電子版 電子版サンプル

新聞記事

北海道一覧

掲載日:2022.05.23

日高春定置本マス良好

春定置の荷揚げ(5月17日、三石漁港)


 日高管内の春定置は連休明けから水揚げが本格化し、地区間で差はあるものの、総体では本マス(サクラマス)が昨年並みに順調だ。今季はマスノスケが小ぶり主体ながら例年になく乗網。トキサケも不振だった昨年に比べ良好な滑り出しを見せている。


掲載日:2022.05.23

噴火湾加工貝水揚げ最終盤


 噴火湾7単協(長万部・八雲町・落部・森・砂原・鹿部・いぶり噴火湾漁協)で水揚げした今季の加工貝は、終盤となった5月中旬時点で前年同期比18%増の5万5660トンとなった。砂原を除く6単協が増産し、長万部、落部の2単協は1万2千トン台と1万トンの大台を超えている。中国向け冷凍両貝需要が強く、浜値はキロ300円台後半まで上昇。高値は400円台を付ける場面も見られた。長万部は7月ごろまで続く見通し。


掲載日:2022.05.16

日本海、エビ不漁で海底調査


 後志管内や留萌管内といった北海道日本海沿岸のエビかご漁が序盤に壊滅的な漁模様に見舞われた事態を受け、道総研中央水産試験場が余市郡漁協のエビかご船団と連携し、4月中旬と下旬に海底調査を実施した。漁獲減の要因を巡って、日本海の漁業者らは冬場に回遊、大量死したイワシが海底に沈んだため、かごの餌に付かない状況を推察。調査では海底にイワシの死がいを撮影できず、因果関係を特定できなかったが、7月に行われる引網調査の結果などを踏まえ、不漁原因の究明を目指す。


掲載日:2022.05.16

新造船「第三白竜丸」速力アップなど作業性向上


 いぶり中央漁協虎杖浜地区の本間貞徳理事と庸高さん親子は、新造船「第三白竜丸」(9.7トン、FRP)=写真=を導入した。3月のかご漁を皮切りに稼働。速力アップに加え、オモテ部分に風よけの囲いを設置するなど作業性が向上した。かじを取る庸高さんは「使い勝手がいい。人並み以上に頑張っていきたい」と意気込みを語る。


掲載日:2022.05.16

「函館海鮮料理 海寿」問屋直営の鮮度売りに札幌初進出


 函館市で飲食店3店舗を展開する株式会社菊地商店(函館市、菊地寛社長)は16日、札幌市中央区南6西4の高瀬ビル1階に「函館海鮮料理 海寿(かいじゅ)札幌店」(電話011・252・7310)をオープン。北海道最大の繁華街・札幌市すすきのは初進出。白と赤を基調に洗練された空間の店内=写真上=で新鮮な海の幸を堪能できる。


掲載日:2022.05.16

昆布森漁協青年部、直売会初開催に手応え


 昆布森漁協青年部(成田大佐部長)は4月30日、釧路町の自動車販売整備業者「Rステーション」で直売会を実施した。定置などで当日朝に水揚げされた鮮度抜群の魚や養殖カキに加え、昆布や未利用魚の加工品も用意。完売魚種もあるなど好評で、今後の継続開催も視野に入れている。


掲載日:2022.05.16

福島吉岡漁協、やわらか昆布生産


 福島吉岡漁協のコンブ養殖業者13軒がつくる「やわらか昆布」の生産が終盤を迎えている。春の薄く軟らかい促成の間引きコンブを乾燥させたもの。今季は乾燥機に使う燃料価格が高く、湊勝廣福島地区昆布生産部会長は「なるべく天日で乾かすように対応している」と話す。
 煮物やおでん、炒め物などにお薦めのやわらか昆布。今季は3月中旬に生産を開始した。
 水揚げした間引きコンブを天日干しした後、乾燥機に入れて仕上げる。湊部会長によると天日干しでは風や日照などその日の天候状況によって乾燥時間を調整、日差しで色が変わらないよう留意する。乾燥機では温度を40~45度に設定し扇風機で風を循環、天日での乾き方に応じて2~3時間乾燥させる。その後規定の長さに裁断・選別。不純物なども取り除き良品出荷に注力する。
 湊部会長は「今季は株に付く本数が多く生産数量は多くなりそう」と見込むとともに「色目など品質的にも上々」と自信を持つ。


掲載日:2022.05.16

陸奥湾半成貝ようやく歩留まり上昇か

半成貝の出荷作業。5月に入り歩留まりは向上している(5月10日、東田沢漁港)


 青森県陸奥湾で半成貝の水揚げが最盛期に入った。成育状況は昨年に続きやや小ぶりで、歩留まりも低水準だが、5月には例年並みの数値に上昇しており今後の成長が期待される。県漁連によると4月1日~5月9日時点の累計水揚量は、前年同期比横ばいの1万5300トン。11日以降17日間で平内町漁協浦田、小湊地区が各千トン、同じく東田沢地区、外ケ浜漁協蟹田地区が800トンの水揚げを予定している。


掲載日:2022.05.02

稚内ギンナンソウ、雑海藻駆除し増殖へ


 稚内漁協ぎんなん草部会の佐々木達広部会長らが5月連休明けにも声問地区のギンナンソウ漁場で雑海藻駆除を実施する。近年生育が芳しくないギンナンソウの増殖に向けた初の挑戦。同漁協に加え、道総研稚内水産試験場や宗谷地区水産技術普及指導所の職員が作業に協力する。


掲載日:2022.05.02

期待高まる増養殖


 海水温の上昇をはじめ海洋環境の変化などで回遊型魚類の水揚げが減少する中、漁業資源の安定・増大に貢献する増養殖への期待が大きくなっている。国は輸出拡大と併せて養殖業の振興に向けた総合戦略を推進。後進地の北海道でも今年度から5カ年の「第8次栽培漁業基本計画」に従来の種苗生産・放流に藻類を含めた養殖業を包括・一体化。「養殖推進種」を新設し、サケマス・イワガキ・ナマコなどを位置付けた。技術・資材の開発動向などの一端を紹介する。


アーカイブ
カテゴリー
RSSフィード

このページのTOPへ戻る