数の子など魚卵加工大手・株式会社加藤水産(留萌市、加藤泰敬社長)グループの株式会社エーシーエス(加藤貴章社長)は、増毛町の阿分工場敷地内に「ACSロジスティクス冷蔵庫」の新設を進めている。環境負荷軽減や省エネに向け、二酸化炭素とアンモニアの自然冷媒を使用したノンフロン型の冷却方式を採用。庫腹は4700トン。来年2~3月に稼働を開始する予定だ。
北海道のスルメイカ漁は、道東では釧路が水揚げを伸ばしている。7月中旬から釧路沖で漁場が形成され、イカ釣船が集結、順調な水揚げが続き、盆明けも釧路を拠点に操業。一方、日本海では低水準ながら稚内が昨年を上回る水揚げを持続している。
羅臼漁協の天然コンブ漁が終盤を迎えている。8月末の漁期まで操業予定の着業者もいるが、大半が切り上げ、製品作りに専念する。今季は深みに偏る繁茂状況。加えて「コンブの葉長が短くてさおに絡みにくく、採取しにくかった」との声も。生産は昨年を大きく下回る見通しだ。
日本海のウニ水揚げが伸び悩んでいる。後志管内は海藻の繁茂不良などで身入りが低調。礼文島もシケ休漁が多く、12日に終漁した船泊は昨年に比べ3割の減産となった。
北るもい漁協のエビかご漁は、主体となるナンバンエビの大サイズが昨年より増え、浜値は好値を維持している。高値はキロ2300円前後。例年お盆前には浜高となるが、11日は大が3591~2827円の好値を付けた。
羽幌地区が大型3隻、小型6隻、苫前地区が大型1隻の計10隻で操業。大型船は2、9月、小型船は12~2月が休漁。ことし7月末のエビ水揚量は前年同期比7%増の665㌧、金額は同15%増の8億7378万円、キロ平均単価は同7%高の1314円。
初山別村の梅澤商店(梅澤安男代表、電話0164・68・1215)は、羽幌産活甘エビでつくる丸干し=写真=が看板商品。8年ほど前に開発し、口コミで評判が広がった。昨年夏には研究を重ねてきた内臓の除去製法を確立。道産食品のトップブランド「北のハイグレード食品+(プラス)2015」に選ばれ、販路が広がっている。
今季の玉冷生産量は、昨季比1割減の2万トン程度に落ち着く見通しだ。価格高騰で生鮮消費が落ち込む中、産地は玉冷生産にシフト。オホーツク海側の大減産でオ海産は減少するが、噴火湾や根室海峡、東北の他産地が増産の見込み。道漁連は繰越在庫を含む本年度の玉冷総供給量を前年度比12%減の約2万2千トンと試算している。
稚内からスタートし羅臼を回った日本昆布協会(会長・田村満則ヒロコンフーズ株式会社社長)の第2回北海道昆布産地見学交流会は5、6の両日、ナガやアツバの主産地である道東を訪問した。歯舞で生産現場、浜中ではエックス線異物検出装置や自動重量選別機を視察。釧路5単協の各専務と意見交換も実施した。
北るもい漁協は、主力の天売・焼尻地区で水揚げの少ないエゾバフン(殻付き)がキロ2500円前後の好値を付けている。漁獲量は全般的に振るわず、ことしからキタムラサキの稚ウニ放流も始めた。
不漁で漁期を大幅に短縮したサロマ湖3単協(湧別・佐呂間・常呂)のホッカイシマエビ漁が7月16日に終漁した。3単協合わせた水揚量は33.4トン。漁獲割当量40トンに対し16%下回った。