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新聞記事

2018年8月の記事一覧

掲載日:2018.08.27

秋サケ国内外マーケット奪還を

 北海道の秋サケ定置が30日開幕する。今季の来遊予想は平成以降最低だった昨年の1.8倍で、10万トン前後と低水準ながら5年ぶりの増産見通し。製品の消流は生産量の大幅減少、高コストで競合する輸入物が売り場を浸食、消費が大きく落ち込んでいる。秋サケ商戦の展望、流通対策の重点などを道漁連販売第二部の鳥毛康成部長に聞いた。


掲載日:2018.08.27

網走、本分散始まる 成育良好、サイズ大きめ

 網走漁協で稚貝の本分散が始まった。今年は付着量、成育状態ともに良好で昨年より大きいサイズを確保。作業も仮分散から順調に進み、21日に始まった本分散は9月上旬に終わる予定だ。
 専業7軒、兼業6軒の13軒が着業。前浜の地まき用に1億8千万粒、外販で1億2千万粒、計3億粒を生産している。仮分散を8月前半に終え、本分散が順次スタートしている。


掲載日:2018.08.27

シーフードショー盛況/道ブランド品も堂々出展

 第20回ジャパン・インターナショナル・シーフードショーが22日から3日間、東京ビッグサイトで開かれた。国内外の魚介類や加工品、機器資材、漁業技術などが多数出展し、食欲をかき立てる試食提案には人だかり。輸出拡大やHACCP関連セミナーも連日開催して今後の事業展開を後押し。海外バイヤーとのマッチングやメディア招致も強化したこともあり、例年以上に国際色豊かな展示商談会となった。


掲載日:2018.08.27

利尻天然、昨年上回る

昨年を上回る繁茂状況の天然コンブ(21日、本泊漁港)

 利尻漁協の天然コンブは、全般的に薄生いだった昨年を上回る繁茂状況で大半の地区が自由操業に入っている。仙法志地区が良好で24日現在旗揚げで10回操業。同地区の着業者は「海にはまだたくさんコンブが残っている。この後も天候に恵まれ順調に採取できたら」と期待する。
 仙法志地区は繁茂範囲が広く船は比較的散らばって操業。神磯方面で採取する滝沢薫さんは「1日の操業時間が長くまずまずの採取状況」と話す。吉田欽哉さんも「御崎から久連までびっしり繁茂している。長さ、実入りともに良い。春の段階からフノリなど他海藻も成長が良かった」と言う。髙橋貢さんは「実入りは漁場で異なるが平均して長い。まだコンブがあるので好天とナギが続けば」と期待する。


掲載日:2018.08.27

道水、玉冷加工に参入

全国初導入のスチールベルト式プロトン凍結機

 イカ、マグロを主力としてきた函館市の(株)道水(髙野元宏社長)は、ホタテの玉冷製造に乗り出した。付加価値の向上を求め、全国初となる「スチールベルト式プロトン凍結機」を導入。高品質な冷凍品の量産で後発の弱さを克服し、生魚から冷凍主体の売り場に舵を切った首都圏・量販店の動きにも対応する。原貝ベースで年間2千トンの処理を目指し国内外に良質な玉冷を提供していく。


掲載日:2018.08.27

網走マス小定置順調、日量6万尾

好漁が期待されるカラフトマス(21日、網走港)

 盛漁期を迎えた網走漁協のマス小定置は、後半戦から順調な水揚げだ。盆明けの後半初日はシケで3日間の沖止めを強いられたが、日量6万尾前後で推移。魚体は小型傾向だが浜値はキロ300円台と例年並み。着業者はさらなる好漁を期待し9月8日までラストスパートをかける。


掲載日:2018.08.27

バフン昨年比33%増/利尻7月末現在

ざるに乗せて出荷するウニのむき身(21日、鴛泊地区)

 利尻漁協のウニの水揚げは、7月末現在でバフンが昨年を3割強上回っている一方、ムラサキは3割減と明暗が分かれている。着業者はバフンの資源上向きを感じている。
 船外機船でたも採りし、むき身をざるに乗せて出荷する。7月末現在でバフンは数量が前年同期比33%増の23トン、金額は同17%増の4億2315万円、キロ平均単価は同11%安の1万8337円。ムラサキは数量が同31%減の11トン、金額は同28%減の1億4453万円、キロ平均単価は同5%高の1万2742円となった。
 バフンについて鴛泊地区の鎌田正彦さんは「資源的にある」と強調。同地区の着業者も「資源は良好」と言うが「身入りは場所による。総体的にみるといまひとつ」と指摘。それでも平均9キロ半、多い日で12~13キロを出荷している。
 一方で同地区の別の着業者は「バフンの身入りはいい。夏場は海藻が繁茂して採取しにくかったが、それが抜けて底がいくらか見やすくなった」と話す。吉田敏さんは「バフンはまずまずの身入り。ただムラサキは身入り、色ともに良くない」という。


掲載日:2018.08.27

ヒジキ養殖前進/志津川

 宮城県漁協志津川支所青年部はヒジキの養殖試験で、将来的な事業化を目指し人工採苗に取り組み始めた。昨年12月に天然の葉体を採取し養殖したヒジキと天然母藻を用いて陸上の水槽で約30万粒を採卵。採苗器への付着も確認した。技術を確立し、ワカメなどとの複合養殖を目指す。


掲載日:2018.08.13

ホタテ玉冷、内販が回復

昨年より消費が進む玉冷 (左)と序盤から好調な生むきホタテ(右)

 米国輸出の鈍化で国内消費が焦点となるホタテ玉冷は、4S以下を中心に量販店や回転ずしチェーンの消化が順調だ。北海道では大容量パック主体に売り場を拡大。100グラム298円の特売も見かけるようになってきた。一方本州量販店は納品先によって拡販に差があるようだが、総体的に「内販1万トン強の消化は可能な数字。回復傾向にある」とみる関係者が大半を占めている。


掲載日:2018.08.13

世界が注目 第20回の節目 シーフードショー

 アジアを代表する国際水産見本市「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(主催:大日本水産会)が、8月22~24日、東京ビッグサイトで開催される。
 今年は20回目の節目となる記念すべき開催。当初は水産食品企業の出展が大半だったが、近年は漁業・養殖業者をはじめ、水産支援機器メーカーなど800社以上の企業・団体が出展し、初回と比べて3倍を超える規模に拡大。海外からも注目されている。


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