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新聞記事

2021年5月の記事一覧

掲載日:2021.05.31

久慈市養ギン3季目初水揚げ

いけすから水揚げされるギンザケ


 岩手県の久慈市漁協(皀健一郎組合長)が久慈湾内で試験養殖しているギンザケの3季目の水揚げが27日、始まった。最終試験の位置付けとなる今季は、8月中旬まで約20回にわたり前季実績の5倍となる計200トンの出荷を目指す。成育は順調で、ブランド化に向けた取り組みも進行中。事業化に移行する来季に弾みをつけ、不漁にあえぐ浜に新たな活力を導く。


掲載日:2021.05.31

日高春定置 本マス好漁

水揚げが好調に推移する本マス(5月26日、三石市場)


 日高管内の春定置(19カ統)は、本マス(サクラマス)が好漁だ。全域で昨年を大幅に上回るペース。ただ、浜値は昨年より安値傾向。一方、昨年は5月後半にまとまったトキサケが低調に推移し、着業者は盛漁期を迎える6月に期待をかけている。


掲載日:2021.05.24

お魚殖やす植樹運動に寄付


 ㈱水産新聞社(札幌市、永原巻鋭社長)はこのほど、漁協女性部を中心に全道各浜で実施されている「お魚殖やす植樹運動」の苗木代などの活動資金として、公益社団法人北海道森と緑の会(山谷吉宏事長)に30万円を寄付しました。
 本紙は「豊かな森の存在が海の魚を育む」という漁業者の思いが込められた「お魚殖やす植樹運動」をはじめ、魚にやさしい河川の復元などを応援しようと、2001年3月から「100年キャンペーン 森を守り海を豊かに」を開始。水産・林業関連各企業・団体からの協賛広告を得て、毎月1回のペースで掲載しており、寄付はその掲載料の一部です。
 今後も紙面などを通じて「「お魚殖やす植樹運動」を応援していきます。


掲載日:2021.05.24

後志沿岸コウナゴ減産

コウナゴの箱詰め作業(5月18日、寿都町漁協市場)


 北海道後志沿岸のコウナゴ漁はここ2年の好漁が一転、低調な水揚げに苦慮している。漁期序盤でのシケ頻発や成育遅れなどが影響。一方、三陸などの不漁を受け、昨季に続き本州の加工筋の引き合いが強く、浜値は高値基調。寿都町漁協や島牧漁協などで漁獲されたコウナゴが上場する寿都町漁協市場では、5センチ程度の大サイズの下値が約900円と、昨季を約200円上回る状況。地元加工業者は原料の仕入れに不安を抱えている。


掲載日:2021.05.24

「北海道岩宇なまこ」GI申請

岩内郡漁協でのナマコの荷揚げ


 神恵内・岩内・泊の3町村と古宇郡、岩内郡の2漁協でつくる「積丹半島地域活性化協議会」(会長・高橋昌幸神恵内村長)は3月16日付で、2漁協の漁業者が漁獲する生鮮ナマコについて農水省の地理的表示(GI)保護制度の登録を申請した。協議会事務局の神恵内村産業建設課は「産地偽装品の流通を防ぎ、国のお墨付きによる輸出時の品質保証も期待できる」と話す。


掲載日:2021.05.24

青森県漁連、陸奥湾養殖のMEL認証を年内に申請へ

半成貝の水揚げ(5月12日、小湊漁港)


 青森県漁連は2021年度内に、養殖ホタテのマリン・エコラベル・ジャパン(MEL)認証の取得を計画している。資源・生態系の保護など環境に配慮した生産団体としての認証取得に向け、年内に申請する予定。国際的な信頼性を高め国内外流通の維持・拡大を目指す。


掲載日:2021.05.24

札幌こんぶ屋店主の桑折さんパキスタンの学校給食に日高昆布を6年間提供


 「昆布は命を救う」─。昆布巻きを柱に製造販売する札幌こんぶ屋(札幌市中央区、電話011・563・3360)の店主・桑折廣幸さんは、本業の傍ら昆布を通じた慈善活動にも携わってきた。NPO法人を通し、ヨード不足による健康被害に悩むパキスタン山岳部の村に昆布の提供を続け、現地にも赴いて子どもたちに昆布入りのスープを振る舞った。桑折代表は「遠く離れた地で昆布を必要とされていることに心が動いた」と当時を振り返り「この経験は一生の宝物」と話す。


掲載日:2021.05.24

羽幌町の重原商店、甘エビの 加工品で拡販

甘エビのオイル漬け


 羽幌町の株式会社重原商店(重原伸昭社長、電話0164・62・2138)は、水揚げ日本一を誇る前浜産甘エビの消流拡大を進めている。活・生出荷、3D凍結の冷凍品に加え、昨年7月にオリーブオイル漬けを発売し、加工品を拡充。生協の協同購入や道産食品専門店、地元スーパーなどの取り扱い先を得て売り込んでいる。


掲載日:2021.05.24

青森市漁協、職員が活じめで魚価安打開に挑戦


 青森市漁協は、鮮魚の魚価安に歯止めをかけようと職員が活じめに取り組み、東京豊洲市場への出荷も試みた。「昨秋にマダイで試験的に始めた。活じめや梱包に試行錯誤を重ね、少しでも魚価に反映させたい」と白川佑生業務課長代理。今年は保冷車も購入し鮮度向上に努める。


掲載日:2021.05.24

岩手塩蔵コンブ初入札、品薄感で1割高スタート

入札前に品質を確かめる買受人


 岩手県産養殖コンブの湯通し塩蔵製品の今季初入札会が18日、大船渡市の県漁連南部支所であった。主力の長切1等の平均単価は10キロ約3千円と、前年同期を1割ほど上回る高値スタートとなった。昨季の大減産に伴う品不足感が買受人の確保意欲を促したとみられる。


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