海に投入している施肥材
寿都町沿岸の磯焼け対策で、寿都町漁協や町は平成22年度から施肥材の海中投入を進めている。海水中の栄養塩不足を解消、海藻の生育促進を目指した取り組み。投入量と繁茂量の関係など効果に関するデータは調査中だが、「投入場所では海藻が繁茂してきている」など漁業者も一定の成果に手応え。藻場再生と浅海資源の安定に期待を寄せている。
総務省の家計調査によると、全国主要都市の昨年1年間の1世帯当たり(2人以上)の昆布購入金額は、前年2位の富山市が再び1位に返り咲いた。前年トップの京都市は5位にダウンしたが、昆布つくだ煮では前年から7ランクアップし1位に浮上。札幌市は昆布で最下位(52位)に転落した。
大阪戎橋筋・小倉屋株式会社の池上時治郎社長は1月にイギリスのロンドン、2月にシンガポールを訪問、スーパーや百貨店の食料品売り場で塩吹きなど昆布製品を実演販売したほか、現地企業に自社製品をPRした。
【神戸】兵庫昆布海産株式会社(神戸市、中山俊社長)は2月20日、有馬温泉のホテルで毎年恒例となる春の招待商談会を開いた。第61回を迎えたことしも全国の加工流通業者約110人が出席、出来高は8億9276万円で昨年に続き過去最高を記録した。
日高中央漁協浦河昆布会の髙桑一廣会長は、毎年5月に干場整備を行い、夏のコンブシーズンを迎えている。手作りの選別台を使って砂利から小石を取り出し干場に補充。
えさん漁協椴法華地区の浜辺与三郎昆布養殖部会長は、養殖(促成)施設の浮球と幹綱をタイヤチューブでつなぐ方法を確立、伸縮性のあるチューブが波による養殖施設の揺れを緩和し、葉体の順調な生育と芽落ち防止につながっている。
昨年の道産コンブは生産が回復、主要銘柄の値決めは消流環境の厳しさを映し、おおむね下方修正で妥結した。業界各団体は、食育や料理教室など普及宣伝・消費拡大事業に力を注いでいるが、昆布の需要は塩昆布など一部製品を除き低迷している。道昆布事業協同組合の松本一男理事長に昨年の回顧と現状認識、消費拡大のポイントなどを聞いた。
日本昆布協会(田村満則会長)はこのほど、昆布の利用についてアンケートを実施、昆布だしを取ったことがないとの回答が全体の3割強を占めた。理由は「面倒」「粉末・顆粒だしを使う」「高価」の3つが多く、合わせて74%に。同協会は「この現実を踏まえ、より多くの家庭で昆布を使ってもらえるよう、レシピ紹介や使いやすさの工夫に努めていきたい」としている。
早煮の草分け的商品「おとひめこんぶ」で知られる、えさん漁協椴法華地区の促成は、昨年11月下旬の種付け後、大きな芽落ち被害はなく順調に付いているが、葉体の伸びはいまひとつという。
「レベルが高くて驚いた」―訪れた観光客が口をそろえるのは、札幌市内の回転ずしのこと。手ごろな価格だけでなく、季節や産地を限定した厳選素材を握る名店がひしめく激戦区で、年末の“勝負ねた”や店づくりの工夫、産地への思いを取材した。