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新聞記事

特集一覧

掲載日:2024.06.10

鯨肉端材でせんべい

鯨肉の粉末をまぶした薄焼きせんべい


 宮城県石巻市、石巻専修大、株式会社木の屋石巻水産(同市)、酒田米菓株式会社(山形県酒田市)、食品卸の株式会社かね久(仙台市若林区)の5者は「オランダせんべい 鯨大和煮風味」を共同開発し、7日に発売した。鯨肉の加工時に出る端材を有効活用。60年以上にわたり愛され続けている木の屋伝統の味を基に、なじみの薄い子どもでも食べやすい菓子に仕上げた。産学官連携で鯨食文化の継承と地域活性化、持続可能な開発目標(SDGs)の達成につなげる。


掲載日:2024.06.10

生産性向上へ機械化

金属探知機の機能アップで検品を高度化


 函館市の生珍味メーカー・株式会社誉食品(熊谷輝彦社長、電話0138・86・9291)は、装置の導入・更新で製品の包装から計量・検品の工程を自動化したラインを構築した。労働力確保が困難化する情勢を踏まえ、省人・省力、生産性向上への機械化を推進。加えて異物混入を防ぐチェック機能の高度化で、安全・安心、高品質の製品供給体制を強化した。


掲載日:2024.06.10

資源回復向け提言


 持続可能な海を目指した啓発活動を行うトップシェフで組織する一般社団法人Chefs for the Blueは5月27日に、水産庁の森健長官へ提言書を手渡した。総体的に水産資源が減少している現状から、料理界からの視点で資源回復に向けた5つの提言を行った。また、対談後の記者会見では各ジャンルの料理人らが食文化存続の危機について話した。提言のポイントは◇資源調査・評価と管理のための人員体制強化と予算拡充◇地域経済・食文化にとって重要な沿岸魚種の資源調査・評価と管理の高度化に取り組むこと◇カツオは中西部太平洋まぐろ類委員会における資源保全の国際合意を急ぐこと◇補助金に依存せずとも採算のとれる「魅力ある産業構造の構築に向けた漁業のビジョン」を描くこと◇トレーサビリティーの推進、資源状況・生産状況に関する情報の発信体制強化。


掲載日:2024.06.03

30万円を寄付


 ㈱水産新聞社(札幌市、永原巻鋭社長)は5月24日、「お魚殖やす植樹運動」を支援する「ほっかいどうお魚殖やす森林づくり」事業の募金窓口の公益社団法人北海道森と緑の会(山谷吉宏理事長)に30万円を寄付しました。
 「100年かけて100年前の自然の浜を」を合言葉に漁協女性部を中心に全道各地で取り組む「お魚殖やす植樹運動」などを応援しようと、発行する本紙『週刊水産新聞』で2001年3月に「100年キャンペーン 森を守り海を豊かに」を開始。水産・林業関連各企業・団体からの協賛広告を得て掲載しています。寄付はその広告掲載料の一部で今回4回目。


掲載日:2024.06.03

内需拡大、継続鍵に-全国ホタテ取引懇談会-


 ホタテの新物商戦を展望する道水産物荷主協会(根田俊昭会長)主催の第30回全国ホタテ大手荷受・荷主取引懇談会が5月28日、京王プラザホテル札幌で開催された。昨年の2倍近い供給量が見込まれる冷凍ボイルの安定的な消化や、国内消費が鍵を握る玉冷の冷静な価格形成に期待する意見が示された。中国の禁輸以降、輸出促進と内需拡大の維持継続が今年の焦点となる。


掲載日:2024.06.03

FOOMA JAPAN 2024 4~7日 東京ビッグサイト


 食品機械・技術の展示商談会「FOOMA JAPAN 2024」(日本食品機械工業会主催)が4~7日、東京ビッグサイト東棟全館で開催される。47回目の今回の出展社数は過去最多の982社。“突破口”を意味する“Breakthrough FOOMA”をテーマに、出展企業が生み出すさまざまな解決策は食品製造業の理想に気付けるものであり、業界の未来を創造していく。オープンイノベーションの機会創出や優れた研究開発の成果を顕彰するアワードなど多彩な企画で盛り上げる。食品工場の省人化や生産効率化、衛生管理など食シーンの多様性に応える最先端の製品・技術・サービスが集結。アジア最大級の食品製造総合展とした活気あふれる4日間になるものと期待が高まる。


掲載日:2024.06.03

メンメ延長で水揚げ確保

タグを添え活じめ出荷したサメガレイ(5月24日、羅臼漁協市場)


 第三十一豊佑丸は今年もブドウエビの休漁に伴い、例年6月で切り上げるメンメ(キチジ)刺網を延長して水揚げを確保する計画。他の刺網船同様に活じめ出荷にも取り組んでおり、藤本繁樹船頭は「値段に反映している」と実感。「今後も継続していきたい」と力を込める。同漁協では一部の刺網船がホッケやサメガレイ、メンメ、メヌキなど各魚種の活じめ出荷に注力している。もともとサメガレイの活じめを手掛けていたものの「陸の手が足りずしばらく休止していた」(藤本船頭)という第三十一豊佑丸も「一昨年くらいから再開」。付加価値対策として取り組む。


掲載日:2024.06.03

宗谷漁協ミズダコ出足5割増


 宗谷漁協のミズダコが前年比5割増と順調なスタートを切った。船間格差はあるものの、いさり樽流し漁を主体に多い船は日量400キロ以上の水揚げ。浜値は昨年のキロ千円台を下回るが、中サイズ中心に850円程度と好値を付けている。


掲載日:2024.06.03

小樽市漁協バフン減産、浜値6割高

ウニの加工作業(5月27日、塩谷地区)


 小樽市漁協のウニ漁は5月15日に解禁し、赤(エゾバフンウニ)の出荷数量が昨年を大幅に下回り、前年同期比60%高の価格を形成。平均単価は薄折、パックとも強含みで推移している。


掲載日:2024.06.03

道産ニシン5月下旬も脂乗り良好-東京都・豊洲市場-

鵡川の荷主から仕入れたニシン


 東京都・豊洲市場の北海道産ニシン消流は5月下旬も脂が乗った商材が入荷している。仲卸業者は「この時期としては珍しく身質がとても高い」と驚く。また、例年脂肪が多いのは夏のオホーツク海産が定番だが、現況は苫小牧・鵡川産が中心。リピート購入する飲食店が出ている。


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