道漁連は、札幌市西区八軒に鮮魚加工に特化した「鮮魚センター」を新設、浜と一体となった一般鮮魚の流通対策を強化する。フィレーマシンやアルコール凍結機など加工機器を新たに導入し、近年水揚げが増えているブリをはじめカレイ、ホッケ、ニシンなどの付加価値対策を推進。営業第二部に専任体制を設け、4月に稼働を開始する。
道総研稚内水産試験場は、産・学共同でナマコの資源管理支援システムを開発した。操業情報を逐次データベースで一元管理し、漁業者同士共有できることが特徴。毎年、正確な資源量を把握でき、漁期前・漁期中に漁獲量を決めることができる。システム内容をまとめた「北海道マナマコ資源管理ガイドライン」は3月末までに各漁協はじめ関係機関500カ所に配布し、ナマコ資源の持続的利用を呼び掛けていく。
一般社団法人北海道水産物荷主協会は19日、札幌市内ロイトン札幌で創立60周年記念式典と、第50回全国水産物大手荷受・荷主取引懇談会を開いた。国内外で「安全・安心」な水産食品の提供が求められる中、荷受と荷主・生産者との情報交換に一層、取り組むことを確認した。
えりも地域で個体数が増加し、漁業被害が深刻化しているゼニガタアザラシの問題で、環境省は、保護管理計画(26年度から2カ年)をまとめた。27年度末までに行う絶滅危惧種選定の再評価に向け、判定基準の検討に加え、基礎データ収集のため、初の学術捕獲を実施し、2年間で雌10頭を捕殺する。
道総研稚内水産試験場が作製している「宗谷岬沖潮流カレンダー」が好評だ。ミズダコのいさり樽流し漁に最適な潮流の発生時間を予測したもの。ことしで5年目を迎え、現在では加工業者や学校関係者も利用している。
このカレンダーは、北大低温科学研究所で観測している宗谷暖流の流れや潮汐のデータに基づき、時間ごとに潮流の向きと流速を色分けして分かりやすく表示。日の出・日没時刻や旧暦も加えた。これを基に漁業者は波高や風向きなど気象・海象状況を照らし合わせ、いさり漁を行っている。
噴火湾では養殖2年貝の水揚げが本格化した3月から、両貝冷凍輸出が一気に動き出した。このため原貝価格は高騰し、入札価格で250円台を付けた。胆振側の値決めでも231円まで上昇。噴火湾の消流は昨季同様、輸出主導の様相を呈している。
中国の両貝冷凍需要は今季も旺盛で、中国バイヤーは連日、湾内入りし買い付けに動いている。中国向け輸出量は昨季を下回る予測が大勢を占めるが、引き合いは3月に入って急増。オーダーに対応しきれず「これ以上、受けられない」(加工業者)ほど加熱している。
新ひだか町静内の丸静水産加工株式会社(土屋祐喜社長、電話0146・44・2733)は、町商工会飲食事業部会(部会長・半田朋雄理事、加盟91店)と、日高近海で獲れるカジカのすり身、日高コンブを使った揚げかまぼこを共同開発。昨年11月末にJR静内駅舎内の町観光情報センターぽっぽで販売を開始し、好調な売れ行きを見せている。
ことしのオホーツク海けた引き漁が開幕した。8日に始まった雄武漁協の漁場造成を皮切りに、紋別、頓別漁協など順次スタート。雄武は初日に59トンを水揚げした。今季の計画は漁場造成を含め30万8900トンで、前年実績並みの水揚げを見込んでいる。
稚内漁協の毛ガニ刺網が順調だ。例年になく大型で数量、金額ともに昨季の2倍近く伸長。組成は1キロサイズも多く7割が大サイズ。ただ着業者は「単価が伸びない」と残念がる。
寿都町漁協のアンコウ刺網は、ヤマもなく水揚げ低調なまま終盤を迎えた。サイズも小ぶり。薄漁を映し浜値は例年に比べ高値で推移している。
昨年11月1日にスタート。着業船10隻のうち、3月6日現在2隻が切り上げ8隻が操業している。