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新聞記事

森を守り海を豊かに―本紙100年キャンペーン―一覧

掲載日:2007.06.04

記念の森で植樹、渡島地区女性連が苗木750本

汗ばむ陽気の中、植樹を進める参加者

 森を育て、豊かな海を―道漁連は1日、石狩管内当別町の道民の森にある「お魚殖やす植樹運動記念の森」で毎年恒例の植樹を行い、渡島地区女性連メンバーら57人がミズナラなど約750本を植えた。

 記念の森での植樹は今年で10年目を迎えた。渡島地区女性連をはじめ信連、漁協系統関係者、道森連、コープさっぽろ植樹・みどりグループ員などが参加。快晴に恵まれ、汗ばむ初夏の陽気だった。

 植樹に先立ち渡島地区女性連の小林佳子会長が「仲間とともに将来へ向けて大きな希望を持ち、豊かな浜になる願いを込めて1本1本丁寧に植えていきたい。また、現在植樹はお魚を殖やすという面だけでなく環境保全という面でも見直されており、いろいろな方々に理解を得られるようになった。これからもお力添えをいただき活動を続けていきたい」とあいさつした。参加者は石狩北部森林組合の福山伊宏さんから指導を受けた後、急斜面を登り植樹に汗を流した。

 この日は、ミズナラのほかイタヤとニレの苗木をそれぞれ250本ずつ植えた。 「お魚殖やす植樹運動」は記念の森のほかにも昭和63年度から道内各地で取り組まれ、平成18年度までの植樹本数は全道で計74万6千本となっている。

 小林会長以外の渡島地区女性連参加者は次のとおり。

 ▽石川ゆり子福島吉岡漁協福島地区女性部長▽若山末子えさん漁協尻岸内地区女性部長▽泉てつえさん漁協古武井地区女性部長▽岡山紀子えさん漁協椴法華地区女性部長▽斉藤幸子南かやべ漁協古部地区女性部長▽本間紀子南かやべ漁協木直地区女性部長▽張磨芳子南かやべ漁協安浦地区女性部長▽魚住京子南かやべ漁協臼尻地区女性部長

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2007年06月04日付)


掲載日:2007.06.04

24日苫小牧で全国植樹祭 北の森づくりに1万人集う

記念式典会場のイメージパース

 苫小牧東部地区をステージに、1万人の招待客が集い、天皇皇后両陛下をお迎えして開催される第58回全国植樹祭が、6月24日に迫った。テーマは「明日へ 未来へ 北の大地の森づくり」。

地球環境を誰もが考えなくてはならないいま、「豊かな生態系をはぐくむ森林を守り、育て、次世代にしっかり引き継ぐ」とした大会の基本理念とともに、全国に先駆けて制定した「道森林づくり条例」を発信する絶好のチャンスとし、道はじめ関係各機関は、日程や式次第、行事の最後の詰めに入った。

 全国植樹祭の北海道開催は昭和36年、支笏湖畔に昭和天皇・皇后両陛下をお迎えして「積雪寒冷地帯の造林」をテーマに開かれた第12回以来46年ぶり2度目。記念式典・記念植樹会場は、苫小牧東部・静川の、40種を超す野鳥類が確認され自然豊かな「つた森山林」に隣接する元開拓農地。

 会場整備は、周りの自然地形や植生に配慮しながら、できる限り環境に負荷をかけないよう工夫している。会場内通路や駐車場の舗装は、近隣で生じた生産過程の排出物フライアッシュ(石炭灰)や木材チップなど自然に返る資源を利用する。

 また、招待者の一部に配る帽子には、オーガニック「マニラ麻」を原料に道内の工場で生産された植物性天然紙糸繊維を使用するなど、「環境の21世紀」を意識した植樹祭を目指している。

 植樹祭のもう一つのテーマは、準備や運営をともに行う「道民との協働」。当日は1万人の招待客が一つになって、記念植樹をし次世代に向け新たな森林をつくる。その苗木は平成16年から全道各地で小中学生・ボランティアなど多くの人たちが種とり、種まきから大切に育てた約3万本の「協働苗木」だ。

 記念式典会場は、北海道らしさをイメージでき、華やかな草花や緑化樹で装う。サービス広場の花壇には、デザインの検討段階から、小学生やフラワーマスターなど多くの人が参加した。

 「環境の世紀」といわれる21世紀にふさわしい植樹祭を目指して、会場内では道産木材を積極的に活用している。お野立所と招待者全員が座るベンチは、前回第12回全国植樹祭(支笏湖畔モーラップ)で植栽され大きく育った木々の間伐材を使った。

 ▽お野立所はアカエゾマツを集成材に加工し柱にして先人から引き継ぐ森づくりの意志を表現する▽木製ベンチはトドマツ、カラマツ、アカエゾマツで計約2800基を作成▽印刷物やしおり、ポケットティッシュに道産間伐材用紙などを使用した。

 当日、参加者の昼飯の弁当は、札幌グランドホテル最高料理責任者・小針一夫シェフが考案した。テーマは「アイヌ民族の知恵と食育と安全な道産食材」。苫小牧弁当仕出し協同組合加盟の6社が計1万2千食を賄う。

 お品書きの一部は▽白米・あわのしそ風味ご飯▽レンコン、根曲がりタケノコなどと魚のすり身の煮物▽ゴボウのきんぴら▽フキの醤油煮▽ホッキサラダ▽サケの味噌風味▽ハンバーグ。

 カラマツ間伐材の小判型弁当箱、下川町の木材から作った割ばしなど北海道産にこだわった。

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2007年06月04日付)


掲載日:2007.01.29

全国植樹祭、自然への負荷避け環境に配慮

 苫小牧市を舞台に今年6月24日開催される第58回全国植樹祭は、環境時代にふさわしい植樹祭を目指し、多くの場面で自然に負荷をかけないよう工夫されている。

 全国植樹祭の北海道開催は昭和36年の第12回以来46年ぶり2度目。北海道では、平成14年3月に「森林づくり条例」を全国に先駆けて制定。この基本理念である「地域の特性に応じた道民との協働による森林づくり」などに基づき、100年先を見据えた森林づくりを進めている。植樹祭は、こうした北海道の取り組みを全国に発信する絶好の機会」(内藤洋・道水産林務部全国植樹祭推進室長)ととらえている。

 実施計画は、近く国土緑化機構特別委員会で審議・認定される運びだ。

森林をつくる

 記念式典・記念植樹会場は、苫小牧市東部地区の中でも40種を超す鳥類が確認される自然豊かな「つた森山林」に隣接する元開拓農地(同市静川)。会場整備では、周りの自然地形や植生に配慮しながら、できるだけ環境に負荷を与えないよう工夫している。

みんなで植える

 環境はみんなの問題。1万人の招待者全員が一つになって記念植樹をし、新たな森林をつくる。植える苗木は、道内各地で子どもたちやボランティアに育ててもらった「協働苗木」を使う。

大切に使う
 会場内通路や駐車場の舗装は生産過程の排出物、フライアッシュ(石炭灰)や木材チップなど自然に還る資源を循環利用する。ベンチ・プランターなどの会場設備も、積極的に間伐材を使う。お野立所の仕上げ材は、第12回全国植樹祭(支笏湖畔モーラップ)で植えられ成長したアカエゾマツの間伐材を集成材に加工し使用する。

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2007年01月29日付)


掲載日:2006.11.13

全国植樹祭、参加者一般公募始まる

 来年6月24日(日)、苫小牧市を舞台に開催される第58回全国植樹祭の参加者の一般公募が、1日から始まった。また、開催公式ポスター=写真=も完成。賛助会員も増え、準備態勢が着々と整ってきた。

 招待参加者1万人のうち公募するのは3千人。すべて名簿に登録し、植樹祭で一緒に植樹して記念式典に参加する。

 参加区分は▽個人は満17歳以上▽満6~17歳未満の子どもとその保護者(親・祖父母)▽緑の少年団、学校、漁協女性部など緑化関係団体。募集締め切りは12月12日。

 苫小牧東部地域の会場から2時間半程度の市町村までは送迎バスを、それより遠い市町村の人は札幌など近郊に宿泊、そこから送迎バスを用意。送迎バスまでの交通費と宿泊費は参加者の負担。

 ポスターは昨年の全国植樹祭ポスター原画公募で1位となった北見市立小泉中学校1年・北平智美さんの作品をベースに5千部作成。関係機関や賛助会員に配布した。

 問い合わせは道水産林務部林務局全国植樹祭推進室(011・204・5522直通 FAX011・232・1072)へ。

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2006年11月13日付)


掲載日:2006.09.25

第58回全国植樹祭、来年6月24日に苫小牧で開催

植樹祭まで「あと299日」のカウントダウンがスタートした

イチイやハスカップを記念植樹する高橋知事(左)ら

 明日へ 未来へ 北の大地の森づくり──を大会テーマに北海道で開かれる第58回全国植樹祭(苫小牧市)の開催日が、来年6月24日(日)と決まった。国土緑化推進機構(木村尚三郎理事長)が、このほど決定した。道はこれに併せ、道庁でカウントダウンボード設置と記念植樹を行い、全国植樹祭成功に向け北海道あげての取り組みがスタートした。

 全国植樹祭の北海道開催は昭和36年、支笏湖畔に昭和天皇・皇后両陛下をお迎えして「積雪寒冷地帯の造林」をテーマにした第12回以来46年ぶり2度目。

 道は3月、「豊かな生態系をはぐくむ森林を守り、育て、将来の世代にしっかり引き継ぐ」を基本理念とした全国植樹祭の基本計画を策定。道民とともに準備や運営を行う「道民との協働」もテーマにしている。当日は、関係者やスタッフを除いて1万人規模の参加を想定している。

 また全国に先駆けて制定した「道森林づくり条例」の取り組みを全国発信する絶好の機会ととらえている。

 カウントダウンボード除幕式は、道庁赤レンガ庁舎前広場で8月29日に行われた。ボードは北海道開拓の歴史に縁の深いサッポロビール(株)提供で、道産カラマツの間伐材。同社の戸田勇三・北海道本部長、北海道の産業の礎を築いた村橋久成のひ孫にあたる大山登規子さん、植樹祭会場(苫小牧市静川)を提供する(株)苫東の高橋了社長、高橋はるみ道知事の4人の手で幕が下ろされた。

 続いて4人による記念植樹があった。苗木は、植樹祭で天皇陛下がお手蒔きされるイチイ(オンコ)と苫小牧市のシンボル・ハスカップ。ハスカップは、会場となる苫小牧市静川の「つた森山林隣接地」で育ったもので、(株)苫東が提供した。 

 また一般参加者先着100人にコスモスなど花の種のプレゼントもあった。

 道は全国植樹祭に協賛する個人・団体・企業を募集している。 問い合わせなどは道水産林務部全国植樹祭推進室 電話011・231・4111内線28・844 FAX011・232・1072へ。

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2006年09月25日付)


掲載日:2006.06.06

記念の森、胆振管内女性連が苗木900本を植樹

明るい日ざしの中、斜面に植樹する道女性連のメンバー

植樹で汗を流した後に記念撮影

 森を育て豊かな海を―道漁連は2日、石狩管内当別町の道民の森にある「お魚殖やす植樹運動記念の森」で毎年恒例の植樹を行い、胆振管内女性連メンバーら40人がミズナラ、イタヤ、ニレなど900本の苗木を植えた。

 記念の森での植樹は今年で9年目を迎えた。信連、道漁協女性連など漁協系統関係者、道森連、道石狩森づくりセンター、コープさっぽろ植樹・みどりグループが参加。

 植樹に先立ち胆振地区女性連会長の内海光子さん(いぶり噴火湾漁協虻田地区女性部長)が「海の環境に対し、様々な問題があります。近年の台風、大雪などで大木が倒れたりし、心が痛む状況が続いています。その中で、道女性連は現在までに67万本以上の植林を行ってきました。環境、森、海を子どもたちに残していきたいと思います」とあいさつ。参加者は石狩北部森林組合の松田秀明統括指導員から指導を受けながら、急斜面で植樹に汗を流した。

 この日は、ミズナラのほかイタヤカエデとハルニレの苗木をそれぞれ300本ずつ植えた。同記念の森での植樹は累計6500本になる。


 内海会長以外の胆振地区女性連参加者は次のとおり。

 ▽根笹信子・胆振地区女性連副会長=いぶり噴火湾漁協豊浦地区女性部長▽総根美代子・同地区同理事=同漁協有珠地区女性部長▽兼平弘子・同地区同監事=同漁協伊達地区女性部長▽中越小夜・同地区同副会長=室蘭漁協女性部長▽久保田葉子・虎杖浜地区女性部部長代行=いぶり中央漁協虎杖浜地区女性部▽福澤智恵・胆振地区女性連監事=同漁協白老地区女性部長▽粒来幸・同地区女性連理事=苫小牧漁協女性部長

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2006年06月06日付)


掲載日:2005.06.13

日高地区女性連部員らが道民の森で植樹

日高地区女性連のメンバーら。植樹の後、記念撮影に収まった

スクスク育ってほしい。苗木を植える子どもたち

 道漁連は4日、石狩管内当別町の道民の森にある「お魚殖やす植樹運動記念の森」で毎年恒例の植樹を行い、日高地区女性部メンバーらがミズナラなど約900本の苗木を植えた。

 記念の森での植樹は今年で8年目。各地で行われている漁民による植樹運動のシンボル的行事。女性部をはじめ、信連など漁協系統関係者、コープさっぽろ環境・みどりグループ員、JA道中央会、道新が募集した札幌近郊の小学生ら多数が参加。


 植樹に先立ち日高地区女性部会長の住岡操さん(様似漁協女性部長)が「小学生の皆さんも参加いただいていますが、植樹を通じて空気の浄化や保水など地球の生命を支える木の力の不思議さを感じ取ってください」とあいさつ。

 空知と石狩の森づくりセンター職員の指導を受けながら急斜面で植樹に汗を流した。この日は、ミズナラのほかイタヤカエデとハルニレの苗木をそれぞれ300本ずつ植えた。道漁連環境本部の吉田東海雄事務局長も一本ずつ丁寧(ていねい)に植えていた。

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2005年06月13日付)


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