噴火湾では3月の集中水揚げを前に、胆振や渡島の一部で出荷している養殖2年貝の両貝冷凍輸出が動き始めた。今季の水揚げは増産が見込まれる中、浜値はキロ250円前後の高値張り付き。ボイル需要の低迷に危機感を持つ産地加工業者は「ボイル加工に合わない価格が続いている」と話し、浜値の動きを注視している。
小樽市の株式会社カネダ海洋食品(金田功介社長、電話0134・25・5010)は、小樽港水揚げの魚介類を使った「おこわ」の商品展開に取り組んでいる。昨夏には小樽産ニシンで、ベニズワイを使った「かにおこわ」に次ぐ「にしんおこわ」を開発した。今後も商品の種類を増やし、「小樽産おこわ」のシリーズ化も視野に入れている。
カキの需要期を迎え、サロマ湖の出荷作業が追い込みの時期に入った。今季の成育は各浜とも順調で身入りは良好だが、出荷量は昨季と比べ少ない。着業者の減少と昨春のシケによる脱落に加え、結氷の大幅な遅れも少なからず影響している。減産から浜値はシーズンを通して高値傾向だ。
日高管内の毛ガニの水揚げは、漁期後半入りしている東部海域が前年同期を2割下回る一方、1月15日に解禁した西部海域は前年並みのペースで推移している。
えさん漁協椴法華地区の浜辺与三郎昆布養殖部会長は、養殖(促成)施設の浮球と幹綱をタイヤチューブでつなぐ方法を確立、伸縮性のあるチューブが波による養殖施設の揺れを緩和し、葉体の順調な生育と芽落ち防止につながっている。
来季(平成27年度)の玉冷の消流は、引き続き輸出主導の様相だ。米国産は完全回復に至らず低い水準で推移、減産が続く中国や東南アジアの引き合いも依然続く見通しで「為替動向にもよるが、評判の良い日本産は来季も一定量が輸出されるだろう」との予測が大半。内販は1万トン割れが現実となり、大手商社や量販店バイヤーはホタテ商材全般の消費低迷を危ぐする。
道産カキの消流はサロマ湖の水揚げ減少で昨年同期より高値だ。札幌市中央卸売市場でも品不足で前年より売値は若干高値で推移。ただ、末端需要は安定しており、荷動きは例年並み。量販店では価格高のホタテの代替で殻付きカキの販売に力を入れる動きもある。
小樽市の株式会社小樽海洋水産(松田亙社長、電話0134・33・6323) はことしから自社製の魚醤油で漬け込んだ切り身を商品展開していく。主力事業のギフト商品の拡充、差別化と併せて魚醤油の利用拡大につなげていく。
ひやま漁協のヤリイカ釣漁は活出荷に力を入れ、ここ3年で収益が安定してきた。漁獲量の増加と併せて、鮮度管理体制がレベルアップ。鮮魚出荷の倍近くの単価で取り引きされている。
乙部1隻、熊石2隻が着業。前浜ではヤリイカの群れが回遊するものの、水揚量の変動が激しく、従来は混獲中心だったが、1~3月の閑散期の収入源として7年前に活と鮮魚出荷で操業を開始した。