昆布森漁協の養殖カキが「仙鳳趾(せんぽうし)」ブランドとして定着している。市場流通業者や小売・飲食店など関係者のほか消費者にも着実に浸透。ふっくらした大粒な身と甘みのある濃厚な味わいが特長で、人気を集めている。産地では養殖業の確立で、コンブなどを兼業せずカキ一本で生計を立てる漁家も。後継者も多く、部会では産地視察などを通した若手育成にも力を注いでいる。
日報ビジネス(株)主催の「2017札幌パック」が21~23日の3日間、札幌市白石区流通センターのアクセスサッポロ(札幌流通総合会館)で開かれる。食品産業界のニーズに対応した包装に関わる最新の技術・情報・システムが一堂に集結する北海道内最大級の包装・食品産業イベント。23回目を数える今回は「環境に適した包装と安全・安心の食生活」をテーマに、平成27年の前回を上回る146社(321小間)が出展する。
新潟港のイカ釣り水揚げは隻数、箱数とも上向くのが遅れ低調なままだ。6日までの今季累計は2万30箱、前年同期の6割。引き続きバラ中心でサイズアップが遅れていることもあり、30尾中心の石川県沖で操業する船が北上しない。価格は型が小さいながらも堅調だ。
えりも漁協の春定置はトキサケの水揚げが不振だ。5月末現在で数量は前年同期の1割にとどまっている。浜値は主体の3キロ台でキロ1500円と昨年より300円ほど高値に付いているものの、金額も同3割。昨年の好漁から一転して苦戦している。
海難防止・水難救済センター全道大会が3日、江差町の江差港新北ふ頭で開かれた。全道の救難所所員が参加し、救難技術競技や救助訓練を通じて海難救助の知識と技術を再確認するとともに、海難事故未然防止への意識を高めた。救難技術競技では、乙部救難所が総合優勝した。
マガレイが好漁していたいぶり噴火湾漁協の有珠支所では、活出荷でキロ100円台中盤の安値が続き、着業者はアカガレイ狙いの漁場に移動し始めた。ただアカガレイも依然300円割れが続いており苦戦を強いられている。
宮城県女川町の地方卸売市場竣工式が5月30日、同市場で挙行された。東日本大震災で被災した施設の新設復旧で、女川漁港に東、中央、西の各荷捌場と管理棟が4月までに完成。水産の町・女川の拠点となる魚市場の完全復旧でしかも高度衛生管理型となり、水揚げ増加、復興の弾みにと期待が膨らんだ。
日本昆布協会は5日、任期満了に伴う役員改選を行い、新会長に大西智明副会長((株)西兵庫社長)を選任した。新専務には山口英孝副会長((株)山口眞商店社長)を選び、今回から非常勤体制に。副会長には前島克彦(前島食品(株)社長)、吹田勝良((株)吹田商店社長)両理事を選んだ。任期は2年間。
【京都】日本昆布協会は5日、京都センチュリーホテルで平成29年度通常総会と6月例会を開き、夏に実施する産地見学・交流会や本年度輸入コンブについて報告した。
冒頭、田村満則会長が「日本昆布協会の立ち位置は、消費者に近く、消費地で根付いた活動をしていくこと。今後も協会が存続・繁栄していくために、こうした活動を続けていくことが重要。消費者にうま味の文化を伝えていくことがわれわれの使命」と述べた。
2年ぶりに実施する「第3回産地見学・交流会」は7月31日~8月5日の日程。6月1日現在22人が参加申し込み。稚内を皮切りに羅臼、歯舞、釧路管内、えりも、南かやべと主産地を回る計画。水揚げや乾燥作業、製品作りを見学し意見交換、見識を深める。
えりも漁協のツブかご漁は毛ツブが高騰している。6月現在、キロ160円と5年ほど前の倍値。イカ、秋サケなど主要魚種全般の減産で工場稼働の代替原料として引き合いが強まっている。一方、マツブは水揚げが順調だが、単価安で金額は前年同期を下回っている。
毛ツブは4月~5月末現在で数量が前年並みの300トン、金額は同33%増の5700万円、キロ平均単価は同33%高の190円。キロ単価は昨年100円の大台に乗り、今年はさらに上昇している。
同漁協は「5、6年前はキロ60円ほどだったが、独特の臭みなどを消す加工技術の確立でつくだ煮など加工品の幅が広がっている」と説明。加えて「今年は原料不足で引き合いが強まり、価格上昇に拍車が掛かった」とみる。