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新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2025.09.29

宮城県産マサバ 入荷安定-東京都・豊洲市場-

身質向上に期待がかかる宮城県産のマサバ


 東京都・豊洲市場のマサバ消流は宮城県産の入荷量が安定している。ただ、身質に課題があり、長崎県産に比べ安値に付いている。東京都が集計する9月第2週の取扱状況によると、宮城産マサバは前週比81%増の約22トンが入荷し、キロ単価の中値は621円となった。


掲載日:2025.09.22

プラ削減・循環・機能性、品質保持+持続可能社会の実現-包装資材・機器特集-


 包装産業や容器・包装を使用する食品製造など業界各社は持続可能社会の実現に取り組んでいる。包装の役割である「中身を守る」という機能を保持、技術開発に着手しながら、プラスチック使用量の削減、容器・包装のリサイクル、CO2削減などを推進している。プラ使用量削減では、環境対応素材の採用が進み、従来のバイオ樹脂やリサイクル樹脂、紙への切り替えだけでなく、ケミカルリサイクル(化学的再生法)やマスバランス(物質収支方式)など新たな手法を用いた環境対応素材の採用が進む。


掲載日:2025.09.22

青森県三沢市昼漁スルメイカ好調


 青森県の三沢市魚市場でスルメイカの水揚げが好調だ。14日時点で前年同期比5.4倍となる21万4326箱(1箱5キロ入れ・約1071トン)、金額は3.4倍の6億3213万円となっている。箱平均単価は36%減の2949円。「三沢昼いか」として首都圏への流通も多い名産品だが、過去2年は漁期全体で約4万5千箱と不漁が続いていた。関係者らは好漁に胸をなで下ろしている。


掲載日:2025.09.22

漁業直結の内容多数-宮城県水技センター研究成果発表会-


 宮城県水産技術総合センター(石巻市)は18日、取り組んでいる試験や研究内容について報告する「令和7年度試験研究成果発表会」を同センターにて開いた。県市町の水産行政担当者や漁協職員など約50人が聴講、県産アカガイの資源量に関わる分析など漁業現場に直接的に関係する5題が報告された。


掲載日:2025.09.15

岩手産干しコンブ最終入札長1等3万8000円超


 岩手県産養殖干しコンブの今季共販入札会が終了した。7月から素干し・本干しの順に2回ずつ計4回行われ、合計数量は前年比13%増の276トン(素干し66トン、本干し210トン)。価格は2~3割高で推移した。5日に行われた本干しの2回目(今季最終)入札では田老町漁協出荷の長切1等が10キロ3万8690円の値を付け、市場関係者から驚く声が上がった。入札会はすべて県漁連北部支所(宮古市)で行われた。県漁連によると高水温の影響により3年ほど前から続いていた減産傾向が「今季は若干だが回復」。買受人らの品質に対する評価も上々だが、相場は強含みで推移した。


掲載日:2025.09.15

閖上産アカガイ、ハシリ順調キロ4000円


 宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)漁港で、アカガイの今季水揚げが4日に始まった。10日まで3回出漁し1.6トン、キロ平均単価は前年比13%高の4003円と順調なスタート。閖上産は高級食材として認知され、首都圏を始め全国から引き合いが強い。数量・サイズとも「ハシリとしては良い」(市場関係者)といい、初入札ではキロ平均4690円、高値6432円となった。浜では資源管理を徹底、ブランド力を維持している。


掲載日:2025.09.08

販路拡大へ130社集結-東北復興水産加工品展示商談会2025開催-


 東日本大震災で被災した三陸・常磐地域の水産加工業の販路回復・拡大を後押しする「東北復興水産加工品展示商談会2025」が9月30日、10月1日の両日、仙台市青葉区の仙台国際センター展示棟で開催される。約130社・800アイテムが集結、「繋がる・繋げる展示商談会」をテーマに掲げ、生鮮・冷凍から高次加工品まで出展各社が技術と工夫を凝らした“うみのうまいもの”を全国のバイヤーらに発信する。


掲載日:2025.09.08

三陸でサンマ水揚げ開始、宮城・女川は初日キロ450円


 サンマの今季水揚げが三陸各地で始まった。岩手県では8月29日に大船渡港、2日に釜石港と続き、宮城県では2日女川港、3日気仙沼港で初水揚げ。女川魚市場では初日75トン、120~160グラムサイズを中心に180アップの魚体も目立ち、市場関係者らは「大ぶりで脂乗りもよい」と好スタートを歓迎、「今年こそ大漁に」と期待する。初入札価格は昨年の3分の1程度となるキロ450~309円だった。


掲載日:2025.09.01

東北3県秋サケ、不漁深刻-サケ特集-


 青森、岩手、宮城の東北3県の秋サケ漁は2019年度を境に深刻な不振が続く。潮流や餌の環境など温暖化を背景とした海洋の変化で、放流した稚魚が北上しにくくなった可能性などが指摘される。稚魚の大型化や強じん化など回帰率向上に向けた対策を模索するが状況は思うように好転せず、今季も厳しい漁模様となる公算が大きい。


掲載日:2025.09.01

宮城養殖ギン 17%増産-サケ特集-


 宮城県漁協によると、7月下旬に終漁した2025年の県産養殖ギンザケ水揚げ量は前年比17%増の1万5296トンで、計画数量(1万4500トン)を上回った。種苗数が前年より169トン多い
1434トンと多かったことに加え、例年と比較し大型の稚魚(約190グラム)を海面投入したことが要因とみている。


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