電子版 電子版サンプル

新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2019.11.04

岩手アワビ高騰 13万6646円


 6日に漁解禁となる岩手県産アワビの第1期分入札が10月24、25日、盛岡市の県水産会館で開催された。150トン上場、10キロ当たり13万6646円平均で落札、昨年同期を23%上回った。高騰スタートは、近年の水揚げの減少と今シーズンも好転が見込みにくいため。買受人の確保意欲が高まる干鮑(かんぽう=干しアワビ)が引き続き価格をリードした。


掲載日:2019.11.04

留萌管内の三陸向けホタテ半成貝 生存率・成育良好

半成貝の出荷作業


 留萌管内で三陸向けの半成貝出荷が今週から順次始まる。成育は全地区で順調に進み、ここ数年多かったへい死は皆無に近い状況。着業者は「ようやく平年並みの状態に戻った」と安どの表情を浮かべる。早ければきょう4日から出荷開始の見込み。


掲載日:2019.11.04

東信水産のレトルトPB 「小川原湖産大和しじみ」

「小川原湖産大和しじみ」パッケージ


 首都圏を中心に生鮮魚介専門店を展開する東信水産株式会社(織茂信尋社長)は、PB商品としてレトルト食品「小川原湖産大和しじみ」を開発し、1日から全29店舗で販売を始めた。時短需要を捉えながらも、産地と原料を厳選し高品質を追求した商品に仕上げた。


掲載日:2019.10.28

ホタテ玉冷、内販推定1万3000トン


 オホーツクや陸奥湾のホタテの水揚げが伸びている今年は、玉冷、ベビーの生産量が大幅に増加した。玉冷生産量は2万1000トンと試算され内販消化で1万3000トンの目標。小型主体に回転ずし店や業務筋で順調に消費されているが、相場は昨年とほぼ同様のため量販店では値ごろ感のあるベビーが席巻。国内消費に期待がかかる今シーズン。今後は大型の玉冷消化やアジア圏の輸出動向が注目される。


掲載日:2019.10.28

台風19号 岩手・宮城、水産被害16億円超に


 12日から13日未明にかけて台風19号が直撃した岩手県と宮城県で、水産業関連の被害額が計16億円以上に上ることが23日、両県のまとめで分かった。被害の詳細はまだ完全には把握できておらず、今後、さらに拡大する可能性がある。


掲載日:2019.10.28

陸奥湾ホタテ最終見込み9万1800トン


 陸奥湾の2019年度最終実績は、昨年度より1万3500トン多い9万1800トンが見込まれている。過去の9万トン超えは5回のみ、ここ10年では3番目の水揚げ記録となりそうだ。年明けの成貝出荷は来年3月までに4000トン余りの水揚げを予定している。


掲載日:2019.10.21

岩手秋サケ低迷、久慈8割減


 岩手県の秋サケ漁が厳しい出足のまま、10日までの漁獲尾数は昨年同期の23%となった。序盤の水揚げがまとまる久慈市場は同21%で、要因として高い海水温のほか、3年前の近隣ふ化場の台風被害に伴う放流尾数減少の影響も指摘されている。台風19号の通過で水温が下がり、ようやく水揚げが上向く兆しが見えてきた。今後の盛漁期に向け関係者は巻き返しを願う。


掲載日:2019.10.21

三沢昼イカ不漁も昨季比4割増

千箱を超えた16日の昼イカ水揚げ


 青森県太平洋のイカ釣りは今季も不漁が続く。専用の荷捌施設を整え「昼イカ」を全国に送る三沢市場では、継続的な水揚げとなり昨シーズンを4割近く上回るものの、10月は漁のある船で40~50箱、多い日で千箱強。1箱5500~3千円ほどと高値だが、船は厳しい操業が続く。


掲載日:2019.10.14

青森のハケタ水産 総菜3種新開発

(左から)「帆立貝柱 水煮ほぐし」「たっぷり帆立 ラー油味」「帆立inチーズ」


 株式会社ハケタ水産(青森県平内町、八桁由悦社長)は、陸奥湾産ホタテを使った加工品3種を完成させた。10月から青森、岩手県内の一部量販店で販売を始めた。もともとの主力である蒸しホタテにスラリーアイスを活用し、よりうま味を引き出すことに成功。ラー油やチーズといった濃厚な味付けながらも、ホタテのうま味をしっかりと残した商品に仕立てた。これまでにない陸奥湾産ホタテの本格的な総菜品として全国に向け販路を開拓する。


掲載日:2019.10.14

宮城中部 19人ワカメ着業 不振の春漁補う一手に

葉のボイル塩蔵、めかぶとも高値となった表浜地区の今春のワカメ


 宮城県中部のワカメ養殖で今季、少なくとも19人の漁業者が新規着業する見通しだ。11月上旬から活発化する種苗糸の幹縄への挟み込みに向け、養殖資材の準備や種苗の手配が進む。コウナゴなどの春漁の不振や、後継者のカキ終漁後の営漁安定のため、3、4月に確実な水揚げが見込め、高値が続くワカメとめかぶの魅力が増している。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る