噴火湾渡島6単協(長万部・八雲町・落部・森・砂原・鹿部)の今季初となる2年貝の共同値決めが1月31日に行われ、八雲町漁協がキロ198円、森漁協が195円で妥結された。いずれも前年同期比40%高と高水準。残る4単協は上場がなかった。
岩手県・野田村漁協野田養殖組合(小谷地勝組合長・10人)のホタテ生産が震災前に戻りつつある。メーンの中成貝は水揚げが新年度に8割まで回復する見通しで、平成27年度に10割をめざす。成貝は昨年12月に震災後初めて水揚げ。新年度から養殖管理を共同から個人に戻す予定で、震災前と同様に中成貝と成貝とで周年出荷できる時期が早まりそうだ。
噴火湾産の入札価格が200円台の高値で推移する中、千円台と高騰しているボイルの製品価格は今のところ下がる気配がない。ただ、今季商戦の生産量や価格形成は昨季同様、中国向け両貝冷凍の輸出規模が大きく影響。今季の輸出量は昨季を下回る見方が大勢を占めており、現価格が消費地に受け入れられるかは不透明だ。
昨季のボイル生産量は、前年比36%減の9千トンと1万トンを割り込んだ。半面、中国向け両貝冷凍は同3倍の3万5千トンと急増。原貝のボイル仕向けは初めて両貝冷凍を下回った。
中国への輸出が急増している両貝冷凍の引き合いは、昨年1月と比べ温度差がある。
1~2月の貝は小さく卵が張っていないため中国バイヤーは敬遠しており、流通筋は「3月まで動きはない」と指摘。今季は「昨季の3万5000トンを下回るだろう」とみる。
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(2014年01月27日付)
いぶり噴火湾漁協の今季2年貝水揚げ量は、昨季と比べ約3割減となる見通しだ。
昨年のへい死被害や成長不足に伴うもので、減産は避けられないもよう。
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(2014年01月20日付)
噴火湾8単協(室蘭・いぶり噴火湾・長万部・八雲町・落部・森・砂原・鹿部)で組織する噴火湾ホタテ生産振興協議会は、2月5日に開幕する第65回さっぽろ雪まつりで同湾産ホタテのPR活動を展開する。
飲食コーナーの料理食材として提供するほか、ステージ上でのPRも予定している。
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(2014年01月13日付)
昨年のオホーツク海産は、春先から突如、貝柱の成長が進み、歩留まりやグリコーゲン含量が過去に例のない高い数値に跳ね上がった。
要因は日本海側で発生した大型珪藻の出現に伴う「ヌタ」の影響。これは試験的に始めた道総研中央水産試験場の海水モニタリングで判明したものだった。
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(2014年01月01日付)
青森県陸奥湾の秋季養殖ホタテ実態調査結果がまとまった。稚貝のへい死率は昨年より低い半面、成長不足が著しく、殻長、全重量の平均値は、いずれも調査を始めた昭和60年以降で最小値となった。
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(2013年12月16日付)
オホーツク海けた引き漁の11月末水揚げ量は、前年実績比7%増の30万8000トンとなった。
大半の漁協で終漁し、操業を続けているのは3漁協のみ。北部、南部ともに昨年実績を上回っている。
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常呂漁協のけた引きは、11月末で37000トンを水揚げした。
今季はヤスデが多く手間取ったが、漁期途中で計画達成。当初計画を3000トン上回っており、さらなる上積みを目指す。
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