復興を象徴するカキ、宮城県南三陸町の「あまころ牡蠣」の提供が東京都内のバルスタイルの飲食店でも始まった。デビューとなった昨年は出荷数に限りがあったため、一部のオイスターバーチェーン店でのみの提供だったが、2年目の今年は増産化に成功。昨年の5倍近くの10万個出荷の見通しが立ったため、販路を広げることができた。
新潟港のイカ釣り水揚げは隻数、箱数とも上向くのが遅れ低調なままだ。6日までの今季累計は2万30箱、前年同期の6割。引き続きバラ中心でサイズアップが遅れていることもあり、30尾中心の石川県沖で操業する船が北上しない。価格は型が小さいながらも堅調だ。
宮城県女川町の地方卸売市場竣工式が5月30日、同市場で挙行された。東日本大震災で被災した施設の新設復旧で、女川漁港に東、中央、西の各荷捌場と管理棟が4月までに完成。水産の町・女川の拠点となる魚市場の完全復旧でしかも高度衛生管理型となり、水揚げ増加、復興の弾みにと期待が膨らんだ。
岩手県大船渡市のカレーハウス・KOJIKA(鈴木典夫代表、電話0192・47・4777)は5月、レトルトの「三陸まるごとあわびカレー」2千食をほぼ完売した。地元のホタテとカキを次の素材にカレー製品の開発を進め、早ければ7月に販売する。
あわびカレーは180グラムをレトルトパウチに入れ2700円と高価。4分割したアワビ1個が入る。三陸まるごとシリーズの第2、第3弾として、同市綾里地区のホタテ、赤崎地区のカキに白羽の矢が立った。
鈴木代表は「カキは商品開発が終わって量産する段階。ホタテは9割方開発できた。7月までに(パッケージの)箱ができればいい」と笑顔で話す。早くも盛岡市の百貨店から、アワビを含む3種類をセットでギフト製品にという話がきているという。
岩手県のウニは1日、漁期入りする漁協が増えシーズン本格化に向かった。6月前半出荷分入札では、釜石地区で10万円超え(むき身10キロ値)が出るなどかつてないほどの高値。生産者の期待は膨らむが、餌となる海藻が例年以上に減っている様子で気掛かりだ。現品入札で先行する漁協では出荷量が伸び悩み、買受人も頭を痛めている。
宮城県漁協志津川支所青年部は5月26日、初めての出前授業を志津川小学校で実施した。4年生39人にワカメ養殖を教え、芯抜きを体験してもらった。
平成28年度の水揚げが数量・金額ともに史上最高を記録した陸奥湾のホタテ養殖。生産量が拡大した要因や今後の課題、新たな取り組みをむつ湾漁業振興会の三津谷廣明会長に聞いた。8月には北海道ほたて漁業振興協会との意見交換会開催が決まり、情報交換や連携強化の必要性を強調している。
復興を象徴するカキ、宮城県塩竈市の「あたまっこカキ」と南三陸町の「あまころ牡蠣」が24日、株式会社ゼネラル・オイスターが運営するオイスターバー28店舗で、数量限定で提供が始まった。特に「あたまっこカキ」は今回が初の全国出荷。地元では宮城カキのブランド浸透に弾みがつくものと期待を寄せている。
岩手県のサケふ化場は昨年8月の台風10号による豪雨で被害を受けた。甚大となった4カ所のうち、この秋は、修繕工事中心の下安家が稚魚生産を再開できる見通しだ。新設復旧を余儀なくされた小本川と松山は来春の竣工になるが、昨季と同様に親魚を捕獲、採卵して近隣ふ化場で稚魚に育ててもらい、春に自河川に戻し放流する。
岩手県産養殖コンブの湯通し塩蔵初入札が19日、大船渡市の県漁連南部支所で開催された。1145箱(1箱15キロ)が上場、主体の長切1等は10キロ5569~4600円で落札され、昨シーズン初回を1000円強上回った。昨シーズン産の在庫払底が大きな要因。生産者には「十分すぎる値段」となった。