いぶり噴火湾漁協の有珠支所で、アワビとナマコのたも採り漁が始まった。近年、増加傾向にあるアワビは1人日量20~30キロ、多い着業者は30キロ以上と順調なスタート。一方、ナマコは昨年並みの水揚げだが、低迷する中国需要を背景に、浜値は3割安のキロ2千円と安値に振れている。
漁期は11~2月。アワビは今月中旬時点で5人が水揚げ。内城正幸さんは10日に2日分合わせ75キロを出荷しており「量は年々増えている。アルトリ岬沖中心に採れる場所はある程度限られるが、昨年より多い印象。サイズは大・小さまざま。ただ特大は少ない。全体的に小さい感じ」と話す。