函館市の食品添加物販売・㈱中山薬品商会(中山一郎社長)は昨夏に子会社「株式会社医食同源」(電話0138・40・3938)を立ち上げた。函館特産のガゴメコンブを主軸に調味料や総菜などの商品開発=写真=、販路開拓に乗り出している。
農漁業機械を手掛けるシロイシコーキ株式会社(南幌町、白石弘一社長)は、40年余り前から昆布こん包圧縮機を製造する。コンブを出し入れしやすいよう前枠が開閉。加えて機械上部のスパン(圧縮装置)がスライドするなど利便性を高めたつくり。中でも、スイッチ一つで圧縮プレートの上下動が可能な全自動タイプ「GU―921型」が主力だ。
羅臼漁協の嶋祐輔さんが5~6月の養殖間引きコンブを提供し、北海道メンフーズ㈱(札幌市、須貝昭博社長、電話011・252・9655)が販売する「羅臼昆布ラーメン」が好評だ。
「お味噌汁復活委員会」。その名の通り、昆布だしなどを使ったみそ汁の普及拡大を目指し、野菜ソムリエなど女性5人と喜多條清光大阪昆布海産株式会社社長の計6人で昨年発足した。代表を務めるのは料理研究家の平山由香さん。「日本の食の要といえるおみそ汁をいま一度見つめ直し、新たな発想も含め次代につなげていきたい」と、同委員会フェイスブックページでレシピやみそ汁にまつわる楽しい話や役立つ情報を発信、各地で開くワークショップも計画する。
南かやべ漁協の平成26年度のコンブ実績は、天然・2年養殖・促成など全て合わせて3545トンとなり、前年度を1割ほど上回った。天然が好漁に恵まれ、実績を大きく伸ばした。
北海道水産物検査協会がまとめた平成26年度道産コンブ格付実績は、合計1万8102トンとなり、過去最低だった前年度を21%上回った。低調だった前年度に比べ宗谷が2倍、日高が5割増など主産地は概ね増産だったものの、根室は流氷被害が影響し1割減となった。
精進料理に欠かせない良質の道産天然昆布を古くから大徳寺に納めてきた
【京都】北区紫野の大徳寺門前にある一休こんぶ松田老舗は、同地に店を構えて約100年の昆布販売店。店名をそのまま商品名にした塩吹き「一休こんぶ」が売れ筋。細切りとゴマを混ぜたふりかけ「禅味」や自家製つくだ煮「山椒昆布」など昆布製品のほか、禅寺の保存食「大徳寺納豆」も人気が高い。
ボイル前のダルス。アイルランドやカナダでは「海のパセリ」と呼ばれる
道立工業技術センターは、道南のコンブやホタテ養殖施設などに繁茂する紅藻「ダルス」の研究を進めている。これまでに、特定条件で加熱すると緑色化し、高温で長時間加熱し続けても緑色を保つ特長を発見。その最大の特性を生かした産業利用に向け、レトルトや惣菜など各分野の企業へのニーズ調査を実施している。
【大阪】大阪住吉小倉屋(山本一之代表)は小売り専門で、南海本線住吉大社駅1階に店を構える。尾札部など白口浜天然真昆布を原料に、山本代表自らが店内で削るおぼろやとろろが看板商品。「天然は味だけでなく、削るときの香りも良い」と話し、「香りに誘われて訪れた」という客もいる。
黒口浜に位置するえさん漁協の養殖コンブが今季も芽落ちした。特に尻岸内と日浦の被害が大きく、8~9割が脱落した品種も。淀川八百光日浦地区、増輪正尻岸内地区の両部会長は「3年連続の被害。今季はその中で一番深刻」と厳しい表情を見せる。古武井、恵山の両地区でも脱落を確認。無事だった施設からの株分けと補殖(予備のコンブ)で補てんし回復を図る。