発泡スチロール協会によると、2021年の発泡スチロール出荷実績は前年比4.2%増の12万7700トンとなった。14年以来7年ぶりに対前年プラスとなり、全分野において対前年100%超えとなった。ただ、水産向け出荷は0.4%増の4万8272トンであり、協会では「昨年同様、イカやサンマなどの不漁やコロナ禍による飲食業への影響が継続し、十分な回復には至らなかった」との認識を示している。
えりも漁協東洋地区青年部は磯焼け対策などのため鉄粉を投入している。2019年3月はセメントブロック、22年3月は土俵と異なる手法で実施。吉田祐一部長は「ある程度の効果を確認できた。今後も継続して取り組み、投入数を増やしたい」と意欲を示す。
函館市漁協のスルメイカ釣り漁は、極端に不漁だった前年を上回る出足。船間・日間差があるものの、7月12日現在の数量は前年同期比2.3倍の40トン、金額は83%増の4857万円となった。解禁から1カ月半が経過して主漁場は前浜(津軽海峡)に形成、ハシリに操業していた西津軽堆より圧倒的に近くなり、燃料消費も抑えられている。
道南・本場折浜の促成は、天候に恵まれず水揚げペースに遅れが出ている。悪天時に使う乾燥機はコンブの収容本数が限られ、天日干しに比べ1日に揚げる本数が大幅に少ないため。「機械乾燥の稼働率が上がる中、燃料価格が高く大変」との声も挙がっている。また、例年より多い毛(ヒドロゾア)の付着にも頭を悩ませている。
陸奥湾養殖ホタテの2022年度春季実態調査結果がまとまった。21年産のへい死率、異常貝率および殻長、全重量、軟体部重量の平均値は平年並みとなった。このうち耳づりの異常貝率はやや高いものの、耳づり、丸かごの成育状況は平年を上回っている。一方、幹綱1メートル当たりの収容枚数は平年を上回り、県は適正密度による養殖管理の徹底を促している。
道内初の有機海藻が誕生した。函館市小安産の養殖マコンブ、奥尻島産と松前産の養殖ワカメで、昨年12月に制定された日本農林規格(JAS)の「有機藻類」認証を取得。種苗生産で培養液を使わないことなど厳格な生産基準を満たした。3地区と連携を図り、小分け業者として認証を取得した㈱丸善納谷商店(函館市、納谷英雄社長)が乾燥製品を製造、有機市場が拡大する欧州への輸出を計画している。
オホーツク海沿岸の6月末水揚量は、漁場造成を含め前年同期比17%減9万7千トン強となった。計画達成率は34%。宗谷、猿払村、紋別、常呂が1万トン超え。猿払村は日産440トン、宗谷、枝幸、常呂は日産300トン台中盤。歩留まりは12%前後、一部13%以上と上昇傾向。組成は3S中心だが南部の一部は5S中心。浜値は大半がキロ200円以上となった。
えりも漁協の春定置は不漁の昨年を上回り、例年並みの水揚量を確保している。4日現在の水揚額は前年同期比約2.3倍の1億7千万円。トキサケ、サクラマスの増産が後押し。終盤はニシンやカレイが主体の漁況を示している。
宮城県漁協石巻湾支所(髙橋文生運営委員長)は、管内で獲れる天然アサリ資源の保護、増大を目指している。東日本大震災で被災し、新たに造成された石巻市の万石浦の干潟で5年前から漁を再開。漁期や漁獲上限、採取サイズを定め、今季は10トンを水揚げした。環境の変化を逆手に取った干潟拡大計画が進行中。水揚量を増やし、ブランド力強化につなげる。
宮城県漁協(寺沢春彦組合長)の通常総代会が6月30日、石巻市で開かれ、当期剰余金2億807万円(前年度比9442万円増)を計上した2021年度決算を承認した。黒字は10期連続。22年度事業計画などの議案も可決したほか、東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出に「断固反対であることはいささかも変わらない」とする特別決議を採択した。