南かやべ漁協尾札部地区青年部(佐藤正紀部長)は、昨年から札幌駅前地下歩行空間で、尾札部産昆布の宣伝・販促活動を展開し、需要喚起と知名度向上に力を入れている。
同地区は白口浜に位置し、献上昆布としても知られる高級銘柄を生産する。ただ、2年前の関西消費地視察で需要低迷を肌で感じた。佐藤部長は「昆布離れが進んでいることに加え、尾札部産の知名度も低かった」と危機感を抱き、「このままではいけない」と漁業者が先頭に立ちPRすることを決意した。
鹿部漁協の促成は夏場に水揚げが終了、着業漁家では製品作りが進んでいる。飯田英和コンブ養殖部会長は「例年に比べ実入りがいまひとつ」と話す。
約20軒が着業。水揚げは7月1日にスタート。シケによる大きな芽落ち被害もなく、多くの漁家が盆前に終了したという。
昆布消費量全国トップクラスの富山。北前船の寄港地として昆布文化が花開き、今もなお身近な食材として親しまれている。中でも、昆布じめは江戸時代中期からの長い歴史があり、郷土料理の代表格。「サス(カジキ)」が定番で、どのスーパーにも常に陳列、酒の肴やおかずとして日常的に食されている。昆布じめ刺身の草分けで、専門メーカーの株式会社かねみつ(富山県魚津市、金三津貢社長)を取材した。
大阪府八尾市の有限会社浪花昆布茶本舗(大山喜隆社長)は、白口浜真昆布を原料にした昆布茶専門メーカー。人気の「昆布茶きざみ昆布入り」や「梅こぶ茶しそ葉入り」のほか、湯を注ぐと昆布を形抜きした「寿」の文字が浮かび上がる「寿茶」などアイデア商品も展開する。製造工場では衛生・品質管理を徹底。キッチンスペースを設置し、簡単レシピや新商品開発にも取り組んでいる。
加工販売など約30社でつくる「をぐら昆布系友会」(会長・山本博史株式会社小倉屋山本社長)は2日、大阪市立住吉区民センターでことし最後の「だしの取り方教室」を開いた。主婦ら参加13人に、一番だしの取り方や銘柄別の特長を教えたほか、だしがらの活用法も紹介、昆布の魅力を伝えた。
コンブは北海道が誇る水産物の一つで、ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」を支える重要食材だ。ただ、道内生産は減少傾向で、平成19年以降2万トンを割り、昨年は過去最低の1万4000トン台まで落ち込んだ。加えて、だし系を中心に消費も鈍い。本特集では安定生産や消費拡大に向けた産・消費地各団体の主な取り組みを紹介する。
日本昆布協会(田村満則会長)は10月28日、大阪市内のホテルで例会を開き、8月上旬に実施した産地見学・交流会や本年度上半期消流宣伝事業について報告した。
名古屋市の大須商店街万松寺通りにある合資会社志那河屋(品川常吉社長)は、大正半ば創業の名古屋では数少ない昆布専門店。白口浜天然真昆布を原料に時間をかけて煮る自家製つくだ煮と、昭和初期から製造する酢昆布「鯱こんぶ」が看板商品だ。
函館市漁協の天然採取が終漁した。マコンブは繁茂上々で、主力の根崎、石崎両地区ともに低調だった昨年を大幅に上回る見通し。ガゴメは石崎が「昨年並みか若干上回る見込み」だが、根崎は昨年に比べマコンブ狙いの着業者が多かったため、減産見通しだ。
三重県伊勢市にある㈱酒徳昆布(里村悟社長)は、平成24年に創業100年を迎えた昆布専門店。シンプルな味で、素材の良さを最大限に引き出す伊勢の「生なり文化」にこだわり商い。道南産真昆布が原料のおぼろは、創業以来注ぎ足しの酢で漬け前し、業界では珍しい若手職人が削るこだわりの逸品だ。
明治45年の創業以来昆布一筋に商い。おぼろやとろろから始まり、当初は卸主体だったが30年ほど前に小売中心に。おぼろ以外にもだしや昆布巻など各種昆布製品を販売するほか、伊勢神宮にも奉納。内宮前の「おかげ横町」ではおぼろ削りを実演販売する。