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新聞記事

特集一覧

掲載日:2021.06.14

マルトマ苫小牧の「漁船なう」で水揚情報投稿


 苫小牧市公設地方卸売市場の荷受・マルトマ苫小牧卸売株式会社が運用し、漁業者自らが当日の水揚げ状況などを発信する「漁船なう」が4月に稼働を始めた。6月上旬時点で苫小牧漁協の漁業者5人が投稿。コロナ禍で市内外の飲食店需要が減退、浜値の苦戦と厳しい状況が続くが、ホッキ漁や刺網を営む髙島貴仁さんは「情報を発信することが大事」と前を向く。


掲載日:2021.06.14

白糠丘かご灯台ツブ中心に漁獲

昨年同様価格が低迷している真ツブ(6月9日、白糠漁港)


 白糠漁協の丘ツブかご漁は序盤、灯台ツブ中心に水揚げしている。漁模様は漁場間差があり連日ノルマを揚げる船もある。真ツブは主漁場の陸側にかごを入れる夏場の盛漁が期待される。浜値は安く推移、真ツブはコロナによる飲食店需要の減退でキロ千円強と低迷している。


掲載日:2021.06.14

共同船舶、世界一の捕鯨船新造へ


 母船式捕鯨を行う民間企業・共同船舶株式会社は捕鯨母船の新造計画を進めている。乗組員の安全と操業の効率化を図るため。今年で船齢33年になる日新丸(8145トン)の代船になる。加工設備を最新鋭化させた世界で唯一・最大の商業捕鯨母船が誕生する。


掲載日:2021.06.14

釧路水試魚探での繁茂状況把握技術開発に着手


 道総研釧路水産試験場は本年度から、計量魚群探知機を用いた音響計測手法でコンブなど大型海藻類の判別・繁茂状況を調べる技術開発に取り組む。音響反応で種類を判別するとともに、水中カメラでも確認。季節を変えて年に数回行いデータを取得、精度を高めていく。


掲載日:2021.06.14

マルカイチ水産、ホタテ加工ラインに自動貝むき機増設

原貝のセット作業。1台に2人ずつが当たる


 紋別市のマルカイチ水産株式会社(片山裕一社長、電話0158・24・1234)は3月に総工費約8億円をかけ既存工場を増改築の上、ホタテ自動貝むき機「オートシェラー」(株式会社ニッコー製)を2台増設した。4月のテスト期間を経て5月の連休明けから3台態勢による本格稼働を開始。5月28日には報道関係者に公開、オホーツク産ホタテの品質向上に自信を示した。


掲載日:2021.06.14

オホーツク海南部本操業スタート

本操業に入った常呂漁協の荷揚げ作業(6月9日、常呂漁港)


 オホーツク海沿岸の本操業は、6月に入り南部8単協(雄武・沙留・紋別・湧別・佐呂間・常呂・網走・西網走漁協)が全てそろった。紋別、湧別は日産250トン前後で開始。各浜で歩留まりが13%程度まで上昇。漁場造成でも大型組成がキロ100円台を付けたため、今後のアソートに期待が膨らんでいる。


掲載日:2021.06.14

釜石サクラマス安定供給目指し海面試験

釜石市魚市場に水揚げされた養殖サクラマス


 岩手県釜石市と岩手大、地元漁協や水産会社などは10日、海面養殖の実証試験で育てているサクラマス(地域名ママス)を初めて水揚げした。近年不漁が続く秋サケなどに代わる資源として市場への安定供給を目指す産学官連携プロジェクト。市魚市場に2.2トンが出荷され、入札で最高値はキロ1200円となった。県内ではギンザケやトラウトサーモンの試験養殖が相次いでいるが、三陸で古くから親しまれている国産種で独自性を打ち出し競争力強化につなげる。


掲載日:2021.06.14

宮城養ギン盛期へ

水揚げが活発化してきた宮城県産養殖ギンザケ


 宮城県産養殖ギンザケは水揚げが日産100トン超ペースになり、間もなく盛漁期に突入する。成育は順調で、1尾3.0キロ上(アップ)も増えてきた。新型コロナウイルスに伴う巣ごもり消費の拡大で冷凍在庫の消化は進み、活発な取引が期待される。活じめブランド「みやぎサーモン」の認知度は年々向上。水揚げは7月中旬ごろまで続く。


掲載日:2021.06.14

道産、高品質冷凍加工

連続式アルコール凍結機で昆布じめを急速凍結


 札幌市の株式会社マルニ北海道フーズ(永澤辰社長、電話011・886・6363)は、アルコール、3Dの最新凍結技術を活用し、道内各地で水揚げされる四季折々の魚介類で高品質冷凍加工品の製造を手掛けている。解凍後も生鮮と遜色なく、特に刺身・すし種として評価を得て、大手回転ずしや量販店などの国内販路を獲得。米国の外食産業にも採用されており、引き続き、海外市場への販売拡大にも臨んでいく。


掲載日:2021.06.07

今年もさお前コンブ漁開幕

さお前コンブの荷揚げ (6月2日、千代ノ浦漁港)


 道東のコンブシーズン到来を告げるさお前コンブ漁が始まった。歯舞、根室、落石の根室管内3漁協が操業する貝殻は、漁模様こそ船間差が大きいが生育は良好。「さお前としては最高の質」との声もある。釧路管内では釧路市東部漁協が先行して始まり、繁茂・生育はばらつきがある模様。道水産物検査協会の格付実績によると昨年のさお前は両管内とも伸び悩んだだけに、今季の順調操業と増産に期待がかかる。


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