電子版 電子版サンプル

新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2025.03.31

中芯抜①3万12円-岩手産養殖ワカメ第2回入札-


 岩手県産養殖ワカメの第2回入札会が27日、県漁連南部支所(大船渡市)で行われた。県内15漁協から塩蔵(ボイル)250トンが出荷され、中芯を除いた10キロ当たりの平均単価は2万51円(前回比20%高)だった。家屋や作業場など約210棟を焼失する大規模な山林火災に見舞われた大船渡市の浜からも今季初めて出荷され、同市三陸町綾里産の中芯抜き1等が3万12円の最高値を付けた。


掲載日:2025.03.31

担い手確保へ高校生対象に1日限定バイト体験

カキ養殖を手がける株式会社かねもと(石巻市沢田)では22日、殻むきに汗を流した


 宮城県石巻市の水産事業者15社が協力し、22日から春休みの高校生を対象としたアルバイト型の水産業体験「すギョいバイト3」を実施している。「時給千円。豪華特典付き。1日限り」で、カキの殻むきなど漁の手伝い、加工品の製造補助や販売などさまざまな業務を用意。職場見学ではなく、一緒に働くことで業界の魅力や楽しさを高校生に伝え、担い手の裾野拡大につなげている。


掲載日:2025.03.24

山林火災の浜に活気-岩手産ワカメ水揚げ開始-


 大規模な山林火災に見舞われた岩手県大船渡市で、養殖ワカメの収穫が15日から本格化している。避難指示のため10日まで立ち入りが制限されていた綾里漁港でもボイル作業場が並び、漁業者らは「品質は良い」と口をそろえる。例年より10日ほど遅れて、浜は再び動き出した。


掲載日:2025.03.24

岩手県生ウニ出荷始まる


 今季第1回の生ウニ事前入札会が14日、岩手県漁連北部支所で行われた。山田湾内111号の14、17、19、21日の4日間の水揚げ分が対象で、キタムラサキウニ(シロ)1号品に10キロ当たり20万5千~16万7800円、2号品に同8万~6万円の値が付いた。エゾバフンウニ(アカ)1号品は同14万円。2号品は同7万円だった。


掲載日:2025.03.17

海洋ごみ問題発信、廃漁具再生品 催事に出展


 福島県いわき市の若手漁業者による任意団体「いわきFishersNetwork(フィッシャーズネットワーク)」は9日にいわき市小名浜のアクアマリンパークで開かれた福島県産水産物の普及イベント「いわき七浜おさかなフェスティバル」で漁具を再利用した商品の販売ブースを出展、注目を集めた。


掲載日:2025.03.17

大船渡市の山林火災、漁業被害 甚大に


 岩手県大船渡市の大規模山林火災は、地域漁業にも甚大な被害をもたらしている。綾里地区では定置網の保管倉庫が焼失、被害額は約10億円に上る。地元漁協によると、自宅や作業場を失った組合員は23人。自宅と作業場の両方を失った組合員も複数いるという。養殖ワカメの生産者は焼け落ちた流木の影響を心配する。ようやくイサダ漁に出た船の漁労長にも笑顔はない。


掲載日:2025.03.10

定置倉庫、漁家宅被害-大船渡市の山林火災-


 岩手県大船渡市で2月26日に発生した山林火災で、定置網の保管倉庫など漁業施設も被災。加えて関係者らは「ワカメ出荷や春漁のイサダなど影響は大きい」と話す。


掲載日:2025.03.10

宮城県、2年ぶりイサダ水揚げ

宮城では2年ぶりとなるイサダ水揚げ(3月4日、南三陸町)


 1日に解禁した宮城県のイサダ(ツノナシオキアミ)漁は、3日に南三陸町と気仙沼市の両市場に合わせて73トンが水揚げされ、キロ平均単価は南三陸、気仙沼とも125円と高値スタートを切った。三陸沿岸の春漁の主役だが、同県のイサダ漁は昨年、親潮系冷水の波及が弱く漁獲ゼロで終えていた。2年ぶりに岸壁を桜色に彩る水揚げに、漁業者らは「幸先の良いスタート」と声を弾ませる。


掲載日:2025.03.03

大不漁で苦戦-気仙沼市秋サケ稚魚放流開始-


 宮城県気仙沼市を流れる大川でサケのふ化放流事業に取り組む気仙沼鮭漁業生産組合(管野幸一組合長)が2月25日、今季初のサケ稚魚放流を行った。放流数は6万1千尾で、昨季の初放流時に比べ48%減となった。同組合によると今季は自河川での親魚捕獲数、採卵数ともに平成以降で最低を記録しており「大不漁の中、大変な苦戦が続いている」と管野組合長。最終的な放流予定数は昨季実績(182万尾)の2割弱、35万2千尾にとどまる見通しという。


掲載日:2025.03.03

宮城10キロ1万6040円-三陸わかめ初入札-


 宮城県産「三陸わかめ」の今季初入札会が2月27日、気仙沼市の県漁協わかめ流通センターで開かれた。シケ被害で前年の半数量だった昨季の初入札(31トン)から、さらに14%減となる塩蔵26.6トンが上場。減産傾向を懸念したのか、中芯を除いた10キロ当たりの平均価格は15%高の1万6040円。最高値は2万円を超えた。県漁協によると「一部で生育に遅れが見られるものの、おおむね順調」。生産者799人で例年並みとなる1万5トン(原藻換算)の生産を目指す。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る