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新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2016.11.07

玉冷輸出 米国、依然動かず

輸出同様、荷動きの鈍い内販向け玉冷製品

 米国中心の玉冷輸出は依然停滞している。道漁連によると9月末輸出量は4600トン。「10月以降例年のパターンで進んでも9000トン台」と厳しい見通しだ。「買い足しても1万トンに届くかどうか」という状況。仮に内販が昨年並みとしても期末在庫は5000トンを超える、ここ数年になかった大量繰越の可能性が現実味を帯びている。


掲載日:2016.10.31

岩手産アワビ 干鮑暗転で価格下落

 岩手県産アワビの第1期(11月)分入札が10月25、26日、盛岡市の県水産会館で開催された。256.9トン上場、10キロ当たり7万4906円平均で落札され、前年同期を27%下回った。価格下落は、近年主体仕向けとなっていた干鮑(かんぽう)の香港・中国市場での消流悪化と製品歩留まり低下が要因。生産者側に不満が残った。


掲載日:2016.10.31

岩手・久慈市漁協 イカ洋上活じめ本格販売

久慈市漁協の「洋上活じめスルメイカ」

 岩手県の久慈市漁協(皀健一郎組合長)が国の事業に乗り、先進技術で前浜産の鮮度と付加価値を高め、販路を開拓する取り組みを進めている。釣りスルメイカの洋上活じめは好評価を得て今季、本格販売。市場ではサバなど定置水揚げの保冷で、日本で初めて過冷却解除式シャーベット氷を試みる。11月からはマダラ延縄で比較的安価の小型サイズを冷凍ドレスにし、輸出が想定される。


掲載日:2016.10.24

脇野沢村 焼干し最盛期も苦戦

早朝に水揚げしたマイワシなどの天日干し

 下北半島の西南、むつ市脇野沢村で焼き干し生産が最盛期を迎えている。定置漁獲のカタクチイワシ(セグロ)などを天日干し、炭火焼きする伝統的加工品で、うま味が濃縮され煮干しの数倍のだしが取れる。だが、今季はメーンのセグロが減り苦戦気味だ。


掲載日:2016.10.24

大畑の金城水産 13トン型定置船が進水

進水式後に大畑漁港沖を周回する第十八金城丸

 むつ市大畑町の株式会社金城水産(濵田英樹代表取締役)は15日、第十八金城丸の進水式を大畑漁港で催行、お披露目した。FRP製13トン型の定置船で、エンジンは650馬力。高い積載能力と抜群の安定走行、速力を実現した。水揚げの半分近くを占めるスルメイカのために、同県の定置船では珍しいフィッシュポンプを搭載。11月からの稼働が注目される。


掲載日:2016.10.24

青森県内水面研究所 サケ稚魚生産短期化

 (地独)青森県産業技術センター内水面研究所は今季のサケ稚魚生産で、ふ化用水を加温する新技術の卵管理システムで発眼までの期間を短縮し、放流に適する1グラムサイズまでの成長を早める実証試験を行う。用水の温度が低いふ化場では1グラム未満でも適期に放流せざるを得ないという現状があり、改善を狙う。試験は老部川ふ化場(東通村)で10月下旬から予定される。


掲載日:2016.10.24

陸奥湾 金額、初の200億円超え

 10万トン超えの水揚げとなった青森県陸奥湾。浜値高騰で金額は200億円(税込)を突破、ともに史上最高を更新中だ。県漁連は来年3月までに約6000トンの成貝出荷を予測、本年度の水揚量は10万6~7000トンとなる見通し。浜値も高値基調で金額のさらなる上積みが期待される。


掲載日:2016.10.17

宮城カキ3割高 入札開始、身入り回復

白く膨らみかけた身

 宮城県のカキが好調にスタートした。10日の初入札で、むき身12.1トンが上場、10キロ当たり3万7829円平均で落札され昨年初回(10月6日)を29%上回った。放卵後の身入りが全域的に回復、一部で卵の残りが見受けられたものの、滑り出しとしては良好な品質。シーズン入りを4日遅らせ、生産者らは「待った甲斐があった」と喜ぶ。


掲載日:2016.10.17

青森太平洋秋サケ 網出そろうも伸びず

三沢市場の秋サケ水揚げ(11日)

 青森県太平洋の秋サケ水揚げが低迷している。8月末の台風10号による定置網被害の復旧作業が長引いたり、台風後の荒天で網入れがずれ込んだりした上、来遊も遅れている様子だ。県の集計では10日まで2万尾、前年同期比30%にとどまった。奥入瀬川に近い百石町漁協の小定置だけは健闘。価格はメスの1000円超えなど高い。


掲載日:2016.10.10

岩手、カキ出荷本格化

大船渡市漁協赤崎支所清水かき組合の殻付カキ出荷作業

 岩手県のカキ出荷が1日の東京市場初売りに合わせ本格化した。身入りは昨季に比べ卵が残り遅れ気味だが、徐々に回復。価格は、むき身がハシリの小友産高値5万5000円(10キロ値)など良好でほぼ昨季並み。受注出荷の殻付はシーズン通し値で、各産地とも昨季と同一かそれ以上を求めている。


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