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新聞記事

特集一覧

掲載日:2022.01.01

道産品拡販、専門店に勢い-北海道フードフロンティア-

東京駅地下にある八重洲店、どの時間帯も高い集客を誇る


 「北海道フーディスト」や「北海道うまいもの館」といった北海道の食品専門店を、首都圏中心に全国展開している北海道フードフロンティア株式会社(東京都、生熊康延社長)。コロナ禍ではテナント先の商業施設の休業・時短により、操業面で苦労を強いられた。その一方で、旅行の自粛もあり、道産品の販路拡大、全国展開を担う役割に、より期待が寄せられてきた。昨年からは生鮮品にも力を入れるなど魅力ある店作りに励んでいる。


掲載日:2022.01.01

自販機×骨なし魚で消費拡大へ

自動販売機で7~10種類を販売。季節に応じて品ぞろえも変更


 非対面で24時間いつでも手軽に購入できる自動販売機。魚の消費や調理離れが叫ばれる若年層への訴求も兼ねて、その自動販売機で水産品の拡販に乗り出したのが、札幌市の水産加工卸・有限会社千葉水産(千葉信幸社長、電話011・784・2453)。商品は骨を取り除いた切り身「骨のない魚」。購入後すぐに料理に使え、手軽さは“2倍”。昨年8月の販売開始以来、予想以上の売れ行きを見せ、魚食拡大の新たな販売方法として手応えを得ている。


掲載日:2022.01.01

漁業者と歩み販促支援-高砂熱学工業-

「たかさごマルシェ」に参加し、地域住民にイセエビをPRする国頭漁協関係者


 高砂熱学工業株式会社(東京都、小島和人社長)は漁業者との関係を強化している。同社が手掛ける過冷却完全制御方式の海水シャーベットアイス製造装置「SIS-HF」を導入した漁協などに対して技術面はもちろん、それで得られた水産品の販促面でも精力的なサポートに乗り出している。


掲載日:2022.01.01

新星マリン漁協の佐賀友三指導漁業士、市と連携、ユーチューブで魚食普及に力

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 水産物の関心を高めようと、ユーチューブで漁模様などを配信する漁業者が増えている。新星マリン漁協の指導漁業士・佐賀友三さんもその一人。留萌市などと連携しながら情報発信に力を入れている。昨年12月には、講師を務めカジカ調理を教えた市主催の食育体験教室も動画配信。安価魚の付加価値向上、魚食普及を目指し、各団体が協力し合っている。


掲載日:2022.01.01

漁師ファンの応援購入でコロナ禍の減収を抑える


 特定の漁業者を応援する消費者の存在がコロナ禍で輝いた。漁業に関する記事の寄稿や講習などを手掛ける「さかなプロダクション」の代表でおさかなコーディネータのながさき一生(いっき)氏は「ファン(固定客)が付いている漁師はECサイトなどを介して減収を抑えることができた」と強調する。


掲載日:2022.01.01

消費地企業と環境耐性持つ育種を共同研究

育成している育種株


 北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの四ツ倉典滋准教授は、昆布加工大手のフジッコ株式会社(神戸市)と連携、共同施設で育種の研究を進めている。道内を中心に100産地以上の培養株を保存、交配・交雑を行い、高水温や貧栄養といった環境耐性に優れる株を選抜していくなど長期的な視点で技術開発に注力している。


掲載日:2022.01.01

冷食のカラミノフーズ、海鮮の強化へ協力先求める


 東京都の冷凍食品メーカー・株式会社カラミノフーズ(佐藤淳一社長、電話03・6302・0105)は、自社でレシピ開発した世界の料理を全国の製造業者に製造委託し、商品化するノンファクトリーメーカー。主に生協などの宅配・通販向けに販売し、近年の冷食需要増大で業績が急伸長している。ただ、9割以上が肉料理で、魚料理の充実に向け、原料供給、委託製造業者を探している。


掲載日:2022.01.01

「日本ほたて貝輸出振興協会」を設立し海外の新規市場開拓


 新型コロナウイルス禍で2020年に減速したホタテの海外輸出は、昨年の世界的な経済活動の再開と他国の生産減を背景に、玉冷アソートの大型組成も相まって大幅な回復を見せた。水産庁は海外のさらなる販路拡大を進めようと、ホタテに関わる関係団体で組織する「日本ほたて貝輸出振興協会」を設立。新規市場の開拓などに力を入れる構えだ。


掲載日:2022.01.01

緑黄色海藻、新たな利用概念を提案

食物繊維やミネラルが豊富なコンブ


 北海道にはコンブなど有用な海藻資源が豊富に存在し、含有する色素成分の違いによって褐藻、緑藻、紅藻に分類される。道立工業技術センターの木下康宣研究主査は、それぞれが有する特徴的な成分組成に着目、栄養バランスを意識して摂取する「緑黄色海藻」という新たな利用概念を次のように提案する。


掲載日:2021.12.13

北海道の秋サケ魚価高、400億円台確保も


 北海道の秋サケは約4万8千トンと、3年連続の5万トン割れとなった。親、卵ともヒネ在庫の払底下、凶漁と競合する輸入鮭鱒の高値相場などで全道のキロ平均単価(11月末現在)は前年比2割高の788円に上昇し、水揚金額は3年ぶりに400億円を超えた。ただ、えりも以西を中心に特に太平洋側の来遊低迷が続き、浜間格差が一層深刻化。一方、消流は三陸の不振も相まって国産の品不足感が強まっているものの、価格上昇による消費鈍化や輸入鮭鱒の動向次第で停滞も懸念される。


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