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掲載日:2025.11.24

再生ナイロン広がる~廃漁網を漁業者の収入源に

乾燥中の漁網


 廃棄漁網で再生ナイロンを生産するリサイクル事業が国内で活発化している。千葉県一宮町のEllange株式会社(以下、エランゲ)が浜での買い取りを開始し、漁業者の新たな収入源に転換。再生素材はパタゴニアなど海外の衣料品メーカーが製品に採用を拡大。海洋ゴミ削減と漁業者支援を両立する取り組みとして進展に期待が高まる。


掲載日:2025.11.24

給餌量約2割削減、道総研など新配合飼料開発-ウニ特集-


 道総研工業試験場は、痩せウニの養殖用配合飼料で、摂餌行動が緩慢なウニの特性に応じた長期間水中で溶出しない「水中保形性」に優れた飼料を開発した。植物由来の微細繊維を添加。試験では既製品に比べて水中保形性が高く、給餌量を約2割削減できる結果を得られた。ウニ養殖で課題となる餌コストを低減、持続可能なウニ養殖の確立に向け、技術の実装・普及を進めていく。


掲載日:2025.11.24

ウニ価格 高値水準に~荷動き限定、年末需要に期待-ウニ特集:東京都・豊洲市場-


 東京都・豊洲市場のウニ消流は11月中旬に入って北海道産、北方四島産ともに品薄感から高値で推移している。シケによる操業回数の低下や、北方四島産の歩留まりも低調なことが、全体的な入荷量不足の要因。価格が高止まりする中、荷動きは限定的で、年末商戦に向けて需要回復に期待が寄せられている。相場はカナダ産が土曜日には8千円台で競られ、それ以外の日も6千円台と高値圏で推移。北方四島産は9千円を中心に取引され、高ランク製品は1万3千円の価格帯。北海道浜中産の天然エゾバフンウニも1万5千~1万3千円と高値を形成している。


掲載日:2025.11.24

ウニ丼専門、札幌に開店相次ぐ~加工場直営の強み-ウニ特集-


 訪日客に人気の高いウニ丼専門店の新規開店が札幌市で相次いでいる。運営会社はウニの加工・卸を手掛けており、独自の仕入れルートや加工場直送で一年を通して道内産地から高品質、高鮮度のウニを提供できる強みを生かしている。東京・豊洲市場にウニを出荷する加工卸・㈱札幌カネシン水産(札幌市、石黒淳社長 電話011・676・9531)直営のウニ丼専門店「凪~nagi~」は今年6月にオープン。石黒社長は「ウニは鮮度が命。札幌で四季折々のおいしいウニが食べられることを認知していただきたい」と力を込める。


掲載日:2025.11.24

「プラ木箱」海外にも普及進む-ウニ特集-


 食品用プラスチック容器メーカーのマルイ包装株式会社(本社・札幌市、酒井恒雄社長)が製造販売する生うにの折詰め用容器「プラ木箱」。高級感とHACCPの衛生管理への対応を兼ね備え、2016年の発売以来、国内のうに加工場に普及。最近では米国主体に韓国、オーストラリアなど海外輸出が増えてきている。


掲載日:2025.11.24

道産天然ウニ 生産量、低水準続く-ウニ特集-


 北海道沿岸のウニは日本海を中心に大幅減産した昨季同様、今季も厳しい漁況が続いた。昨季に比べ操業回数が伸長した浜が多かったが、水揚げは依然低水準。一方、浜値はエゾバフンウニ、キタムラサキウニとも強含みの様相を呈している。


掲載日:2025.11.24

伊達「早出し」開始

伊達地区の加工貝出荷作業


 いぶり噴火湾漁協伊達支所の加工貝「早出し」が15日に始まった。3軒で5.8トン、浜値はキロ670円を付け、昨年初日と比較し76%高の高値発進となった。2回目の20日は3軒5トン半で701~693円と、前年同様に強含みの展開。1キロ当たり12枚程度、仕向けは玉冷とみられる。


掲載日:2025.11.24

「函館真昆布」PR-函館蔦屋書店でイベント

昆布の長さが目を引く原藻展示


 11月15日の「昆布の日」に合わせ、函館真昆布の知名度向上と消費拡大を図ることを目的とした「函館真昆布展」が15、16の両日、函館蔦屋書店で開かれた。原藻展示などを通し3浜(白口、黒口、本場折)の特徴や違いを示すとともに歴史も紹介。コンブの粘り成分を学ぶ「ねばねば体験」のほか、昆布水とだしの試飲や各種製品の試食も提供、多角的に昆布の魅力を発信した。


掲載日:2025.11.24

ひやま養殖サーモン、管内全6町で実施


 ひやま漁協が取り組むトラウトサーモン(ニジマス)の海面養殖は、11月に各地区で種苗の搬入が始まった。檜山管内では、2019年の八雲町熊石地区(北海道二海サーモン)を皮切りに、これまでせたな町大成地区、奥尻町(奥尻サーモン淡雪)、江差町(江さしっ子繁虎)が実証試験を実施し、今年度から乙部町と上ノ国町で各支所が養殖部会を立ち上げ3カ年の試験を開始する。


掲載日:2025.11.24

有珠のたも漁アワビ増加130グラム主体


 いぶり噴火湾漁協の有珠支所で、アワビとナマコのたも採り漁が始まった。近年、増加傾向にあるアワビは1人日量20~30キロ、多い着業者は30キロ以上と順調なスタート。一方、ナマコは昨年並みの水揚げだが、低迷する中国需要を背景に、浜値は3割安のキロ2千円と安値に振れている。
 漁期は11~2月。アワビは今月中旬時点で5人が水揚げ。内城正幸さんは10日に2日分合わせ75キロを出荷しており「量は年々増えている。アルトリ岬沖中心に採れる場所はある程度限られるが、昨年より多い印象。サイズは大・小さまざま。ただ特大は少ない。全体的に小さい感じ」と話す。


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