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新聞記事

北海道一覧

掲載日:2021.11.29

マツモト、函館に生産体制一本化

函館工場で主力のとろろ昆布商品を生産


 株式会社マツモト(大阪府堺市、松本紳吾社長)は函館工場に生産体制を集約した。同工場を増設し、堺市の本社工場で製造していたとろろ昆布商品も函館で生産する体制を整備。汐吹昆布やつくだ煮昆布などとともに、全昆布商品の製造を北海道内で実施する総合メーカーとして業容拡大を目指す。松本紳吾社長は「北海道産ブランドを前面に打ち出していく」と意気込む。


掲載日:2021.11.29

噴火湾加工貝へい死止まり成長期待


 いぶり噴火湾漁協の加工貝(2年貝)出荷は、10月にスタートした伊達に続き礼文、有珠も開始し、12月には虻田、豊浦も加わり全5地区がそろう。へい死は伊達で増えている一方、4地区は例年並みの状況。垂下した耳づりの量は昨季より増えた着業者が多いため、「へい死が止まっていれば水揚げは昨季より増えそう」という声が多く聞かれる。浜値はキロ200円台中盤と高値に推移しており、着業者は「数年続いた水揚げ不振を少しでも挽回したい」と意気込む。


掲載日:2021.11.22

サロマ湖カキ各地で身入り良好

湧別漁協の1年むき身袋詰め(11月9日、湧別漁協市場)


 サロマ湖でカキの水揚げが始まった。身入りは3単協(湧別、佐呂間、常呂漁協)とも良好で、1年むき身は湧別が日量1トン前後、常呂が500~600キロと順調にスタート。浜値はキロ千円と「なんとか4桁を維持している」(湧別漁協市場)状況だが、新型コロナウイルス禍に収束の兆しが見えており、関係者は需要期の消費拡大を期待している。


掲載日:2021.11.22

常呂のしんや「おやつ」感覚の新シリーズ展開

「華袋」シリーズのセット商品


 北見市常呂の株式会社しんや(新谷有規社長、電話0152・54・2181)は、他社メーカーとコラボした商品戦略で、「おやつ」感覚で手軽に食べられる新シリーズを打ち出した。「華袋」と銘打って食べ切り、スタイリッシュなパッケージデザインで訴求。従来の「おつまみ」とは異なる女性や子どもなど需要層の裾野拡大も狙っている。


掲載日:2021.11.22

笹谷商店11年連続首位


 株式会社帝国データバンク釧路支店が集計した釧路・根室管内の漁業・水産会社の2020年度売上高ランキングは、釧路市の株式会社マルサ笹谷商店が11年連続のトップとなった。上位100社の売上高合計は前年度比7.6%減の1813億7400万円と2年連続で減少し、2003年度の集計開始以来最少。秋サケ・サンマの記録的不漁や新型コロナウイルス感染拡大による外食需要の落ち込みなどで約6割の企業が前期比減収となった。


掲載日:2021.11.22

道、木古内でサクラマス養殖試験開始

いけすに400尾の稚魚を投入した


 北海道での魚類養殖事業化による生産増大の可能性を探るため、道水産林務部は15日、木古内町の木古内漁港・釜谷地区に設置したいけすにサクラマスの稚魚400尾を投入した。来年6月下旬ごろに水揚げ。今後は育成作業などの業務を委託した上磯郡漁協の組合員が給餌。道は今後、生残率などのデータを収集するほか、販売戦略を練り上げていく。


掲載日:2021.11.22

釧路マダラ水揚伸張8.4倍341トン


 釧路市漁協のマダラ刺網が好調だ。10月1日~11月10日の数量は前年同期比8.4倍の341トンと伸長。着業者は「近年にないほどの漁」と話す。キロ平均単価は42%安の170円に下げているが、金額は4.9倍の5798万円に伸ばしている。


掲載日:2021.11.15

釧路シシャモ良型主体も群れ薄く

浜値が高騰しているシシャモの荷揚げ(11月8日、白糠漁港)


 釧路管内(白糠漁協、釧路3単協)のシシャモは、低調だった昨年を大幅に下回る凶漁で推移している。昨年に比べ開始時期が早かったため、11月10日現在で操業日数は増えているものの、水揚げ数量は白糠35%減、3単協43%減と大苦戦。良型主体も群れは極めて薄く1隻当たりの日量は箱数にして1桁が大半。平均単価は高値だった昨年を大きく上回り、キロ5千円台(税込み)まで高騰しているが、着業者は「いくら高値でもこの漁では……」と肩を落とす。


掲載日:2021.11.15

日高管内水産振興議員連盟が意見書提出


 日高管内7町の町議13人が今年5月に設立した「日高管内水産振興議員連盟」(会長・田畑隆章新ひだか町議)は7日、新ひだか町の町総合町民センターはまなすで臨時総会を開き=写真、管内をはじめ太平洋沿岸で広範囲に発生している赤潮による被害など地球温暖化、海水温上昇に伴う水産漁業被害の解明と支援策を求める意見書を決議した。全道各議会で同様の意見書を採択し、首相ほか関係大臣、衆議院・参議院の両議長に提出するよう要望していく。


掲載日:2021.11.15

系統5団体、赤潮被害の救済を道に緊急要請


 道東の太平洋沿岸を中心に発生している赤潮による漁業被害を受け、道漁連など系統5団体は10日、道に対し、漁業被害状況の早急な把握と赤潮発生要因究明や被災した漁業者へのセーフティーネット構築などを盛り込んだ緊急要請を行った。


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