コロナ禍に伴う巣ごもり需要の追い風で、マーケットが縮小していたボイル製品は、量販店やネット販売を中心に消費が拡大。昨年は過去5年間で最も多い消費量となった。今年は一転、玉冷や冷凍両貝など海外需要が旺盛で価格が上昇。噴火湾のボイル供給量は昨年並みだが消費の落ち込みが懸念される。
オホーツク海沿岸のけた引は、10月末で30万9090トンとなり、前年同期比20%増と好調だ。宗谷、猿払村が4万トン台、紋別、湧別、常呂が3万トン台の水揚げ。いずれも前年同期を上回るペース。歩留まりは12%前後と依然高く、3S主体の地域ではキロ200円前後の浜値で推移している。
イバラガニ、釣りキンキ、ホタテなど網走特産の発信拠点を目指す飲食店が10月25日、網走市の複合施設「網走番屋 オホーツクマルク」内に開店した。釜飯、炉ばた焼きなどをメニュー展開。前浜で獲れる魚介類を身近に味わえる場を提供、水産業や観光の振興に貢献を目指している。
香深・船泊の礼文島2漁協のコンブ入札会(第2回天然、第3回養殖)が1日に開かれ、天然は船泊産長切1等がキロ4110円に付いた。養殖長切1等は香深産が前回比4.2%高の2780円、船泊産は2.2%高の2739円に上昇した。上場数量は両産地合わせて29トン。
道東の太平洋沿岸を中心に発生している赤潮による甚大な漁業被害に関する意見交換会が2日、オンラインで行われ、道は被害を受けた漁業者を支援するための100億円規模の基金創設を国に要請した。意見交換会は道と自民党道連・太平洋沿岸赤潮被害対策本部(本部長・伊東良孝衆議院議員)が合同で開催。根室、釧路、十勝、日高の4管内の市町や漁協、道漁連など約60人が参加した。
東しゃこたん漁協の大定置はブリが増産している。10月23日以降は良型が目立ちだし、ブランドブリ「鰤宝(しほう)」の上場も本格化。一方、コロナ禍の影響を受け、ブリ類全体の浜値は盛り上がりに欠く展開を余儀なくされている。
日建リース工業株式会社を代表機関とする「地下海水陸上養殖サーモンバリューチェーン改善促進協議会」が進める「三保サーモン」(写真)ブランド化の取り組みが水産庁の2021年度バリューチェーン改善促進事業に採択された。静岡・三保地区で展開している地下海水を用いたサーモンの陸上養殖事業において、生産性改善や品質向上、ブランド化を図る。
東北の豊かな海を次代に引き継ごうと、公益財団法人宮城県水産振興協会(七ケ浜町、永島宏理事長、電話022・253・6177)がヒラメ稚魚放流事業費捻出のためのクラウドファンディング(CF)を始めた。目標金額は875万円。稚魚購入費や放流経費などに役立てる計画だ。
道東沖の巻網漁が10月末で終漁、主力のマイワシは水揚げが23万5065トンと前年を5%下回ったものの、3年連続で20万トンを超えた。TAC(約25万トン)消化率は94%。キロ平均単価は1円高い32円で、金額は74億2648万円と4%の減額。漁期を通し小型主体の組成だった。
北海道の秋サケは、太平洋側の不振が際立っている。特にえりも以西は昨年比2割減の漁期前予測を大幅に下回る水揚げで推移。日高地区も全域が極度に落ち込んでおり、赤潮の発生によるへい死被害だけでなく、漁業者からは来遊阻害などの影響を指摘する声が上がっている。一方、ここ2年は11月に入って伸びが見られ、切り上げまでの上積みに期待もつないでいる。