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掲載日:2022.05.16

昆布森漁協青年部、直売会初開催に手応え


 昆布森漁協青年部(成田大佐部長)は4月30日、釧路町の自動車販売整備業者「Rステーション」で直売会を実施した。定置などで当日朝に水揚げされた鮮度抜群の魚や養殖カキに加え、昆布や未利用魚の加工品も用意。完売魚種もあるなど好評で、今後の継続開催も視野に入れている。


掲載日:2022.05.16

福島吉岡漁協、やわらか昆布生産


 福島吉岡漁協のコンブ養殖業者13軒がつくる「やわらか昆布」の生産が終盤を迎えている。春の薄く軟らかい促成の間引きコンブを乾燥させたもの。今季は乾燥機に使う燃料価格が高く、湊勝廣福島地区昆布生産部会長は「なるべく天日で乾かすように対応している」と話す。
 煮物やおでん、炒め物などにお薦めのやわらか昆布。今季は3月中旬に生産を開始した。
 水揚げした間引きコンブを天日干しした後、乾燥機に入れて仕上げる。湊部会長によると天日干しでは風や日照などその日の天候状況によって乾燥時間を調整、日差しで色が変わらないよう留意する。乾燥機では温度を40~45度に設定し扇風機で風を循環、天日での乾き方に応じて2~3時間乾燥させる。その後規定の長さに裁断・選別。不純物なども取り除き良品出荷に注力する。
 湊部会長は「今季は株に付く本数が多く生産数量は多くなりそう」と見込むとともに「色目など品質的にも上々」と自信を持つ。


掲載日:2022.05.16

陸奥湾半成貝ようやく歩留まり上昇か

半成貝の出荷作業。5月に入り歩留まりは向上している(5月10日、東田沢漁港)


 青森県陸奥湾で半成貝の水揚げが最盛期に入った。成育状況は昨年に続きやや小ぶりで、歩留まりも低水準だが、5月には例年並みの数値に上昇しており今後の成長が期待される。県漁連によると4月1日~5月9日時点の累計水揚量は、前年同期比横ばいの1万5300トン。11日以降17日間で平内町漁協浦田、小湊地区が各千トン、同じく東田沢地区、外ケ浜漁協蟹田地区が800トンの水揚げを予定している。


掲載日:2022.05.16

野辺地町トゲクリガニ前年比半減も良型に

例年並みの水揚げに戻ったトゲクリガニ(5月10日、野辺地町漁協)


 終盤を迎えている野辺地町漁協のトゲクリガニ漁は、4月~5月上旬の盛漁期に日量400~500キロの水揚げ。好漁した昨年の半減となってはいるものの、浜値は序盤からキロ千円台と好値を維持している。サイズは良型が多く、同漁協によると「オスは1尾500~600グラムの大型も多かった」と説明。数量は「例年並みに戻った」と話す。


掲載日:2022.05.16

マルハニチロ、22年3月期業績 増収増益


 マルハニチロ株式会社(池見賢社長)の2022年3月期業績は、売上高が前期比7.1%増の8667億200万円、営業利益は47.3%増238億1900万円で増収増益となった。経常利益は52.5%増275億9600万円、当期純利益は193.7%増の168億9800万円で、「マルハニチロ経営統合後、史上最高益」(坂本透常務執行役員)となった。


掲載日:2022.05.16

ライフ・カメイドクロック店、対面販売や総菜コーナー充実

水産素材を使ったカツやフライ、から揚げ、竜田揚げなどをそろえる総菜コーナー


 株式会社ライフコーポレーションは4月28日、同日開業した東京都江東区の大型商業施設「カメイドクロック」内にスーパーマーケット「ライフ カメイドクロック店」をオープンした。水産売り場では、対面販売コーナーや店内加工の総菜コーナーを充実させている。広いスペースを確保した対面販売コーナーでは、豊洲市場を中心に仕入れた魚介類を豊富に取りそろえている。丸魚も所狭しと並べ、消費者の要望に応じた調理サービスや各魚種に合った食べ方を提案する。


掲載日:2022.05.02

外房キンメ資源管理「全210隻で意思決定」

勝浦沖の釣りキンメダイの選別作業


 房総半島南東部の広域組織・千葉県沿岸小型漁船漁協(鈴木正男組合長)はキンメダイの持続的利用に向け、1969年から5単協16船団全210隻の意見をくみ取った話し合いで操業ルールを決めている。漁場が水深240メートル以深の沖合で、共同漁業権がない自由漁業。全船が団結することで、単協をまたいだ海域の漁場でも円滑な資源管理を実行している。


掲載日:2022.05.02

豊洲ナンバンエビ連休直前の恩恵薄く

資源減少が懸念されているナンバンエビ


 東京・豊洲市場の北海道産ナンバンエビ消流は、需要期の大型連休直前でも引き合いが低調だった。鮮やかな発色が1日しか続かないため在庫が難しく直前の平日に入荷する飲食業者は少なかった。一方、荷受と仲卸は入荷量の減少から資源の低迷を懸念している。


掲載日:2022.05.02

水産関連に予備費50億円


 政府は4月28日、原油価格・物価高騰等総合緊急対策に関する予備費の使用について閣議決定した。今国会での成立を目指す。水産関連では水産加工業原材料調達円滑化緊急対策事業として50億円の予備費を充てる。水産庁によると「水産加工対策としては予備費で破格の予算額となった」とし、ウクライナ情勢に伴って代替原材料の調達など事業転換を必要としている水産関係者に対して手厚く支援する構えを示している。


掲載日:2022.05.02

種類の「増毛の海の手作り塩」当面はオーダーメードで

完成した「増毛の海の手作り塩」。6種類のパッケージに収容した


 昨年から天日塩の製造に挑戦している増毛漁協の田邊康光さんは、6種類で合計千パックを商品化した。近く中国向けの大手ECサイトで販売する。手間やコストがかかるため、当面は「ユーザーのニーズに合わせたオーダーメードの商品として製造したい」と見据える。さらに町内の果樹園と提携し加工品も製作中で「6~7月には販売していきたい」と話す。


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