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新聞記事

水産業向け一覧

掲載日:2024.04.15

努力実る生業 やりがいに

産直EC向けの商品。殻むき専用ナイフと軍手が付属する


 人口減少と高齢化が進む宮城県石巻市雄勝町で、若い漁業者が奮闘している。大阪市から移り住んだ三浦大輝さん。カキ生産者として独り立ちして4年目になる。大阪弁が抜け、日焼けした顔はすっかり三陸の海の男の風情。浜の暮らしに体も慣れ、「やればやるだけ結果がついてくる」と意欲的だ。産直EC(電子商取引)事業を強化。1年で最も身入りが良いという春ガキをPRする。


掲載日:2024.04.15

ブランド「雪割桜」始動-枝幸町の瀧源商店-


 枝幸町の有限会社瀧源商店(滝浩司社長、電話0163・62・1619)は3月15日に開幕した今年の毛ガニ漁から前浜産のオリジナルブランド「雪割桜」=写真=の販売を開始した。重量や色目、加工処理方法など5項目の独自規格を設定し、高品質の毛ガニを厳選している。ブランド名の由来は「流氷明けの毛ガニ漁の始まりとともに活気づいていく町の姿は子どもの頃から家業の手伝いをしていた思い出の光景」とし「そんな町のイメージと実際に雪のあるところから咲く『雪割桜』の花が重なった」とする。


掲載日:2024.04.15

久慈市漁協養殖ギンザケ今季初水揚げ、2割高

初水揚げされた久慈育ち琥珀サーモン


 岩手県の久慈市漁協(川戸道達三組合長)は11日、久慈湾で養殖したギンザケ「久慈育ち琥珀サーモン」1.6トンを今季初水揚げした。需要の高まりや飼料など生産コストの上昇を受け、昨季より2割ほど高いキロ900円台で取引された。7月下旬までに660トンの水揚げを計画する。


掲載日:2024.04.15

留萌管内エビかご3月解禁、序盤は苦戦

好値で推移するナンバンエビ


 12月~2月の禁漁(小型船)が明け、3月に始まった留萌管内のエビかごは、薄漁の影響から主体のナンバンエビが好値で推移、ボタンエビは高騰している。増毛漁協のナンバンは大がキロ5千円前後、中で3千円台中盤。ボタンは高値2万5千円前後。同漁協では「数量が少ない上に首都圏などの引き合いが強い」とみている。


掲載日:2024.04.15

3月末で2割増額-利尻漁協タコいさり-

高値推移しているタコ(4月3日、鴛泊本所)


 利尻漁協のタコいさりは3月末現在で金額が前年同期比21%増の7419万円。浜値が高く推移し、キロ平均単価が13%高の785円に上昇しているほか、数量も7%増の94トンと伸ばし金額を押し上げている。


掲載日:2024.04.15

散布コンブ漁場、3月末に流氷着岸

びっしりと接岸した流氷(散布沿岸、漁業者提供)


 散布漁協のコンブ漁場に3月末、流氷が接岸した。大シケによって氷塊がもまれコンブへの影響が懸念されるため、同漁協では近く漁場調査を行い状況を把握したい考え。一方、切れた寄りコンブが少ない状況から、もともとの着生状況が薄かったとの見方もある。


掲載日:2024.04.15

5月「北海道二海サーモン」合同会社設立

いけすでの給餌作業(4月9日、熊石漁港)


 ひやま漁協熊石支所サーモン養殖部会が熊石漁港で養殖に取り組む「北海道二海サーモン」は、八雲町との試験養殖の枠組みが今年の水揚げで終了し、5月にはひやま漁協熊石支所サーモン養殖部会の髙橋聖治部会長、佐藤茂樹さん、平井徳之さんの3人が「合同会社二海サーモン」を立ち上げ、養殖いけすを新設し出荷体制を再構築するなど本格事業に移行する。


掲載日:2024.04.15

北海道産マガレイ荷動き活発化-東京都・豊洲市場-

拡販に向けて動き出したマガレイ


 東京都・豊洲市場の北海道産マガレイ消流は相場が例年並みに落ち着いて荷動きが活発化している。荷受担当者は「特売を組む量販店が出てくる条件がそろった」と集荷に注力。仲卸業者は「序盤は卸値が高くて買えなかったが、最近の仕入れは安定し、顧客からの引き合いも出てきた」と商機を捉えている。


掲載日:2024.04.08

利尻島ニシン好調、浜に活気

ニシンの網外し(4月3日、鬼脇漁港)


 利尻漁協鬼脇地区にニシンが回遊し好漁に恵まれている。3日は多い着業者で約4トンに達し、操業した3軒合計で同8トンを水揚げ。4日は実質2軒で10.7トンとさらに日量が増えた。3日以降、鬼脇漁港付近などの沿岸で「群来(くき)」も確認され、浜は活気に包まれている。


掲載日:2024.04.08

石巻魚市場にトラウト2年ぶり入荷

石巻魚市場に2年ぶりに入荷し、選別される養殖トラウトサーモン


 宮城県の石巻魚市場に1日、県産のトラウトサーモン(ニジマス)が2年ぶりに入荷した。ギンザケ生産者の阿部郁也さん(有限会社グルメイト=本社・石巻市湊西=専務)が試験的に養殖した3トン。記録的な高水温が続く中、ギンザケより成長が早く、養殖期間を短縮できるトラウトへの関心は今後、買受人の間でも高まることが予想される。今季の入荷量は4月末までに計30トンを計画する。


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