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新聞記事

東北北陸一覧

掲載日:2019.12.02

宮城県乾のり 「最高の出来」


 宮城県産乾のり「みちのく寒流のり」の今季初入札会が11月27日、県漁協塩釜総合支所・乾のり集出荷所で開かれた。1147万枚が上場。落札平均価格は100枚当たり1636円となり前年を30%、375円上回った。台風の影響などで枚数は前年初回に比べ2割ほど少なかったが、品質では「過去最高」の声も。全国的な品薄感も手伝って高値で始まり、3年ぶりとなる4億枚超えに弾みがついた。出荷最盛期は来年2~3月。


掲載日:2019.12.02

東信水産 青森フェア盛況

小川原湖産シジミ(左)と中泊産メバル。「んめぇ青森」のロゴを付けて並べた


 首都圏を中心に生鮮魚介専門店を展開する東信水産株式会社は青森県との連携を強化している。その一環で11月20~26日の期間で、旬の県産魚介類を提供する限定企画を全29店舗で開催。24日には東京都杉並区の荻窪総本店に三村申吾青森県知事、濱舘豊光中泊町長、小川原湖漁協の濱田正隆組合長がPRに来店。マグロ解体ショーやシジミのつかみ取りも体感できるなど青森産品を見て、触れ、楽しめるようなイベントを繰り広げた。


掲載日:2019.11.25

あおもりの肴チーム 「魚愛」内外に発信


 青森県が立ち上げた「あおもりの肴(さかな)チーム」が、県産水産物のPR活動を活発化させている。青森で獲れる旬の魚介を使った解体ショーなどに加え、人気ユーチューバーと共同で作ったアイデア満載の動画配信もスタート。さまざまな手法で、県民の「魚愛」を内外に発信する。「人と人がつなぐ、あおもりの旨(うま)いを届けたい」―。その一心で活動する。


掲載日:2019.11.25

カキ需要期到来 ブランド力で勝負


 近年、ブランド力の強化を図り消費拡大を目指すカキ生産地。宮城県は水産養殖管理協議会(ASC)の国際認証取得を前面に安全・安心な生食用むきカキを訴求。北海道では本州への販路開拓に可能性を見いだし認知度を高めている。宮城・北海道の新たな展開方策や消流を展望する。


掲載日:2019.11.18

宮城産乾のり4億枚復活へ視界良好

昨季の乾のり初入札


 宮城県産乾のりの生産量が今季、4億枚に達しそうだ。昨季は今年1月の仙台港での重油流出事故の影響で3億枚を割り込んだ。生育状況が比較的安定している今季は色、つやともおおむね良好で例年並みの上場水準に回復する見込み。初入札は27日、全国のトップを切って行われる。


掲載日:2019.11.18

東北3県秋サケ不漁、7割減


 青森、岩手、宮城の東北3県の秋サケ漁が厳しい中で中盤入り。10月末時点で各県がまとめた累計漁獲量によると、3県の合計は1186トンで前年同期の3割弱。まとまった水揚げもほとんど見られない状況だ。地球温暖化に伴う海水温上昇の影響などが考えられる。
 青森県沿岸の漁獲量は前年同期比68%減の累計269トン。海域別でも太平洋側191トン(同70%減)、津軽海峡56トン(同58%減)、日本海側21トン(同60%減)と軒並み減少している。


掲載日:2019.11.18

広田湾遊漁船組合、海中熟成酒で最高賞


 岩手県陸前高田市の広田湾遊漁船組合(大和田晴男会長)は、第13回産業観光まちづくり大賞で最高賞の金賞を受賞した。2年前に始動した、広田湾の海中で酒を熟成させるプロジェクトの体験型観光が評価された。「地域を巻き込んだ取り組みを活発化させ、もっと人を呼び込みたい」と関係者は意気込みを新たにする。震災の風化が叫ばれる中、人々の交流を通じた地域経済の活性化を目指す。


掲載日:2019.11.11

岩手アワビ漁解禁 田野畑好調

水揚げされたアワビを選別する漁師ら(6日、田野畑・机漁港)


 岩手県で6日、アワビ漁が解禁された。同日は、宮古地区の田野畑村漁協が開口。前年の水揚量を上回る好スタートを切ったものの、台風被害が残る漁協も多い。資源保護のため、口開けの見送りを決めた浜もある。2017年度から極度の不漁が続いており、先行きは不透明だ。


掲載日:2019.11.11

農林水産祭 戸倉カキ部会に天皇杯


 宮城県漁協志津川支所戸倉出張所カキ部会(34経営体)が、本年度の農林水産祭の水産部門で最高賞の天皇杯に選ばれた。東日本大震災の被害から復旧したカキ養殖で環境配慮型の漁場作りを進め、高品質・安定出荷を実現。後継者育成にも力を入れてきた点などが評価された。「信じられないくらいうれしい。誇りを持って、より良いものを作っていきたい」と後藤清広部会長は喜ぶ。震災を乗り越えた先に見据えるのは「復活」ではなく、「飛躍」だ。


掲載日:2019.11.04

山形県 最新鋭の試験調査船「最上丸」竣工

竣工した山形県漁業試験調査船「最上丸」


 山形県の漁業試験調査船「最上丸」が竣工し、10月21日、船籍港となる酒田市の酒田港で式典が開催された。先代最上丸の老朽化に伴う新船建造となり、鋼製で198トンと大型化。底引網のほかイカ釣りや延縄など多種漁業を効率的に試験操業できるよう、漁業者の調査ニーズ反映に努めたほか、海底地形探査装置や計量魚群探知機、自走式水中テレビなど最新鋭の調査、観測機器を搭載した。新たな漁場や漁業資源の開発などによる水揚げの安定、増大に期待がかかる。


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