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新聞記事

特集一覧

掲載日:2025.01.13

「北のこんぶ小屋」グルメスポットへ

天然リシリコンブで加工した乾燥昆布と粉末製品


 北るもい漁協羽幌本所に所属する桜井漁業部(桜井健一代表)は、刺網で水揚げしたカレイやホッケなどの加工品販売に乗り出した。昨年11月に作業場を備えた販売店舗「北のこんぶ小屋」をオープン。その名の通り前浜で採取している天然コンブの加工品も自慢の一品だ。6次化構想の夢が現実となった今、桜井さんは「バーベキューを楽しめるスペースも確保した。人が集まるグルメスポットを目指したい」と意気込んでいる。


掲載日:2025.01.13

豊かな海、新世代へ-北海道水産会新春の集い-


 一般社団法人北海道水産会(阿部国雄会長)主催の「新年の集い」が8日、札幌市のホテルガーデンパレス札幌で開かれた。道水産林務部幹部、道議、系統・関係団体の役員らが出席。新年度の早期に開催予定の「第1回北海道豊かな海づくり大会」などを弾みに、新年も海洋環境などの変化への対応、北海道の浜、水産業の再生・発展に一致団結していくことを誓い合った。


掲載日:2025.01.13

太平洋沿岸毛ガニ 漁獲低調


 北海道太平洋沿岸の毛ガニ漁は低調な水揚げで推移している。昨年末の許容漁獲量の達成率は釧路西部海域が7割、十勝海域が3割。薄漁を映し、浜値は高値を形成。白糠漁協や広尾漁協では昨年12月に大サイズがキロ1万7千円まで高騰した。


掲載日:2025.01.13

ひやま漁協江差支所、岩ノリ増殖試験開始

赤い斑点がカキ殻に付着した岩ノリの種苗


 ひやま漁協女性部江差支部(藤谷真理子支部長=ひやま地区女性連会長)は、江差支所海苔部会(辻裕樹部会長)とともに、かもめ島周辺の岩場に自生する岩ノリの増殖試験に取り組んでいる。近年生育が不安定で、道総研中央水産試験場、檜山地区水産技術普及指導所、檜山振興局水産課、㈱海洋探査、町などの協力を得て天然種苗から漁場を再生、安定生産を目指す。


掲載日:2025.01.13

「北海道とまりカブトサーモン」今春に4期目水揚げ

1日2回の給餌作業(昨年12月5日、カブト地区)


 泊村と古宇郡漁協が海面養殖に取り組む「北海道とまりカブトサーモン」は昨年11月17日、21日、23日の3回に分け、八雲町熊石サーモン種苗生産施設から搬入したトラウトサーモン(ニジマス)の幼魚約1万2千尾を養殖いけすに投入した。今春には4期目の水揚げを目指す。


掲載日:2025.01.13

「知内かき」昨年より身入り良く

知内かきのむき身作業(1月8日、中ノ川地区)


 上磯郡漁協知内中ノ川支所で養殖するブランド「知内かき」は、昨年に比べて身入りが良く、着業者は今後の本格化に期待を寄せている。一方カキを施設から揚げる際の脱落が散見。小林正実部会長は「今季はけっこう目立って落ちている」と話す。水揚げは早い漁家で11月下旬に開始。同支所によると16軒が着業しむき身や殻付きで出荷。むき身の着業軒数は年明け直後こそ少なかったものの徐々に増加、8日は7軒で120キロを生産。1月中旬から出荷量が本格化していく見通しという。


掲載日:2025.01.13

長万部潜水漁ナマコ4割安2000円

中国輸出が期待されるナマコ


 潜水で漁獲する長万部漁協のナマコ漁は、1月から日量150キロ程度で始まった。数量は例年並みの水準だが、浜値はキロ2千円と安値に振れ、前年同期の約4割安まで下落。一昨年との比較では6割安と大幅に落ち込んでおり、中国の水産物輸入再開を期待する声が強まっている。


掲載日:2025.01.13

恵山でタンカー座礁、油流出、漁業被害を懸念


 函館市の恵山岬付近で和光汽船有限会社(愛媛県)が所有するタンカー「さんわ丸」(3919トン)が座礁、損傷部から燃料の重油が流出したことを受け、地元漁業者は沿岸魚種への被害を懸念している。8日には同船がオイルフェンスを設置したが、漁業者は「港内で使うようなもの。波もあり全く意味がない」と指摘する。座礁した「七つ岩」付近は天然ミツイシコンブが着生する漁場。「被害が心配。今時期はウニの最盛期だが今年は厳しいのでは。アワビやナマコへの影響もあるだろう」と懸念。「磯に油が付いていたので今年だけでなく来年以降も影響が出るのでは」とみている。


掲載日:2025.01.13

南かやべ漁協2年養殖、夏越せず生育不良続く


 南かやべ漁協の2年養殖は近年、生育不良が続いており、今夏も厳しい生産が予想されている。ある着業者は「今季はほぼ全滅。年々状況が悪化している」と嘆く。2年養殖の生産は木直・尾札部両地区が中心。例年2月に種苗生産センターから漁業者に種苗が供給され沖出し。翌年夏に水揚げする。ただ近年は1年目の夏を境に状況が悪化。同漁協は「夏を越えられない。今季もどの地区も厳しい状況」と示す。


掲載日:2025.01.13

サンマの肉まん開発

開発した「さんまん」。右から甘露煮、カレー味、ピザ味


 岩手県大船渡市の及川冷蔵株式会社(及川廣昱社長)は、「さんまん」と名付けた新商品を開発、昨年末から販売を開始した。鮮魚・加工に利用できない小ぶりのサンマを有効活用し、フードロスの削減、若年世代の魚食離れの歯止めを意識。栄養豊富なこどものおやつ、朝食代わりの軽食として需要を想定している。


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