森町の株式会社ヤマホン佐藤商店(佐藤保浩社長、電話01374・2・2232)は、20年ほど前から秋サケの山漬けを手掛け、昔ながらの食文化を次代につないでいる。個人客や業務筋などに販売。ことしから富良野市の人気商業施設「フラノ マルシェ2」で具材に使ったおにぎりが提供され、知名度アップに期待も込める。
寿都町漁協のアンコウ刺網は水揚金額が伸び悩んでいる。数量は昨年並みだが小型傾斜で安値基調。着業者は「年々小型化している」と口をそろえる。
ホタテ加工など水産加工現場で労働力不足が深刻化する中、湧別漁協は9月から殻むき作業の機械化実証試験に乗り出した。株式会社ニッコー(釧路市)製の自動生むき機「オートシェラー」を使用し貝柱の品質面や生産効率を検証、ホタテ加工の新たな形態を模索している。1日には食味試験を実施。参加者60人の舌をうならせる出来映えに関係者は大きな手応えを感じていた。
ホタテ加工を主力とする株式会社マルニシ西田水産(堀川保社長、電話01374・2・2873)は、登別・白老地区のホッキ漁で混獲される「ビノスガイ」の有効活用に向け、活の取り扱いに乗り出した。韓国向けに6回で計80トンを出荷。漁獲量次第だが、来季以降も継続していく計画。
ひやま漁協のスケソ延縄が11月下旬に始まった。出足の水揚げは多くて日量29トンほど、少ない日で8~9トン。浜値はキロ200円台中心だが未熟卵が多い場合は200円割れとなっている。
大詰めを迎えた新巻き商戦は、水揚げが10万トン台半ばと昨年並みの不振となり、生鮮や冷凍ドレス向け主体の処理から生産量が引き続き低水準。卸相場はほぼ昨年並みで、小箱(10キロ)は需給均衡の様相。一方、大箱(19.5キロ)は特に単価高となる4、5尾のマーケットが縮小しており、年内に順調に消化できるかが焦点だ。
広尾、大樹、大津の十勝3単協とえりも漁協庶野支所でつくる十勝管内ししゃも漁業調整協議会(石井毅会長)は11月29日、新千歳空港で、シシャモの試食・販売会を開いた。漁業者や漁協職員らがパンフレットなどを手に、焼きたての一夜干しシシャモを無料提供、空港を利用する道内外多くの人に十勝産をPRした=写真。
漁業者の手掛ける加工品が、手作り製法や素材本来の風味などで、本物・安全・安心志向の消費者をつかんでいる。漁業の傍らで生産量は限られるが、ニーズを意識し、漁獲物の付加価値を高めるその意欲と工夫は、特産品の創出など漁村地域の活力再生にもつながる。前浜産のPR・普及と併せて加工販売に成長源を見いだす漁業者に着目した。
サンマ漁は11月中旬以降、主漁場の公海の水揚げが急減。シケも薄漁に拍車をかけている。漁業情報サービスセンターがまとめた全国7月~11月25日現在の数量(速報値)は前年同期比47%減の11万トンと、依然前年の半減ペース。過去最低だった平成11年(13万4944トン)に届かない可能性も。このうち、道東4港の数量は同39%減の6・2万トン。