日本昆布協会(会長・田村満則ヒロコンフーズ株式会社社長)は8月3~8日、昨年に続き2回目の北海道昆布産地見学交流会を実施した。若手中心に会員企業14社17人が参加し、稚内・宗谷を皮切りに羅臼、歯舞、浜中、釧路、えりも、南かやべの各主産地を訪問。漁業者らと意見交換し、増産対策や今季の採取状況を確認するとともに乾燥機や異物検出装置など各設備も視察、見識を高めた。初めて浜を回る若手社員もいて、生産現場を前に目を輝かせていた。
歯舞漁協の刺網は7月下旬からマダラの水揚げが伸びてきた。7月中旬まで日量数十箱だったが、千箱超の水揚げが続いている。操業は刺網専業船団15隻(20トン未満)と5トン未満船が数隻。5月から不漁が続いていたが、7月下旬に入って盛り返してきた。
道漁連はこのほど、冬場の大シケで被害を受けたオホーツク海沿岸のホタテ生産見込み量をまとめた。過去10年間で最低となった修正計画から、さらに1万700トン減産の20万8395トンに下方修正。浜値高騰で内販市況が停滞する中、輸出頼みに一層拍車が掛かっている。
道東沖で小型サンマ棒受網船(10トン未満船)のマイワシ試験操業が7月下旬に始まり、出足の操業は順調だ。主力の釧路港では1日25、26隻で50トンほどを水揚げ。ただ、組成は昨年より小型で、特大が獲れていた6月のたもすくい漁のキロ千円台より単価が下落。高値400円台から安値50円とばらつきも大きい。
紋別漁協所属・松井漁業(松井雅嗣代表)の勢幸丸(14トン)=写真=は刺網船で唯一、株式会社河上(東大阪市、河上明史社長)の推進機「タンデムスラスター」を搭載している。離岸時や漁場の移動時に小回りが利き、松井代表は「航行性や作業性が向上した」と太鼓判を押す。
日高定置漁業者組合は、「銀聖」プロジェクト活動の一環で、日本の食文化などを学ぶ米国人高校生を受け入れ、7月25日、えりも町の歌別さけ・ますふ化場で増殖事業やサケの生態などの講習、サケの裁割実演などを行った。
網走漁協のマス小定置は、7月下旬から1隻当たり100尾以上の水揚げが増え始めた。サイズは2キロ台の良型も見え、着業者は好漁に期待を膨らませている。
サンマ漁は8月中旬から全さんま所属船が出漁し本番を迎える。近年漁場の北偏・沖合化など漁獲動向は不安定だが、秋の味覚を代表する人気の大衆魚。本特集では今季の漁況見通しや消費動向、安定供給に向けた生産者・産地の取り組み、消費地の販売戦略などを紹介する。
苫小牧漁協の夏ホッキけた引漁は、7月1日の解禁から約1カ月が経過、今季は操業始期からナギが続き、順調に出漁している。第38幸栄丸の磯﨑好一副組合長は「今日(28日)まで、日曜日以外の休みは1回だけ」と操業状況を説明。第28東信丸の柳谷哲さんは「ここまで連日の出漁は珍しい。だいぶ疲れもたまってきた」と苦笑いする。