オホーツク海南部地区のけた引漁は、大半が日産ペースを抑えた操業を余儀なくされている。南部の修正計画量は当初計画15万7300トンから約3万4000トン減の12万3500トン。歩留まり、アソートは徐々に上向き13%台で3S中心の単協が続出。関係者は歩留まりの上昇に期待を寄せている。
香深漁協のホッケ刺網は日網が主流、投網後数時間で揚げる高鮮度の魚を出荷している。網に掛かる雑物も少なく、着業者は「留網に比べ網外しに手間が掛からない」と話す。
松前さくら漁協でアブラツノザメ刺網に着業する鳴海年蔵さんは、出荷前に行う皮剝ぎの処理能力向上を目指し、作業の機械化を検討している。7月上旬には、東亜交易株式会社(東京都、電話03・3220・2411)が大沢漁港で実施した皮剝機のデモンストレーションを視察。鳴海さんは「取り扱いに慣れると処理能力は格段に上がるだろう」と話す。
松前さくら漁協でコンブ養殖を営む鳴海年蔵さんは、小型流網用のFRP製ローラーなど以前使っていた漁具を有効活用し、コンブ荷揚げ専用道具を製作、岸壁に設置し荷揚げ時のコンブ脱落を防ぐとともに、作業効率を上げ労力も軽減した。
稚内市の有限会社石崎食品販売(石崎幸治社長、電話0162・24・1635)は、稚内産魚介類の加工販売で、レンジ加熱・調理の簡便食品に力を入れている。煮魚・焼魚のほか、バイヤーの提案に応え、昨年からフライにも商品の幅を広げた。
頓別漁協所属のナマコけた引船「第5龍宝丸」(5.6トン)は、他船と異なる大型の平台型八尺を装着している。このため引き綱は細くて丈夫な15ミリのナイロンを使用。細かな漁具にも改良を施し、確実で安定した漁獲量につなげている。
礼文島の養殖コンブ水揚げが終盤を迎えている。今季は「雨やシケが多い」という中、すでに終漁した着業者もでてきた。実入りや長さなど生育面は施設によってばらつき。22日現在でヒドロゾア(毛)の目立った付着はない。
ひだか漁協のツブかご漁が順調だ。7月中旬まで真ツブ、ごまツブ、毛ツブとも昨年を上回る水揚げで推移。浜値も堅調。特に毛ツブが90円と、6月の100円台から下降したものの、好値を維持している。
えりも町の水産加工・㈱マルデン(伝法貴司社長)は、札幌圏を中心に昆布売り場の再興に乗り出した。札幌市中央卸売市場の荷受・髙橋水産㈱の売り場にコーナーを常設し、商品提案。併せて仲卸、場外の小売店、スーパーなども回って特徴や用途、生産状況などを説明、訴求を図る。情報発信の販売戦略を後押しし、産地・北海道の昆布消費を盛り上げていく。