12~3月の厳寒期に操業する日高管内の毛ガニ着業者は、水揚げしたカニの鮮度・品質保持対策を徹底している。カニを入れたかごに保温バッグをかぶせたり、かごの代用にふた付きの衣装箱を使うなど、カニに冷風が当たって凍結・劣化するのを防ぐため、さまざまな工夫を凝らしている。
古宇郡漁協泊地区のカレイ刺網が2月末に始まった。先行開始した高橋吉男さんは4日現在3回出漁。アカガレイとソウハチ中心で「1、2日目はまずまずだったが、3日目は低調。トータルすると昨年並みの出足」と説明する。浜値は安く推移している。
襟裳岬周辺で深刻な漁業被害をもたらしているゼニガタアザラシとの共存をテーマにしたシンポジウムが2日、札幌市内で開かれた。アザラシの生息状況や漁業被害の実態などが報告され、関係者は環境省が今年度策定する保護管理計画や漁業被害防除策のあり方を考えた。
森漁協のミズダコは2月まで昨年並みの低調な水揚げで推移。一方、浜値はキロ990円と高値基調だ。
昨年4月~ことし2月末の累計数量は同1%減の112トン、金額は浜高を反映し同8%増の8966万円。このうちタコ箱漁では同18%増の57トンを水揚げしており、金額は同19%増の4756万円、キロ平均単価は同1%高の829円だった。
札幌市のカネシメ食品株式会社(寺尾新吾社長、電話011・618・2275)は、数の子をフライに仕立てた。新たな料理提案で商品開発。従来のすし種主体から惣菜需要へ販売チャネルを広げていく。
落部漁協のホタテ養殖漁家は、耳づり2年貝の出荷を開始した。水揚げ量は日産70~80トンペース。今季はへい死被害が目立っており、着業者は「1施設で3割~半分が死んでいる」と頭を抱えている。サイズは若干小さめだが、歩留まりは例年並み。
一部地域でしか流通していなかったアオゾイが活じめで需要先を広げている。従来の煮魚・焼魚から刺身商材として価値が高まり、札幌市内の飲食店、量販店に加え、関東からも「北海道の魚」として引き合いが強まっている。
「漁獲から加工、販売まで」をモットーにする、せたな町の有限会社マーレ旭丸(西田孝男社長、電話0137・87・3455)は、イカの加工品を商品展開。売れ筋は、厳選した北海道産のジャガイモと炊き上げた「じゃがいか」だ。
1月15日に解禁した日高西部海域(門別~冬島、許可隻数37隻)の毛ガニ漁が苦戦を強いられている。地区によって差はあるが、全体的には序盤の水揚げ不振とシケ連発が響き、2月20日現在で許容漁獲量(ノルマ)87トンの達成率は3割。浜値も昨年より安値推移。2月後半から序盤に比べ日量が上向き、着業者は挽回に期待を掛けている。
北海道マダラは、鍋需要期の終盤を迎えているが、主産地の根室・釧路の道東方面が低気圧の停滞などでシケが多く、水揚げが安定していない。札幌市中央卸売市場では入荷が少なく、卸値は高値で推移している。