日本昆布協会(田村満則会長)はこのほど、昆布の利用についてアンケートを実施、昆布だしを取ったことがないとの回答が全体の3割強を占めた。理由は「面倒」「粉末・顆粒だしを使う」「高価」の3つが多く、合わせて74%に。同協会は「この現実を踏まえ、より多くの家庭で昆布を使ってもらえるよう、レシピ紹介や使いやすさの工夫に努めていきたい」としている。
宮城県漁協(丹野一雄経営管理委員会会長)は9日、殻付カキをメーンにした「宮城牡蠣の家」を東京・大手町の東京サンケイビルイベントスペースにオープンした。キリングループと連携し3月30日まで期間限定で営業。ブランドカキを前面に押し出して販路拡大につなげ、大震災で打撃を被った養殖の復活を目指す。
野付漁協のホッキ部会(刀祢谷信一部会長)は、ことしから漁期や操業体制を見直し、作業の効率化・迅速化を図っている。浜値が上昇する1月から隻数を減らして水揚げを開始。併せて、保温バッグを使い鮮度保持に努め、漁獲金額のアップにつなげたい考えだ。
旭川市の水産物卸・水産加工、くまだ株式会社(熊田泰也社長)はこのほど、海藻やさけ節をブレンドした「5種の海藻汁」=写真上=と、「鮭節おかか飯」=写真下=を開発、販売を始めた。「海のかけらシリーズ」と銘打って、海のミネラルを手軽に家庭の食卓に乗せる新たな商材として売り込んでいく。
「レベルが高くて驚いた」―訪れた観光客が口をそろえるのは、札幌市内の回転ずしのこと。手ごろな価格だけでなく、季節や産地を限定した厳選素材を握る名店がひしめく激戦区で、年末の“勝負ねた”や店づくりの工夫、産地への思いを取材した。
コンビニ利用者といえば若者、というのはいまや昔。コンビニ各社のターゲット戦略もあって高齢者の利用も増え、年齢層は幅広い。客層の変化や個食化など消費者ニーズの多様化を受け、和食総菜に力を入れるところもあり、個食パックの焼魚や煮魚もコンビニの棚を飾るようになった。道産水産物の仕向け先として、コンビニ商品での需要動向を取材した。
北海道のホッキ漁はけた引による水揚げが一般的だが、上磯郡漁協上磯支所では突き採りで行う。その歴史は、地元漁業者が「明治から」と話す伝統ある漁法だ。船外機船で操業、ホコの先端に付く4本爪「ヤス」を操り、砂地に潜るホッキを一つひとつ挟み採る。突いたときの手に伝わる感触と音だけを頼りに石とホッキ、その他の貝を判別する熟練技術が必要。着業者らの間で「名人」と評判の松谷久雄さん(72)を取材した。
松谷さんはホッキ突き歴約50年。使用するホコの長さは約4メートルと5メートルの2つ。水深に合わせて使い分ける。ヤスは鉄製で、操業中に曲がることもあるため、予備を含め3本のホコを船に積み、漁に出る。
ホコは木製からアルミ主流に変わった。「ホコの中が空洞で、木より音が伝わりやすい」のが利点。加えて、浮力のある木製に比べ力を使わなくて済み、体力的負担が少ない。「特に沖で使うホコは長さがあるため、折れないように太くする。そうすると浮力が付く。アルミにしたことで体が楽になった」と説明する
平成12年来の低来遊にとどまった昨年の北海道の秋サケ。主群の4年魚(平成22年級)の来遊数が平成元年以降最低で、中期の来遊数が平成6年以降最も少なくなったのが特徴。特にオホーツク・東部、根室・北部が顕著で、原因究明が課題。一方、全道的に3年魚の回帰数が前年より大幅に増え、来季に向けて明るい材料も見えている。
漁業者や水産加工の従事者らは、不安定な船上や同じ姿勢での作業で体への負担が大きく、腰痛に悩む人が少なくない。「日常の予防策は?」、「発症時の対処法は?」、「治療法は?」。日本整形外科学会の脊椎脊髄医、日本腰痛学会理事、獨協医科大学臨床教授などを務める医療法人社団我汝会えにわ病院の佐藤栄修副院長に聞いた。
いぶり噴火湾漁協の2年貝(加工貝)値決めが12月15日に行われ、12月下期~1月上期分はキロ260~250円で妥結した。前回と比べ15~5円安。各地区とも今季初めて下降した。
予定数量は伊達が250トン、虻田384トン、豊浦600トン、礼文216トンの合計1450トン。前回と比べ2.7倍に増加し浜安に振れている。
ただ、191~181円だった前年同期と比べ伊達、虻田、豊浦が69円高、礼文が64円高と約4割高の好値を維持している。