北海道の秋サケ定置は、道漁連の集計(速報値)によると、10月25日で昨年の最終実績(4万5385トン)を超え、低水準ながら2年連続の増産が確定した。オホーツク、根室・北部などで10月中・下旬の水揚げが急落した昨年に比べて持続。前半低調だった大所のオホーツク・東部地区ではウトロ、網走の両漁協が不振の昨年実績を上回り、斜里第一漁協は切り上げまでの上積みに期待をかけている。
利尻漁協の養殖コンブは、昨年実績(251トン)を下回る生産見込み。総体的に例年より長さはあったが実薄。毛(ヒドロゾア)の付着に悩まされた地区もあった。
十勝管内のシシャモ漁は低調な水揚げで推移している。1隻当たりの日量(箱数)は1桁が多く、着業者は「10箱獲るのもゆるくない」と嘆く。大サイズ主体の組成。浜値は強含みで、キロ4千円台に付くなど高騰している。
渡島管内のスケソ刺網は、深み主体に漁場形成され、低調だった昨年を上回る水揚げで推移している。道のまとめによると10月1~20日の管内全体数量は昨年同期比25%増の873トン。組成は漁場でばらつきがあり、下側が良型中心。ハシリは大量の泥が網に付き漁を妨げたが、付着状況は徐々に収束。今後着業隻数が増え漁本番を迎える。
ひやま漁協の秋サケは今季、水揚額が初めて7億円を突破する見通し。6地区の累計額は19日現在で前年同期比約2倍の6億6854万円に上る。瀬棚支所の水揚げがけん引し、1995年の合併組合が誕生以降、これまでの最高だった2006年の約6億8千万円を上回るのが濃厚だ。
水産加工品製造販売の株式会社北三陸ファクトリー(岩手県洋野町、下苧坪之典社長、電話0194・75・3548)は9月6日付で、食品安全規格「FSSC22000」「ISO22000」「JFS―C」の認証を同時取得した。認証工場では、「復興シーフードショーIWATE」(県など主催)で最高賞の農林水産大臣賞に輝いた「洋野うに牧場の四年うに『UNI&岩手産バタースプレッド』」などを製造。国内・国外の販路拡大が期待される。
株式会社エアーズ(東京都港区、大越信幸社長、電話03・6364・1171)は20日、宮城県石巻市で、小型無人機(ドローン)と人工知能(AI)を活用した密漁監視システムのデモンストレーションを行った。ドローンに取り付けた夜間撮影ができる赤外線カメラが密漁者を感知すると、関係機関に通知がメールで届く。県漁協表浜支所の職員や組合員ら約30人が実用性を確認した。
近代化・省力化が進む漁船建造。漁業生産の低迷や漁船の老朽化などを背景に、船舶業界の信頼度は高まっている。ここでは沿岸漁業主体の小型漁船を中心とした最新鋭の新造船や、船舶業界をリードする関連企業の主力製品を紹介する。
近年低水準の水揚げで推移している道南の天然コンブ。主要3浜(白口浜、黒口浜、本場折浜)を中心に資源が低迷する中、今季は根崎や古武井が他地区に比べ多く操業し、水揚げを確保した。
北海道の秋サケは10月中旬に入って水揚げペースが鈍化し、最終5万トン前後の様相を呈している。浜値は再上昇し、単価高が顕著。道連合海区の集計で10日現在の水揚金額は353億9906万円と、昨年の最終実績(約350億円)を超えた。全道を底上げする健闘を見せたオホーツク・中部地区(常呂~雄武)では史上最高額に達する漁協が相次いでいる。