久慈湾内のいけすにギンザケの稚魚を投入する定置網漁業者ら(11月12日)
岩手県の久慈市漁協(川戸道達三組合長)は、久慈湾で取り組むサーモン養殖が事業化3季目を迎えた。昨季はいけす6基でギンザケ「久慈育ち琥珀サーモン」を生産したが、2基増設した今季はトラウトサーモン(ニジマス)の養殖にも挑戦。天然資源が激減する中、安定的な収益の確保につなげる。来年8月ごろまでに2魚種で計900トンの水揚げを目指す。