北海道産いくらは、しょうゆがキロ6000円、塩が同7000円と近年にない価格形成で正念場の年末商戦を迎える。前年比3割減の7万5000トン程度の水揚げに落ち込んで、供給量は低水準の一方、昨年より1000円以上も急騰。輸入卵も高止まりの環境下、末端の取り扱い意欲と消費動向に今季消流の成否が懸かっている。
南かやべ漁協のスケソ刺網は、ハシリの漁が続かず徐々に失速、低調に推移している。渡島第3船団(えさん漁協椴法華支所・南かやべ漁協)の福嶋靖美船団長は「獲れたのは10月前半の半月だけ」と話す。浜値は強含みだ。
オホーツク海北部のけた引は、枝幸が11月26日まで、ほか3単協は18日までに終漁した。猿払村は15日現在で計画に対する進ちょく率が111%となり4万トン超え。枝幸も計画超えで最後の追い込みを掛ける。
秋サケの漁獲不振で札幌市中央卸売市場の生すじこ取扱数量は前年の半分ほどにとどまっている。いくらのヒネ在庫が少ない環境下、産地加工の原料確保が強く相場がハシリから高値形成。市場経由の加工筋や、量販店への荷動きは前年より鈍化した。
ホテルライフォート札幌はこのほど、新企画の「羅臼x十勝 食の祭典」を開いた。来場者約200人に羅臼昆布などを使った和洋中さまざまな料理をビュッフェ形式で提供。また羅臼漁協昆布青年会の天神幸吉会長も駆け付け、原藻を並べてうま味や料理での活用法を紹介した=写真。
常呂漁協でマス定置に着業する川口洋史(きよふみ)さんは、前浜で獲れるカラフトマスの認知度を高めようとパテを商品化、近く販売に乗り出す。「カラフトマスの市場価値が上がり、仲買人がもっと売りやすい環境になれば」と期待を込めている。
株式会社帝国データバンク釧路支店が集計した釧路・根室管内の漁業・水産会社の2015年度(平成27年度)売上高ランキングは、釧路市の株式会社マルサ笹谷商店が3期連続で売上高を伸ばし、6年連続のトップとなった。
鹿部漁協のスケソ刺網は、前年を上回る出足だったものの徐々に失速、以降低調に推移している。渡島第2船団(鹿部)の盛田竹彦船団長は「群れが薄い。この後上向いてくれないと」と好転を祈る。浜値は強含みの展開だ。
標津漁協の刺網は平成25年から操業開始を従来より10日ほど早め、冬場の漁業収入確保につなげている。トドやアザラシなどの海獣被害が本格化する前に出漁回数を稼ぎ水揚げを増やす取り組み。同時期に操業している秋サケ定置業者と協議し解禁日を決めている。
北海道昆布漁業振興協会や北大などが取り組むコンブ資源増産実証試験が前進している。胞子入りセルロース溶液を散布する手法で、えりも漁協平宇地区では散布由来のコンブが採取対象に。今季は新たに道南でも予定、徐々に実施地区も拡大している。また散布状況を確認しやすいように食紅入りセルロースを使ったり、散布器具の改良で作業効率化を図るなど技術向上にも注力する。