白糠漁協の丘ツブかご漁は、全般的に好値で推移している。6日は真ツブの白大がキロ4千円台に上昇、灯台ツブも500円台に付くなど、いずれも前年同時期を大きく上回っている。操業前は赤潮による資源への影響も懸念されたが、佐々木誠ツブ篭部会長は「漁は例年よりやや少ない程度で極端な落ち込みはない」と話す。
道漁連は7日、道昆布事業協同組合の総会で、本年度の道内コンブ生産予想を1万2600トンと発表した。過去最低だった昨年度実績(1万2816トン)に比べ2%減。過去10年平均(1万5016トン)比では16%下回り、今季も低水準となる見通し。地区別で函館と日高は増産となる一方、釧路や根室、稚内などが減産の見込み。
オホーツク海沿岸の6月末水揚量は、漁場造成を含め前年同期比17%減9万7千トン強となった。計画達成率は34%。宗谷、猿払村、紋別、常呂が1万トン超え。猿払村は日産440トン、宗谷、枝幸、常呂は日産300トン台中盤。歩留まりは12%前後、一部13%以上と上昇傾向。組成は3S中心だが南部の一部は5S中心。浜値は大半がキロ200円以上となった。
えりも漁協の春定置は不漁の昨年を上回り、例年並みの水揚量を確保している。4日現在の水揚額は前年同期比約2.3倍の1億7千万円。トキサケ、サクラマスの増産が後押し。終盤はニシンやカレイが主体の漁況を示している。
海外マーケットの大幅な需要回復に伴い、昨年から継続する輸出主導のホタテ玉冷。米国の減産や物価高、円安相場が大きく影響し海外需要がけん引する形で新物シーズンに突入した。製品価格は3Sの産地蔵前がキロ3千円台中盤から強含みの展開。このため国内消費は下降の一途をたどっている。量販店に加え、コロナ禍の収束感から動き始めた外食産業の引き合いも消極的。円安進行で「輸出主体やむなし」との見方はあるものの、消費地からは冷静な価格設定を望む声が強まっている。
新ひだか町東静内の老舗鮮魚店・高槻商店を営む株式会社銀鱗(堀田毅一社長、電話0146・44・2433)は、魚の基礎代謝を落として鮮度やうま味に関与する生体エネルギー源・ATP(アデノシン三リン酸)を回復・増強させる活魚蓄養の新技術を導入し、本州を中心に前浜産の販路を広げている。出荷時には魚に電気刺激の脱血処理を施し、魚が持つ価値を最大限引き出して提供。“活き”が長期間保たれ、素材にこだわる料理人の創作心をつかんでいる。
道総研さけます・内水面水産試験場は6月27日、今年の北海道の秋サケ来遊数予測値を昨年実績比10.1%増の2052万尾と発表した。予測通りの場合、4年ぶりの2千万尾超。沿岸漁獲量は重量ベースで5万トン台前半の低水準が続き、依然地域間格差も見込まれるが、3年連続の増加となり、来遊資源の回復基調が期待される。
散布漁協のツブは、全般的に好値で推移している。6月末は真ツブ白大でキロ3千円強、灯台ツブは大サイズで500円強に付き、安値基調だった昨年を大幅に上回っている。ただ6月の操業は10回にとどまり、着業者は「7月はもう少し出られれば」と順調操業に期待する。
上磯郡漁協上磯地区のホッキ漁が6月13日に始まった。ホコを使った伝統漁法「突き」を主体に噴流式(2隻)の2漁法で操業。6月下旬の段階では天候不良で回数が少なく、今後の好天に望みをつなぐ。資源量は例年並みで推移。漁獲対象外の小ぶりな貝が多い傾向で、来季以降の増産に期待がかかる。
釧路管内のさお前コンブ漁が終漁した。今季は浜中漁協が流氷被害の影響で採取を断念したものの、操業した釧路市東部、昆布森、厚岸、散布の4漁協はそれぞれの計画日数を消化。成コンブは1日、釧路市東部漁協を皮切りに解禁となり、今後各浜順次開始する。