噴火湾のエビかご秋漁が始まった。序盤はボタンエビの入る場所が少なく、渡島3単協(砂原・森・落部漁協)とも好漁場に集中し船間格差が開いている状況。大半が1隻日量100キロ未満となり、好漁年と比べ苦戦を強いられている。組成はメス中心でキロ3千円台と昨年より高値発進となった。
宗谷漁協のコンブは自由操業で出漁、漁は終盤を迎え、多い着業者でこれまでに40回以上採取している。実入りなど生育面は漁場でばらつきがあり、着業者は「下側で良く上側が芳しくない」と言う。
苫小牧漁協のスルメイカ漁は外来船が集結、昼操業が中心で2日には全体日量が約4千箱とまとまった。着業者は「最近は切れた感じもあるが、苫小牧が一番獲れている」と話す。
道昆布漁業振興協会が取り組む増産対策「どぶ漬けロープ設置試験」は、2020年度に生育調査が終了した6漁協7地区のうち戸井、厚岸、広尾、歯舞の4漁協で順調に生育、効果が確認された。
渡島噴火湾で稚貝の本分散作業が始まった。鹿部、砂原、森漁協と落部漁協の一部が9月頭から地元産中心にスタート。昨年同時期に各地で散見された空貝はほとんど見られず、数量も十分に確保している状況。成長も平年並みで「順調そのもの」と着業者。秋に多発する台風に警戒しながら作業を進めている。長万部、八雲町漁協は9月中旬から開始する予定。
株式会社大平昆布(宮城県栗原市、藤田洋生社長、電話0228・25・3553)は、コンブやワカメなどを粉砕したパウダー商材の生産に力を入れている。食品やサプリメント、美容品など用途は多彩。端材も使うことで食品ロス削減を推進する。豊富な栄養・美容成分に加え、独特のとろみや色味が販路拡大を後押し。長寿社会を支える商材に育て上げたい考えだ。
八雲町と定置漁業者ら11人で組織するひやま漁協熊石支所サーモン養殖部会(南部健一部会長)が熊石漁港で養殖に取り組むトラウトサーモン(ニジマス)の「北海道二海サーモン」。過去2年の試験結果を受け、新たな漁業資源の創出に期待が膨らんでいる。イカなど前浜の水揚げが振るわず、工藤幸博組合長は「将来的には養殖規模を拡大し、サーモン養殖の企業化を実現させたい」と意欲を見せる。
留萌市の株式会社 ヤマニ野口水産(小野寺正司社長、電話0164・42・1127)は、日本酒蔵元とのコラボ商品の展開に力を入れる。第1弾は旭川市の髙砂酒造㈱と開発。主力の道産秋サケを使った乾珍味で酒粕を融合した。9月には増毛町の国稀酒造株式会社と同様の商品を打ち出す。
水産研究・教育機構は西ノ島町(島根県)産ツルアラメに含まれる抗アレルギー成分5種をこのほど特定した。また、含有量に季節変動があり、夏~秋(6~11月)に多いことを明らかにした。この研究結果により、抗アレルギー成分の含有量が多い時期の収穫を実現するほか、西ノ島町産ツルアラメの持続的利用への可能性が示されたことになる。
共同船舶株式会社の捕鯨船「第三勇新丸」が1日、東京都江東区のお台場ライナーふ頭に着岸した。3日、初めてとなる豊洲市場への大型クジラの生肉を上場するためのもので、陸揚げには所英樹社長や社員らも立ち会った。4日の「くじらの日」を盛り上げようと鯨肉の消費を定着させるプロモーションのピークを迎えた。