青森県陸奥湾の秋季養殖ホタテ実態調査結果がまとまった。稚貝のへい死率は昨年より低い半面、成長不足が著しく、殻長、全重量の平均値は、いずれも調査を始めた昭和60年以降で最小値となった。
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(2013年12月16日付)
北海道の秋サケは12万2千トンと低水準ながら4年ぶりの増産で、金額は500億円台を確保した。生すじこの消費増大や生鮮向けの引き合いなどから、全道のキロ平均単価は前年比8%安の412円と高水準を維持。
一方、来季に向け、消流面では供給増で親製品の輸出促進、高値圏のいくらの消費拡大などが焦点。道漁連は引き続き、流通対策に力を入れていく。
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(2013年12月16日付)
宮城県の南三陸町は来年度、志津川漁港に新市場を整備する。東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた同町旭ヶ浦の施設の跡地に、HACCP対応の衛生管理型市場を新設復旧。先月末公表の復興交付金事業(7回目)の交付可能額決定で、中核的な整備予算が採択された。
新市場は来年3月までに実施設計を終え、県の漁港岸壁の復旧工事終了を待って7月にも着工。早ければ来年度中に完成する見通しだ。交付金事業は震災前の原形復旧が基本となって整備費が不足するため、県経由となる国の水産業基盤整備事業で補うことにしている。
計画では、新市場は鉄骨造り一部2階建て、延べ床面積6千平方メートル強となる。荷捌き・売り場は幅90メートル、奥行き約30メートル。海側に幅160メートル、奥行き18メートルの岸壁上屋(ひさし)をせり出させ、この下で水揚げ、選別する。売り場の山側に設ける8㍍幅のプラットホームから出庫。2階は会議室にあてる。
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(2013年12月16日付)
24年ぶりのまひ性貝毒発生で水揚げが滞っていた宮城県気仙沼湾海域のホタテが11日、出荷再開となった。だが、同湾奥の海底に原因プランクトンのシスト(休眠胞子)が大量に堆積し、来春以降も毒化、出荷停止となる可能性がある。この対策として、業界では県、国とともに、まひ性期間中でも貝毒値により水揚げを可能にする認定工場制度の導入、海域細分化の検討を進めている。
認定工場制度は、まひ性貝毒期間中でも中腸腺で1グラム当たり50マウスユニット=MUなど一定レベル以下なら、県の認定する工場での生玉などの処理とそのための水揚げを認めようというもの。加工要領の見直しや認定処理基準の策定などが必要になる。
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(2013年12月16日付)
網走漁協のキンキ延縄は、昨年を下回る漁獲量で推移している。薄漁のため価格は高値キロ6千円と強含み。着業者は「シケが多く漁にならない」と気をもんでいる。
3隻で操業する延縄漁は、傷が付かず、減菌海水氷を使用し船上活じめすることから、鮮度の高い「釣きんき」としてブランド化。3キロ発泡に6~9尾詰めで、1尾ごとタグ付けし出荷している。
11月末現在の累計数量は前年同期比3%減の82.3トン。浜値はキロ6千~5500円と高値に付き、平均単価は8%高の5490円、金額は5%増の4億5200万円。
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(2013年12月16日付)
紋別市のかまぼこメーカー、出塚水産株式会社(出塚容啓社長、電話0158・23・2012)は直売店舗の販売強化で、7月下旬に新千歳空港国内線ターミナル2階に出店=写真=、土産需要の獲得など新たな商品・販売戦略に挑戦している。
売り場面積は約31平方メートル。カウンター、冷凍ケース2台に加え、ガラス張りの実演ブースを設置し、注文を受けてからの揚げたても提供している。
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オホーツク海けた引き漁の11月末水揚げ量は、前年実績比7%増の30万8000トンとなった。
大半の漁協で終漁し、操業を続けているのは3漁協のみ。北部、南部ともに昨年実績を上回っている。
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道産コンブの値決め・入札が一巡し、本州消費地に新物が出回っている。
今季は大幅減産で、消費地への供給量が少なく、原藻の荷動きは総体的に順調に推移。「量が少なく、年度内にほぼ全銘柄が加工業者に収まるだろう」と予測する問屋筋も。
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北海道の秋サケ定置は約12万2000トンと、4年ぶりに前年を上回る水揚げでほぼ終漁した。
漁協別では1万3684トンを水揚げし、金額で平成23年に次ぐ史上2番目を記録した斜里第一が全国一に返り咲いた。
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新潟県佐渡の寒ブリ漁が好調に滑り出した。
両津湾内の大型定置網で11月末までに46トンを水揚げ、前年同期の3.4倍。大半が10キロ前後と大きく、キロ2000円台後半~3000円ほどで販売される日が多く、サイズ、価格も良好だ。大シケとなりやすいこれから盛漁期を迎える。
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