低来遊、小型化と資源動向に不安が増す秋サケ
北海道の秋サケは2年連続で5~6万トン規模の凶漁となる様相を呈している。今季は浜値も下落し、定置業者を直撃。加工業者も原料確保と価格形成に苦戦を強いられている。消流は価格が空前の高値となった昨年に比べ下方修正で旬の生鮮消費は伸長している一方、売り場を輸入物に奪われたいくらや親の通年商材は高コストの昨年産在庫も足かせとなり、不透明。売り場回復に向け、手探りの商戦が続いている。