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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2021.10.18

札幌ヤマグチ、カニ加工事業を内製化

自社製品の製造を担う北海道工場


 カニを主力に取り扱う札幌市の水産専門商社・株式会社札幌ヤマグチ(山口良美社長)は、小樽市銭函5丁目に北海道工場を新設した。最新の冷凍技術「3D冷凍」のフリーザーなど冷凍・加工機器・設備を備え、自社の製造体制を確立。製品の高品質化と併せて多様化する需要先のニーズにより迅速、きめ細かく対応、安定供給に取り組んでいく。18日に稼働を開始する。


掲載日:2021.10.18

昆布森青年部のトロロ養殖は成長悪く生産わずか


 昆布森漁協青年部(能登崇部長)が試験的に取り組むトロロコンブ養殖は今季、繁茂量が極めて少ない厳しい結果となった。採苗用に残していた葉体も赤潮の影響で枯死、来季の養殖を断念せざるを得ない状況となり、事業継続の苦境に直面している。


掲載日:2021.10.18

南かやべ定置スルメイカ乗網

浜値も高く推移しているスルメイカ(10月15日、木直漁港)


 南かやべ漁協の定置は、下側漁場中心にスルメイカが乗網している。浜値もキロ600円台と高く、木直地区で操業する尾上美彦理事(有限会社ヤマダイ尾上漁業部)は「この後も続いてくれれば」と漁持続に期待を寄せる。


掲載日:2021.10.18

前期秋サケ来遊、予測比3割増


 北海道の秋サケは昨年を若干上回る水揚げで推移している。前期の来遊実績は前年比13.7%増の1100万3352尾となり、漁期前予測比で28.4%増。道総研さけます・内水面水産試験場では年齢査定の解析途中だが、2016年級の5年魚の回帰が予測を大幅に上回ったのが要因。ただ、地域格差が大きく、えりも以西、日本海の両海区は予測を大幅に下回った。近年の来遊傾向は前期偏重で中期以降に失速。今季も同様の漁況が懸念される。


掲載日:2021.10.18

いぶり噴火湾加工貝、伊達の「早出し」高値キロ200円台前半

水揚げした加工貝の計量作業(10月13日、伊達支所)


 いぶり噴火湾漁協の加工貝(2年貝)は、伊達支所の「早出し」が12日にスタートした。初日は2軒で5トン半の水揚げ。高値は前年比9円高のキロ248円と堅調な滑り出し。2日目は5軒で10トンに増え248~190円、3日目は5軒11トン、235~170円で推移している。


掲載日:2021.10.11

胆振スケソ刺網は滑り出し低調

水揚げされたスケソと網外し作業(10月6日、登別漁港)


 道南太平洋のスケソ刺網が1日に解禁した。胆振管内の主産地・いぶり中央漁協では台風の影響などを受け6日に初水揚げ。数量は16.5トンと振るわず、厳しい漁模様での滑り出しとなった。登別・虎杖浜地区の着業者は「沖合で泥が湧き、網が泥だらけ。スケソが網の上を通過するようだ」と嘆く。ただ魚探の反応は悪くなく、今後の海況好転に望みを託す。一方、初日の浜値はキロ99.5~79.5円と高値を付けた。


掲載日:2021.10.11

いぶり噴火湾漁協加工貝、21年度当初計画1万トン

昨年の加工貝出荷(伊達支所)


 いぶり噴火湾漁協の2021年度加工貝(2年貝)水揚げ計画は、現時点で約1万トンを想定している。今後の聞き取り調査で最終的な計画量を固める予定だが、少なくとも20年度実績の1.5倍には増えるもよう。一方、毎年10月から水揚げする伊達地区の「早出し」は今週から数軒が開始する。


掲載日:2021.10.11

岩内町の陸上養殖アワビ、地元キャンプ場での販売好評

岩内海洋深層水を循環させた水槽で育てる陸上養殖アワビ


 岩内町の町議会議員有志6人が取り組むアワビ陸上養殖は、水揚げサイズに育ったものを主に地元のオートキャンプ場で販売、好評を博している。メンバーの一人、岩内郡漁協の金澤志津夫さんは「徐々にではあるが、目標である『アワビで町おこし』に近づいてきた」と実感する。夏場の高水温によるへい死対策では新たに冷水機を導入、来年から稼働させ生残率の向上を目指す。


掲載日:2021.10.11

鵡川シシャモ初日水揚げ59キロ、浜値5000円

シシャモの荷揚げ。良型が目立った(10月5日、鵡川漁港)


 鵡川漁協のシシャモ漁が5日に始まった。初水揚げは58.9キロ。過去最低の漁獲量だった昨年の初日の約12キロを上回った一方、今年も依然として低調な出足を余儀なくされた。価格はキロ5051円で昨年を約500円上回り、高値でのスタート。着業者からは初日の漁模様に対し「台風によるシケ明けに加え、前浜の資源量が少ないことが不漁の原因」と推測する見方が出ている。


掲載日:2021.10.11

上磯郡漁協、来秋に釜石地区でニジマス養殖試験着手


 上磯郡漁協(西山武雄組合長)は2022年10月から木古内漁港釜石地区内でニジマス(トラウトサーモン)の養殖試験事業を始める。木古内町、函館市の三印三浦水産株式会社が協力。3者は1日、町役場で連携協力協定を締結した。


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