苫小牧港のスルメイカ釣漁は9月上旬から外来船が集結し、14日は合計21隻が荷揚げした。数量に安定性を欠く漁模様を強いられており、着業者は今後の増産に望みを託す。組成はバラも見られるなど小ぶり。14日の出荷数量は発泡485箱。大半が前日の昼操業。30尾入れが主体で255箱と全体の約5割を占めた。えさん漁協所属・白龍丸の泉義峰さんは「もう切れた感じ」と強調する。苫小牧沖や登別沖などで操業したが「14日の出荷は10箱とわずか」と話す。泉さんは「9月上旬に苫小牧に来たが、最初のうちは多い日に120箱獲れた」と説明。ただ「多い日は3日間くらいしか続かない。今年はどこの漁場もそんな感じの水揚げ」と特徴を示す。