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新聞記事

世界の魚を見る ノルウェー・フランス編(下)

2010年11月01日

【ベルゲン(ノルウェー)=内田英隆東京支社長】「近年、漁業資源は安定し、今ほどベストの時はない。漁業者の収入も国の補助金がないのにとてもよい」。ノルウェー漁業・沿岸問題省のスベリー・ジョハンセン漁船漁業担当官は自国漁業をこう評価する。
 乗務員の年間収入は一人当たり平均50万NOK(650万円)で、工場従業員を二割ほど上回る。巻網などの大型船になると一隻平均4千万NOK(5億2千万円)に上り、年収1千万円を超える乗務員はざらにいるという。漁業が北海油田で沸く石油産業に次ぐ基幹産業であり、誰もがうらやむ人気業種になっている。70年代半ば、極度の資源悪化で悲鳴を上げていたということが嘘のような活況ぶりなのだ。まずは実態を確かめようと9月初め、ベルゲン港に入港中の大型巻網船「ハーブドーロン号」(11100トン)を訪問した。

 

※記事の詳細は週刊水産新聞紙面をご覧ください。

(2010年11月01日付)

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