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新聞記事

2021の記事一覧

掲載日:2021.12.06

せたな町のマーレ旭丸、アカシマエビの食べる調味料で訴求

アカシマエビを使用した「焙煎珍味」を有効活用した 「食べるラー油」


 漁獲から加工・販売まで手掛けるせたな町の有限会社マーレ旭丸(西田たかお社長、電話0137・87・3455)は、日本海で厳寒期に水揚げするアカシマエビの風味を閉じ込めた「食べるラー油」を打ち出した。家庭料理研究家の監修で開発。10月にオンラインショップで販売を始めた。全国各地の物産展でも出店時に売り込んでいる。


掲載日:2021.12.06

岩手アワビはシケ続き11月分は3割減


 岩手県産アワビの第1期(11月分)水揚量は前年同期比29.6%減の49.2トンにとどまった。磯焼けによる資源量減少に加え、シケ続きで操業日数が限られたことが響いた。第2期(12月分)の上場(予定数量)は同21.1%増の85.6トン。海藻不足で痩せ個体も目立つ中、水揚げが予定通りに進むかどうか不透明だ。


掲載日:2021.12.06

石巻市のヤマナカ、県産活カキの輸出開始

殻付き1個の重さは50グラムほど。水揚げ後も冷蔵で1カ月以上生存する


 水産加工・販売の株式会社ヤマナカ(宮城県石巻市、髙田慎司社長、電話0225・24・3373)は、塩竈市の浦戸諸島・野々島で養殖されたシングルシードの活カキの輸出を開始した。東日本大震災後、生産者や殻をむく「むき子」が減少する中、殻付きのまま高単価で出荷できるのは大きな魅力。海外流通に適した「潮間帯養殖法」を県内で普及させ、稼げる水産業の実現を目指す。


掲載日:2021.12.06

野付漁協のホタテけた引船 第一〇八 大和丸が竣工

大漁旗をなびかせ尾岱沼漁港に入港した第一〇八 大和丸


 野付漁協所属のホタテけた引船「第一〇八 大和丸」(9.7トン、FRP)がこのほど竣工した。バルバスバウの採用により浮力と安定航行を確保したほか、船上の死角部を映すカメラの設置など安全面も重視した。11月24日に尾岱沼漁港でお披露目され、家族や関係者らが集まり新造を祝った。


掲載日:2021.11.29

カニ主力商材米国主導で沸騰


 カニの主力商材である海外産のズワイ、タラバが高騰している。デフレに苦悩する日本とは対照的に政府の経済対策などで個人消費の盛り上がりに沸く米国、活需要が著しい中国が相場を主導。日本の大手商社は「米国のマーケットが失速する気配は乏しい。しばらくは高値圏の相場が形成され、タラバのキロ1万円超えが続くだろう」と言い切る。一方、札幌の専門業者は「商社からタラバを仕入れるのが難しい。ズワイも来年の製品確保にめどが立たない」と表情を曇らせる。


掲載日:2021.11.29

噴火湾加工貝へい死止まり成長期待


 いぶり噴火湾漁協の加工貝(2年貝)出荷は、10月にスタートした伊達に続き礼文、有珠も開始し、12月には虻田、豊浦も加わり全5地区がそろう。へい死は伊達で増えている一方、4地区は例年並みの状況。垂下した耳づりの量は昨季より増えた着業者が多いため、「へい死が止まっていれば水揚げは昨季より増えそう」という声が多く聞かれる。浜値はキロ200円台中盤と高値に推移しており、着業者は「数年続いた水揚げ不振を少しでも挽回したい」と意気込む。


掲載日:2021.11.29

マツモト、函館に生産体制一本化

函館工場で主力のとろろ昆布商品を生産


 株式会社マツモト(大阪府堺市、松本紳吾社長)は函館工場に生産体制を集約した。同工場を増設し、堺市の本社工場で製造していたとろろ昆布商品も函館で生産する体制を整備。汐吹昆布やつくだ煮昆布などとともに、全昆布商品の製造を北海道内で実施する総合メーカーとして業容拡大を目指す。松本紳吾社長は「北海道産ブランドを前面に打ち出していく」と意気込む。


掲載日:2021.11.29

峨朗ガキ身入り順調

順調に成育している峩朗ガキ


 上磯郡漁協上磯地区の養殖カキブランド「峩朗(がろう)ガキ」は11月に入り、本格的な出荷を開始した。北斗峩朗ガキ養殖部会の加藤佑基部会長は「今年の身入りはまずまず。11月中旬になり上向いてきた」と話す。


掲載日:2021.11.29

野付アサリ部会の秋操業順調に水揚げ、好値推移

アサリの荷揚げ(11月24日、尾岱沼漁港)


 野付漁協アサリ部会による秋の操業が27日に終漁した。9月半ばに始まり順調な操業日数と水揚げを確保したほか好値で推移。上林憲二部会長は「今年は春漁も含め値段が良かった」と笑顔を見せる。


掲載日:2021.11.29

北海道秋サケ5年魚 10月末時点で前年比279%


 北海道の秋サケは、10月末時点で来遊数が前年同期比104%、平成以降の平年同期比48%の1781万尾で、平成以降では4番目に少ない水準。水産研究・教育機構が推定した年齢別来遊数によると、2017年級の4年魚が前年同期の78%と前年を下回る一方、16年級の5年魚は279%と大きく上回っている。


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