みで、このうち約半分を10月下旬までに搬入。また、イベント出展などを通し食育に注力したほか、産地見学・交流会も実施し真昆布の主産地である道南地域を視察した。


掲載日:2024.11.04

各地域の課題整理-道の第2回検討会議-


 道は10月31日、第二水産ビルで、第2回目となる「コンブ生産安定対策検討会議」を開き、天然コンブの生産回復・安定化に向けた課題の整理や対策の方向性について意見を交わした。今回は各地域の課題や要望などを整理。コストのかからない雑海藻駆除の手法や技術的指導、研究機関の取り組み・成果の漁業者への共有、減産要因や着生不良などに関する調査を望む声が挙がった。コンブの種類に応じた地域ごとの漁場管理や雑海藻駆除などの対策の必要性についても確認した。


掲載日:2024.10.28

船採り用膝当て好評

擦れや裂けに強い生地で外側を補強した船採り用の膝当て


 潜水用スーツなどの製作販売・修理を手掛ける広尾町の「KANBARA(カンバラ)」(勘原賢三代表、電話01558・2・4876)は、浜の声を参考に一工夫加えた漁業装備品も製作。コンブなど船採りで使う膝当ては強度の高さと固定力に優れたつくりが特長で好評を博している。


掲載日:2024.10.21

25日減92日で終漁、着生薄く大減産に~釧路成コンブ


 釧路管内の成コンブ採取が終漁した。管内5単協の累計採取日数は昨年比25日減の92日(55.5時間減の297時間)にとどまったほか、全般的に着生も薄く、大幅な減産が見込まれている。昆布森漁協の着業者は「資源量が薄かった上に採取日数も少なく厳しい年になった。特にアツバが振るわなかった。着生漁場を探して採ったが、ナガも含め生産量は落ちる」と話す。


掲載日:2024.10.14

利尻漁協の中辻さん、農林水産祭で天皇杯受賞


 利尻漁協沓形地区でコンブ養殖を中心に営む中辻清貴さんは、農林水産業者の技術改善・経営発展の意欲向上を目的とする2024年度(第63回)農林水産祭(農林水産省、公益財団法人日本農林漁業振興会の共催)の水産部門で最高位の天皇杯を受賞した。


掲載日:2024.10.07

釧路管内成コンブ9月末累計24日減85日。東部、散布が切り上げ


 釧路管内5単協の成コンブ漁は、9月単月の採取日数が昨年同月比5日増の42日。ただ7月(27日減33日)、8月(2日減10日)がシケや天候不順で伸び悩み、7~9月の累計は昨年同期比24日減の85日となった。資源状況を考慮し釧路市東部、散布の両漁協が9月で終漁した。


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